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誰が音楽をタダにした? の商品レビュー

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28件のお客様レビュー

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2025/12/09
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ブランデンブルクがmp3を産む過程 ビットの配分、このプロセスを反復させることで音声ファイルのサイズを好きなだけに小さくできる(音質は下がる) mp3はmp2と比べて優秀なはずだったが、人脈や企業の意図、強い力を持つmp2に負け続けた MPEGによるフィルタバンクの強制のせいで 希望を持った勝負にも政治力を使われ敗戦 リンデの協力を得るも、mp3は売れず フィルタバンクの強制から脱却したmp3に代わる、次世代エンコーダAACの開発に注力する 彼らはアングラでmp3が不正ファイルを生み出していることに気づいていなかった それを知った彼らは著作権侵害を決して許せない ブランデンブルクは競争市場について理解し始め、携帯電話やHDTV向けにAACを売り込み、混乱を生まないため家庭用音楽ユーザーにはmp3を売り込んだ 結果としてブランデンブルクは暗闇を抜けMPEG、フィリップス/MUSICAM連合も権威を決定的なものとしてみなすようになった グローバーの工場勤務 CDを盗み発売前の音楽をパーティの主催者がDJをしていた グローバーはIRCのウェアーズの板で長時間過ごすようになった のちにmp3という新しい板にたどり着いた さまざまなものを圧縮してコピーするこのサブカルチャーはウェアーズシーン、シーンと呼ばれる シーンはソフトウェアから音楽に移りつつあり、メンバーはmp3に熱狂していた NetFraCk(最初に工業規模の不正コピーを行った)はフラウンホーファーが開発したL3encエンコーダを使って世界初のデジダル海賊音楽グループCDAを立ち上げた グローバーは本格的に海賊行為を始める ドッカリーに招かれカリがリーダーのシーンに入る カリはグローバーがユニバーサルに侵入することを期待して採用 グローバーは工場からCDを盗み出す方法を編み出して、世界一の流通元となった カリがリークを焦ってしまい、工場からの流出がバレてしまう、危険を感じたグローバーは一度アングラから脱却 管理職に昇進して、警備体制も弱まっていた カリとグローバーはよりを戻し、取り決めを結んだ すぐに最強となり、過去をも超えていたが、取り締まりも厳しくなったどんどんRNSに近付いていく ピンクパレスの管理者エリスはオーディオブックを流出し、ハリーポッターを敵にしたのち、逮捕 RNSが終わって、平穏な日常を取り戻したグローバーは衝動に駆られ、再びシーンへ しかし、ついに警察に突き止められてしまう モリスは先見の明に素晴らしいものがあり、ギャングジャンルを明るみにしてバズらせた クビになるが再びエグゼクティブとして復活 ブロンフマンは飲料業界からエンタテイメント事業に転身 海賊版が売上減少に影響するのは、音楽業界がファンのニーズに応えられていないから つまり、ヒットを出し続ければCDを買ってくれる ナップスターの登場 音楽業界は海賊版との戦いでP2Pのファイル共有は追いやれたが、mp3は店頭に残った ナップスターのサーバーは閉鎖されたが直前にダウンロードが殺到し、皆が自宅のコンピュータに膨大なファイルを溜め込むことに ハブキャッププロジェクトにより素人ばかりが訴えられ、多額の賠償金を払わせることに 本格的にFBIとの協力でRNSを探すもしばらくは成果を上げられず 遂にAPCの残党からRNSにコネを持つレイズに出会い、RNSのメンバーのインターネット通信を傍受した モリス イノベーションを起こす Vevoで広告費のかかる動画を利益源と変えて、YouTubeでも人気のチャンネルになった  結局グローバーは有罪となったが、チョウやカシーム(カリ)は陪審による方の無視で無罪となった 有罪とは分かってるんだけどそれは正義ではないとして法律を覆した

