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家族シアター の商品レビュー

3.9

266件のお客様レビュー

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2018/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「妹という祝福 結婚式で招待客一人一人に手紙を書いた姉。姉から自分(妹)への初の告白から、中学時代に思いを馳せる妹。 姉は妹には詳しくは言わないけれど、自慢の妹で、そして妹もまた姉には感謝していたということが判明する。 サイリウム アイドルのライブに配られていたサイリウムって、ライブ開催側が用意するんじゃなくて、ファンの有志が用意するものなの?! これもバンドギャルの姉をもつ、アイドルお宅の弟との話。 私のディアマンテ 自分の娘を学力ではなく、みてくれで判断してしまう母親の話。でもやっぱり母親なんだな~って思う。 娘も母親を見直したのでは?って思った。 タイムカプセルの八年 うるっときてしまった。 全く子育てに協力的ではない大学教員の父親が『親父会』に参加し、会計をおしつけられ、同級生の父親と過ごしているうちに、自分の息子の事を大事に思っていることがツンデレ状態で親父会に暴かれていく。親の思いというのが、ほろっときてしまった話。 「親父会」が面倒臭そうにしていながら、今ではホントは楽しみなのでは?って思ってしまった。 1992年の秋空 文系の自分(はるか)とは違う理系の妹うみか。考え方の違いがここまであるんだな~って思う。 小さい頃はなんでこう思わないの?とか、なんでそうなるの?とか、反発心が色々とある。 でも、お互いに自分にない物を認め合っていたのだということがわかる。 孫と誕生会 アメリカに住んでいる長男一家が帰国し、一緒に住もうという。母屋の隣に家を建てて住むのだが、孫がどうも小学校の友達と上手くいかないみたいだ。小学校に竹トンボの指導に行くことになった主人公の祖父は学校での孫の生活を垣間見る。 でもやっぱり孫はほかの子よりかわいいっていのは理解できるし、孫の事をわかってくれる友達は必ずいてくれるよね。 タマシイム・マシンの永遠 ドラえもんの道具の話。 タマシイム・マシンというのは、魂だけ子供の頃に戻れるという道具。のび太があまりにもないがしろにされていると感じ、小さいころはどうだったのだろう?とドラえもんに道具を出してもらって魂だけ昔に戻る。 今、自分も子供を持ち、手がかかる年齢になってきているのだが、タマシイム・マシンで未来から戻ってきているのだと思って子育てをしているのだという妻。拍手だな~。

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2018/05/19

それぞれの家族の短編小説。 なんだかんだあってもやっぱり家族っていいなと思える本だった。 ほっこりはするが個人的には読み返したいとは思わなかった。

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2018/05/16

そのままの自分を家族に愛してもらえるんだって思えた本でした。 個人的に教授で出世とかを気にせずに仕事をしていたお父さんの考え方が好きでした。

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2018/05/14

タイトルどおり、家族の物語。 家族だからこそ生まれる軋轢、反発、家族だからこそ許せること、かばう気持ちや親しみ。ひとことでは説明できない複雑な感情が描かれている。 特に最終話が良かった。

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2018/05/14

いろんな形の家族の話。 どうしようもなく、家族だ と思う時間の話だと思う。いろんな意味で。 おもしろかった〜〜

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2018/05/12

自分がふだん家族に対して抱いているけど言葉にしない、出来ない感情を見事に代弁してくれました。 劇的な事件も圧倒的なハッピーエンドもないけれど、どの話もリアルで等身大。だからこそささやかで優しいラストが尾を引くような幸福感を与えてくれました。 辻村深月作品の心理描写と瑞々しい読後感...

自分がふだん家族に対して抱いているけど言葉にしない、出来ない感情を見事に代弁してくれました。 劇的な事件も圧倒的なハッピーエンドもないけれど、どの話もリアルで等身大。だからこそささやかで優しいラストが尾を引くような幸福感を与えてくれました。 辻村深月作品の心理描写と瑞々しい読後感が大好きです。

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2018/05/09

う~ん、拠って立つ世界が違うというか、もっと若い頃に読んだらまた別の感想を持つのだろうか…、正直どこに物語が語りたかった心の機微を見出せば良いのか、よく分からない話の連続だった。

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2018/05/22

久しぶりの辻村深月。 ほっとする。 ーーー 息子が小学六年の一年間「親父会」なる父親だけの集まりに参加することになった私。「夢は学校の先生」という息子が憧れる熱血漢の担任教師は積極的に行事を企画、親子共々忘れられない一年となる。しかしその八年後、担任のある秘密が明かされる(「タイ...

久しぶりの辻村深月。 ほっとする。 ーーー 息子が小学六年の一年間「親父会」なる父親だけの集まりに参加することになった私。「夢は学校の先生」という息子が憧れる熱血漢の担任教師は積極的に行事を企画、親子共々忘れられない一年となる。しかしその八年後、担任のある秘密が明かされる(「タイムカプセルの八年」)。家族を描く心温まる全7編。

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2018/05/02

家族をテーマにした短編集です。妹、弟、母、父、姉、祖父、夫の視点で描かれる、それぞれ異なる家族のお話。妹視点の「『妹』という祝福」や、父視点の「タイムカプセルの八年」が特に良かったです。

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2018/05/01

これぞ親子で読んでほしい物語。 家族だからわかりあえるなんてことはなくて、家族だからこそわからないこともある。でもやっぱり家族だから。絶対的な味方がいるって幸せなこと。 近すぎて傷つけてしまって、大嫌いだけど大好きで、お互いが疎ましくて愛しい。そんなあたりまえのことを再確認できる...

これぞ親子で読んでほしい物語。 家族だからわかりあえるなんてことはなくて、家族だからこそわからないこともある。でもやっぱり家族だから。絶対的な味方がいるって幸せなこと。 近すぎて傷つけてしまって、大嫌いだけど大好きで、お互いが疎ましくて愛しい。そんなあたりまえのことを再確認できる7つのストーリー。どの家族もいとしくて、大好きになりました。

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