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極上の孤独 の商品レビュー

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81件のお客様レビュー

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2024/08/13

孤独時間を大切にする作者が、孤独について語っている。 孤独を恐れて無理に群れず、自分自身と向き合う姿勢に共感した。また孤独で寂しさを感じていた時、孤独は悪いことではないという言葉に助けられた。

Posted byブクログ

2024/04/04

歳をとるとこうした本に目がいく。 いわゆる「孤独のススメ」だが、「一人の方が周りに自分を合わせて四苦八苦するより何倍も愉しく充実している」という孤高の境地を目指す。そして、「孤独を知らない人には品がない」「素敵な人はみな孤独」だとも力説する。 まずは、一人の時間を孤独だと捉えず、...

歳をとるとこうした本に目がいく。 いわゆる「孤独のススメ」だが、「一人の方が周りに自分を合わせて四苦八苦するより何倍も愉しく充実している」という孤高の境地を目指す。そして、「孤独を知らない人には品がない」「素敵な人はみな孤独」だとも力説する。 まずは、一人の時間を孤独だと捉えず、自分と対面する時間だと思えば、これ程贅沢な愉楽はない。孤独が寂しいと思えばストレスになるが、孤独を楽しめれば人生はより愉しくなる。孤独とは単に物理的に一人でいる状態ではなく、生きる姿勢も内包する。 例えば、孤独感はグループからの仲間外れや無視によっても生まれる。学校や職場で、対人関係の悩みでドロップアウトしてしまう人も多い。疎外感はいとも簡単に個を破壊する恐ろしいパワーがある。 そもそも孤立、孤食、孤独死など「孤」の文字には負のイメージが強いのも事実。三木清の「人生論ノート」に「孤独は山にはなく、街にある」と書いたのも、孤独を群衆の中で余計感じるのは、人間関係の為せる技だから。 つまり、孤独を恐れて、自分を殺し他人に合わせていると孤独感を余計に感じるのもそのため。いつも他人と群れてばかりいては成長するはずもなく、表面的に付き合いのいい人間になるだけで終わる。 そして、淋しさと孤独は別物、淋しさはいっときの感情だが、孤独とは一人で生きていく覚悟のこと。淋しさは何も生み出さないが、孤独は自分を厳しく見つめることが出来る。従って淋しさを感じるうちは、それを自分で解決しようとする気はなく、誰かがなんとかしてくれないかと他人に頼っている状態でしかない。 大原麗子、野際陽子、永六輔のエピソードの後、最後に紹介されたのは、105歳で亡くなった越後瞽女(ごぜ)の小林ハルさん、彼女は目の見えない旅芸人でおよそ700種類もの唄と物語を暗記した。目が見えない厳しい逆境の中で生きた彼女の言葉「いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修行」こそ、孤独を「生きる覚悟」まで昇華させた達人の凛とした生き様でした。

Posted byブクログ

2023/12/11

漠然と孤独は嫌いだと感じていたが、淋しさが嫌いだっただけ。 孤独は自分の個性を育てるのに必要な時間。 孤独を愉しみ、自分を見つめる時間を確保して「個」育てをしていきたいと思わせられた一冊。

Posted byブクログ

2023/11/29

ブックオフ 110円 タイトルに惹かれた https://youtube.com/watch?v=jPkKGoGiAY8 岡田斗司夫

Posted byブクログ

2023/10/04

女性にしては骨太 子供がいないから? 自由に生きている 自活力がある能力がある意思がある 一人でいることを喜べる

Posted byブクログ

2023/04/14

孤独であることは、惨めで寂しいこととは違うと、繰り返し主張されている。 孤独をテーマとしている筆者に、配偶者がいたことは意外だったことと、極上の孤独というタイトルに違和感を感じるもの、主張は概ね共感できる。 要は、筆者の言う孤独とは、群れ社会で、集団に無理して属さなくてもよい...

