ののはな通信 の商品レビュー
Posted by
新元号発表の前日~当日にかけて読んでいたので感慨深い。 ラストはちょっと、肩透かしというか、かっこつきすぎに思えた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ののとはなの手紙のやり取りでストーリーが続く。 かわいらしい装丁と中身のギャップがあります。もしかして、装丁のモデルははなが使っていたかわいい缶のイメージかな? うーん。最後は私の苦手な感じの終わり方で、少々消化不良でした。やり取りの時期的にも3.11を予想して読んでいたし、結局どうなったのか…。はなは無事だったのか…今後2人は再会することはないのか…?色々と疑問が残ってしまいました。
Posted by
横浜で、ミッション系のお嬢様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールで毒舌なののと、 外交官の家に生まれ、天真爛漫で甘え上手のはな。二人はなぜか気が合い、かけがえのない親友同士となる。しかし、ののには秘密があった。いつしかはなに抱いた、友情以上...
横浜で、ミッション系のお嬢様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールで毒舌なののと、 外交官の家に生まれ、天真爛漫で甘え上手のはな。二人はなぜか気が合い、かけがえのない親友同士となる。しかし、ののには秘密があった。いつしかはなに抱いた、友情以上の気持ち。それを強烈に自覚し、ののは玉砕覚悟ではなに告白する。不器用にはじまった、密やかな恋。けれどある裏切りによって、少女たちの楽園は、音を立てて崩れはじめ……。運命の恋を経て、少女たちは大人になる。女子の生き方を描いた傑作小説。 私はLGBTではない。でも、ののやはなみたいに友情なんて言葉は超えて、この子と一生つながっていたい、私たちはソウルメイトだと確信するくらい大切に思う友人がいる。だからすごくすごく重みのある、刺さりまくる話だった。同性だろうが異性だろうが、人と人とのつながりに関係はないんだよ。分かり合いたい、自分の心をまるごと預けても構わない、って思うし、同時にこの子になれたらなと願う。どんなに年月がたっても私たちは絆を信じていたいしそういう誰かに出会えた人は幸せだ。大好きな人に手紙を書きたくなりました。ののとはながおばあちゃんになって書く手紙を読みたいから、続編待ってます。
Posted by
全編、往復書簡ということもあり、ののとはなの感情に、よりリアルに突き刺さるものがあった。 初めの女子高生らしいキャピキャピした感じから、長い時間を経てのやり取りまで… 見事なまでにふたりの世界だった。
Posted by
始めは手紙のやり取りが続いていて読み進めるのが疲れてしまったけれども 手紙の文面に彼女たちの成長とかが感じられてそれぞれの個を確認することができた はなとのの こんな信じあえる友達なのか恋人? 愛をこんなにも考えたことはなかったので こういう人に会ってみたくなった
Posted by
横浜で、ミッション系のお嬢様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールで毒舌なののと、外交官の家に生まれ、天真爛漫で甘え上手のはな。二人はなぜか気が合い、かけがえのない親友同士となる。しかし、ののには秘密があった。いつしかはなに抱いた、友情以上の...
横浜で、ミッション系のお嬢様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールで毒舌なののと、外交官の家に生まれ、天真爛漫で甘え上手のはな。二人はなぜか気が合い、かけがえのない親友同士となる。しかし、ののには秘密があった。いつしかはなに抱いた、友情以上の気持ち。それを強烈に自覚し、ののは玉砕覚悟ではなに告白する。不器用にはじまった、密やかな恋。けれどある裏切りによって、少女たちの楽園は、音を立てて崩れはじめ……。運命の恋を経て、少女たちは大人になる。女子の生き方を描いた傑作小説。 「KADOKAWA」内容紹介より ある意味とても濃密、さまざまな感情の中に崇高を見た気がする. 女性同士の恋愛の話なんだけれども、心から、魂からつながっていると思えた人がたまたま同性だったということなんだと思う. ただ、女性同士だからこその関係性がそこにはあると思う.自身と相手の、この感情の分析は女性ならではの感じがするし男女なら破綻しそうなこの関係は女性同士だからこそ保たれたんじゃないかと思う.あ、男性同士でも保たれるかもな.同性同士だからこそ保たれる関係性なのかな. 高校生の頃から話が始まって40代に至るまで、最初にみつけたキラキラと光る「愛」という原石は、さまざまな経験や感情によって汚れたけれども途中の放置を経て、再び磨かれ輝きを放つ.そんな感じ. 本物と思うことができる「愛」と出会えることは幸運なことだと思う.どれだけ月日が経ったとしても心の奥底に持ち続けることができる.そんなことを思い出させてくれた内容.
Posted by
望んでいたものは50頁までのお話といえば、どういうエンタメを期待していたか吐露するようなものだろう。それでもなー、80頁位からの不穏さはほんときつかったなー。 「のの」と「はな」、二人の女性の手紙やメールでのやり取りで紡がれる物語。 上っ面は理解できたと思うんだけど、後半の展開...
望んでいたものは50頁までのお話といえば、どういうエンタメを期待していたか吐露するようなものだろう。それでもなー、80頁位からの不穏さはほんときつかったなー。 「のの」と「はな」、二人の女性の手紙やメールでのやり取りで紡がれる物語。 上っ面は理解できたと思うんだけど、後半の展開には首をひねるばかり。落としどころがなんだかな。 加えて、旦那さんを一段落とす意味はあったんだろうか。最後の険に、読後感が少し悪くなってしまった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
3章まではほんとにめちゃくちゃよかった。確かにこれは三浦しをんの最高傑作かもしれないと思った。 4章は、はなというもうほんとにものすごい魅力を持った女性(もはや神格化されてるような)と、ののという普通の女性の対比なのかな。ののからの手紙だけになるからボリュームダウンは仕方ないけど、あまりにもあっさり終わってしまった感じ。東日本大震災に向かってると思って読み進めたから、期待し過ぎてしまったかもしれない。 今のところ三浦しをんの最高傑作は表が『風が強く吹いている』、裏は『秘密の花園』です。
Posted by
のの、はなが高校生だった昭和の終わりから大人になった2011年までを書簡形式で綴られてる物語。 書簡形式だからこそ ののとはなの心情が身近に感じられる気がした。 結局、人は一人では生きていけない。 最後はなはどうなってしまったのか、気になるところです。
Posted by