Posted byブクログ

2025/08/16
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14. 海賊版のmp3の大半は、少数の組織されたグループから発信されていた 19. ツビッカーは「音響心理学」の父と呼ばれる人物だ。音響心理学は人間がどのように音を認識するかを科学的に研究するものだ 20. ツビッカーが発見したのは、人間の耳はマイクのように機能しないということだった。耳は適応型の器官で、自然選択によって①言語を聞き取って解釈し、②大型の肉食動物から身を護るための早期警戒システムとして働くようになっていた 22. 音楽CDは、1秒のステレオサウンドの保存き140万ビット以上も使っていた 39. 歴史を振り返れば、19世紀末に起きたAC対DCの「電流戦争」から1980年代のVHS対ベータ闘争まで、最高の技術ではなくもっとも腹黒い者が勝利を手にしてきたことは明らかだった。エジソンからソニーまで、自分たちの規格をうまく宣伝し、賢くライバルの裏をかいた者が利権を手にしてきた 68. 「曲がり角の向こう側を見る」 70. 「人生の秘訣は正直さと公平さだ。そのふりが上手にできれば、この世界で成功できる」

Posted byブクログ

2025/01/04

mp3の開発、ファイル共有(海賊行為)カルチャー、そしてCDの凋落の全てが絡み合った音楽業界の歴史的転換点の物語。 当時のナップスターやビットトレントの裏側で起こっていた事件を深く知られる。その時代に青春を送った自分としては、個人的な興味と物語の面白さがガッチリとハマった。

Posted byブクログ

2024/12/18

だいぶ遅ればせながらだけど、読んだ。とんでもなく面白かった。産業、テクノロジー、人が絡み合いうねりを産んでいく。90年代後半から2000年代前半はまさに自分が一番音楽にのめり込んでた時期。業界はこんな激動の時代を迎えていたのか。もちろん本書に登場する色んな固有名詞を耳にしてはいた...

だいぶ遅ればせながらだけど、読んだ。とんでもなく面白かった。産業、テクノロジー、人が絡み合いうねりを産んでいく。90年代後半から2000年代前半はまさに自分が一番音楽にのめり込んでた時期。業界はこんな激動の時代を迎えていたのか。もちろん本書に登場する色んな固有名詞を耳にしてはいたけど、のほほんとしてたもんだな〜。

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2024/03/28

身近な音楽ストリーミングサービス。 書いてあるのは私自身も消費者として経験がある音楽の変遷でしたが、出てくる言葉に懐かしい気持ちになるのと同時に、あの頃、こんな壮大な物語が同時進行していたという事実に驚きました。 テクノロジーの進化により確かに音楽はタダで聞けるものになってしまっ...

身近な音楽ストリーミングサービス。 書いてあるのは私自身も消費者として経験がある音楽の変遷でしたが、出てくる言葉に懐かしい気持ちになるのと同時に、あの頃、こんな壮大な物語が同時進行していたという事実に驚きました。 テクノロジーの進化により確かに音楽はタダで聞けるものになってしまったかもしれませんが、一方でタダにしないのもまた消費者なのかなと思います。 何事においても、エンドユーザーにリテラシーがなければ、そこは無法地帯になってしまいます。 自分のせいで自分の好きなものが消えてしまわないように、考えてみてほしいものです。

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2023/11/14

面白かった。近年の音楽ビジネスとMP3の開発・普及秘話、インターネットの普及とトップリーク集団RNS。 才能ある芸術的で良い音楽性がヒットするわけではなく、音楽業界によるマーケティングや販促でセールスを伸ばしていくのは消費経済には共通しているようだ。 ノンフィクションならではの面...

面白かった。近年の音楽ビジネスとMP3の開発・普及秘話、インターネットの普及とトップリーク集団RNS。 才能ある芸術的で良い音楽性がヒットするわけではなく、音楽業界によるマーケティングや販促でセールスを伸ばしていくのは消費経済には共通しているようだ。 ノンフィクションならではの面白さが十分に発揮されている。映画化の話しはどうなったのかな

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2023/05/05

2016年初版なので、ちょっと古いけど… その分、今のシーンがひとつの答えとして楽しめました ・mp3を生んだドイツ人が既得権益に抗うベンチャー魂 ・そのデジタルデータの魅力に取り憑かれ、なんでも金で解決する資本主義に対抗してインターネットでのユートピアを目論むパイレーツ ...

