明日の子供たち の商品レビュー
児童養護施設のお話。 途中、慎平ちゃんがイタイ場面が多々あり、おもしろくしようとしてるのかもしれないけど決しておもしろくはないという有川浩ワールドだと思ったけど、まぁ、彼も成長してるようだし大目に見て星4つ。
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可哀想だという言葉は私も嫌いなので思いませんが、大変だろうとは思っていました。奏子やヒサのように児童養護施設に入れたから幸せという子供がいることを考えたことはありませんでした。 また私は有難いことに学生時代、お金に困ることもなかったし、高校受験だって生活までかかってないし、大学受験も落ちた後のことまで考えて受験勉強に望むこともなかったです。本当に有難い環境だったと、この本を読んで感じました。 この中に出てくる人たちは私が生きる現実には存在しません。でも、それに近しい人は必ずどこかに存在するんですよね。 決して他人事として捉えてはいけないこの問題のことを、その当事者である皆さんのことを 正しく伝えてくれた有川ひろさんに、そして手紙を有川さんに出してくれた奏子のモデルになったであろう女性に感謝したいです。私たち読者が知る機会をくれてありがとうと。
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「児童養護施設にいることは可哀想なことじゃない」 当事者の子が有川先生に手紙を書いたことで生まれた小説。 「子供たちを傷つけるのは親と一緒に暮らせないことよりも、親と一緒に暮らせないことを欠損と見なす風潮だ。」 偏見の壁を明るく突き破り、元気ももらえる小説でした!
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児童養護施設で働く職員と子供たちを描いた物語。読み進めていく事に児童支援について考えさせる作品でした。 当然のように親がいる僕と親と離れ離れな彼らと僕は何が違うのか。僕ら読者が考える彼らに対する印象を考えさせ、重たい話だと思われる話を微笑ましく、甘酸っぱい恋愛っぽさのある有川...
児童養護施設で働く職員と子供たちを描いた物語。読み進めていく事に児童支援について考えさせる作品でした。 当然のように親がいる僕と親と離れ離れな彼らと僕は何が違うのか。僕ら読者が考える彼らに対する印象を考えさせ、重たい話だと思われる話を微笑ましく、甘酸っぱい恋愛っぽさのある有川さんらしい作風でより楽しめました。 この本を手に取り、児童支援受けている有無関係なく、今を生き抜く子供たちについて考えて欲しい。是非できるだけ多くの人に読んで頂きたい。
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児童養護施設について深く考えたことがこれまでなかったが 自然と、恵まれない境遇で愛情をもらえなかった子供達が行く場所。という感覚が自分の中にあったのだ。と気づかされた。 知らなかったリアルな状況や感情を知ることができてよかった。 うまく言葉で言い表せないが、読んでよかった。 この本を読むキッカケは親から薦められたからだが、 私も周りに薦めたい。
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この本を読むまでは児童養護施設の存在を身の回りで感じたことすらなく、施設について全く知識がありませんでした。この本では子供たち、先生の生活や感情について詳細に書かれていて、児童養護施設についての理解が深まったような気がします。 今後もし自分が施設で生活した方と関わることがあっても、勝手な偏見を絶対にやめようと思えました。 作者に手紙を書いた笹谷さんが今も幸せに暮らしていることを願います。
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再読。 前回読んだ時は 「可哀想だと思わないで」 が引っかかった。今はなんとなく気持ちがわかる。
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有川浩さんらしい暖かさと読みやすさもあり、児童養護施設のリアルを当事者目線で伝えるという目的を十分に果たしていると思った。今まで勉強を努力した人はそれなりの地位を得られるものだと思っていたけど、大学に行くことを推奨されない環境もあるのだなと衝撃だった。
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孤児院のお話。 孤児院に暮らしている人たちが実際にどのように物事を考え、どのような暮らしをしているのかについて、様々な観点から、少なからず理解することが出来たのが良かった。
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普段、ミステリーばかり読んでいるけど… 本当に読んで良かった。 自分の子どもにも是非オススメしたい作品!!!
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