レジまでの推理 本屋さんの名探偵 の商品レビュー
似鳥先生お得意のお仕事ミステリ。今回は「本屋さん」舞台の連作短編集。 毎度似鳥作品あるあるですが、憧れの頼れる年上お姉さんポジション(頭が切れる、探偵役)が今回は美人店長。語り手の僕はアルバイト店員の構成です。 4作目の『本屋さんよ永遠に』が単行本書き下ろし。毎回先生の作品は、軽...
似鳥先生お得意のお仕事ミステリ。今回は「本屋さん」舞台の連作短編集。 毎度似鳥作品あるあるですが、憧れの頼れる年上お姉さんポジション(頭が切れる、探偵役)が今回は美人店長。語り手の僕はアルバイト店員の構成です。 4作目の『本屋さんよ永遠に』が単行本書き下ろし。毎回先生の作品は、軽く読ませる割に重たいテーマを一つデーンと据えてくるのですが、今回はコレかー。本好きとしては色々考えさせられるものでした。
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連作短編集で、最初の作品「7冊で海を越えられる」は 以前に「本屋さんのアンソロジー」で既読。 アンソロジーで読んだときに、 脚注でツッコミを入れる独自の文体が面白く、 もっと読みたいと思っていたところ、本作と出会う(^ ^ 期待に違わず、他の作品もクオリティ高し(^ ^ 変人...
連作短編集で、最初の作品「7冊で海を越えられる」は 以前に「本屋さんのアンソロジー」で既読。 アンソロジーで読んだときに、 脚注でツッコミを入れる独自の文体が面白く、 もっと読みたいと思っていたところ、本作と出会う(^ ^ 期待に違わず、他の作品もクオリティ高し(^ ^ 変人で、ちっとも仕事しないが、推理力だけは凄い店長と、 学生バイトなのに実質店長並みの仕事をしてる主人公。 この二人を軸に、度合いは違えど変人揃いの店員や客が、 色々な「事件」に巻き込まれて行く(^ ^ 最後の作品だけ、毛色が違う(^ ^ これは、何を書いてもネタバレになってしまうので、 詳しくは実際に読んでください(^ ^; 昨今のニュースなどでよく見聞きする、 出版業界全体の構造的不況問題なども取り上げられ、 その部分だけは熱く真剣に議論が交わされる。 本と、本屋さんを愛する全ての方にお勧めです(^ ^
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2018年48冊目。明るい雰囲気や軽いノリの中から、ミステリーの体裁を取りつつ本屋が抱える問題を浮かび上がらせる。やはり本好きにとって本屋とは特別な場所なんだ、との思いを強く感じました。
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