孤独であることは、惨めで寂しいこととは違うと、繰り返し主張されている。 孤独をテーマとしている筆者に、配偶者がいたことは意外だったことと、極上の孤独というタイトルに違和感を感じるもの、主張は概ね共感できる。 要は、筆者の言う孤独とは、群れ社会で、集団に無理して属さなくてもよい、他人と異なることを恐れず、自分で考え行動し、精神的に自立していることを指すように感じた。 (これを日本では我がまま、気難しい人や、一人で可哀想な人というレッテルばりをすることが多いように思う) 以下の主張が印象に残った。 寂しいは、一種の感情で、孤独とは別 集団で、本当の自分でいることは難しい スマホが寂しさを助長する 若い友人を作る(知らない世界を知る)

Posted byブクログ

2023/02/25

人任せにしない 自分で判断したことに責任感をもつ 1人時間を楽しむこと 人に合わせた時間を過ごすより 寂しさと向き合う時間を

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2022/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「犀の角のようにただ一人歩め」ブッタ 寂しい、は一時の感情。孤独はそれを突き抜けた覚悟。孤独は人を育てる。 「孤独は山にはなく、街にある」三木清『人生論ノート』 健康を気にして運動も欠かさない人ほど早死にする=運動しないことがストレスになり、体の状態に耳を澄ますことができないからではないか。 「災害に逢う時節には逢うが良く候」良寛=災害にびくびくしないで開き直っていたほうがいい。

Posted byブクログ

2022/10/05

ひとり、ということの捉え方について、腑に落ちる部分と、すんなり受け入れられない部分があった。 他のレビューにもあるが、他者の存在があるからこそ孤独が際立ち、その孤独を大切にという主張が多かったように思う。 世の中にはきっと、本当に誰とも関わってない、何らかの理由で関わることのでき...

ひとり、ということの捉え方について、腑に落ちる部分と、すんなり受け入れられない部分があった。 他のレビューにもあるが、他者の存在があるからこそ孤独が際立ち、その孤独を大切にという主張が多かったように思う。 世の中にはきっと、本当に誰とも関わってない、何らかの理由で関わることのできない人もいる。著者の方はそれも知っている上で書いてらっしゃるのかもしれないが、そういった部分にはあまり言及されていなかった。 本の中で書かれている"孤独“、は贅沢なものの印象。だからこその"極上“の孤独なのだろうか。 ひとつの価値観を知る上で興味深い本であった。 時々話が逸れがちのように思う。

Posted byブクログ

2022/06/16

岡田斗司夫さんが以前“賛否両論大あり”とコメント残した作品。著者 下重暁子さんの今の人生観を知ったうえで、私のもつ『孤独』と世間一般の『孤独』をイメージを対比させながら考えてみた。  確かに『孤独』のとらえかたが私のものとは違う部分がある。もちろん重なる部分も多い。  下重さんの...

岡田斗司夫さんが以前“賛否両論大あり”とコメント残した作品。著者 下重暁子さんの今の人生観を知ったうえで、私のもつ『孤独』と世間一般の『孤独』をイメージを対比させながら考えてみた。  確かに『孤独』のとらえかたが私のものとは違う部分がある。もちろん重なる部分も多い。  下重さんの孤独は積極的なイメージが強い。“自分と向き合う”とか“自分を見つめる”とかの内省の側面、何かを実現するために時間やエネルギーを集約する磁力のようものや、自分が成長する養分として必須のものといった前向きとして捉える側面だ。    一方で“そんないいもんちゃう。本当の孤独を知らんのや”という思いも過ぎる。それが私と下重さんの『孤独』が重ならない部分。この重ならない部分は何か違う言葉を使って表現した方がほいのかもしれないと思ったりもする。  でもこの重ならない部分が、小説や映画のなかでは多く重なることがあるから、それを考えると私の『孤独』との相違は世間一般の『孤独』の相違とも重なるのだろうと思う。  そして、それはなんか運命という背景があってこその『孤独』というグラデーションのようにも思えてきた。  言い切ったり、拘ったり、突っかかったりするほどのことでもないと。  

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