2016年初版なので、ちょっと古いけど… その分、今のシーンがひとつの答えとして楽しめました ・mp3を生んだドイツ人が既得権益に抗うベンチャー魂 ・そのデジタルデータの魅力に取り憑かれ、なんでも金で解決する資本主義に対抗してインターネットでのユートピアを目論むパイレーツ ・ワーナー〜ユニバーサル〜ソニーと渡り歩き、伝説の王国を築きあげたミュージックマン、ダグ・モリス この3つの物語が交わることなく、ひとつの結論に向かっていく それは、音楽が未知のテクノロジーと出会った試行錯誤であり、配信サービスが確立するまでの答えの見えないカオス 今の覇者が決してゲームチェンジャーなのではなく、夜明け前のイノベーターたちこそが変革者であり先駆者であると 邦題は犯人探しが大好きな日本人向けに「誰が(=who)」になってますが、原題は「how」であり、コンテンツがどう時代に右往左往させられたのかがよく分かるミステリー風ノンフィクション おもろかった

Posted byブクログ

2023/01/04

mp3を開発した男、ネットに音楽を違法アップし続けた集団、違法アップにより売上が落ち対応を余儀なくされた音楽業界。3つの視点から音楽が無料になるまでの歴史が語られるノンフィクション本。最高に知的好奇心がくすぐられる面白い本だった。 初めてCDを圧縮せずにPCにコピーしたら700...

mp3を開発した男、ネットに音楽を違法アップし続けた集団、違法アップにより売上が落ち対応を余儀なくされた音楽業界。3つの視点から音楽が無料になるまでの歴史が語られるノンフィクション本。最高に知的好奇心がくすぐられる面白い本だった。 初めてCDを圧縮せずにPCにコピーしたら700MB近くもあってビックリしたことを思い出した。それをmp3に変換すると100MB以下になるけど、音質は変わってるように感じない、じゃあ残りの600MBはどこに消えたのか。そんな昔の疑問も解決してスッキリ。何気なく使ってる技術にもドラマがあるんだなと。 あと客が聞きたくない曲も買わされる音楽アルバムは「強制的抱き合わせ販売のいい例だった」とか書かれてて笑った。久しく忘れていたけれど今思うと確かにその通りだなー。日本はCDレンタルがあったけど、アメリカだとCDはレンタルできなかったっぽい?だからアメリカじゃMDも流行らなかったのかな。

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2022/12/04

一昔前(?)のmp3等を用いたファイル共有の話。 色々とニュースがあった記憶はあるけど、裏側でこういう事があったんだなぁと面白く読めた。

Posted byブクログ

2022/06/05
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※このレビューにはネタバレを含みます

Mp3の生みの親の天才技術者のカールハインツ・ブランデンブルク、CD工場から音楽を盗みネットにリークするグループRNSのデル・グローバー、記録的なヒットを飛ばし業界No.1の最強音楽エグゼクティブのダグ・モリスの群像劇。 それぞれ接点のない3名が、良い意味でも悪い意味でも音楽業界に絶大な影響を与えていく。音楽データ圧縮の進化、CDからmp3への販売方法の変様、P2Pのファイル共有ソフトによるコンテンツの無料配布の効率化による著作権侵害、ミュージックビデオによる広告収入……そして本書には記載がないが、SpotifyやApple Musicへのサブスクリプションへとプラットフォームは洗練されるとともに、音楽市場規模の衰退していく。ノンフィックションだが、ミステリー仕様でかなりワクワクしながら読めた。 また、メインの3人以外にも海賊たちを追うFBI、ファイル共有サイトの運営者といったmp3に翻弄された人々のお話も心にグッときた。 個人的な話になるが、情報系の資格試験の勉強をしているときにMPEGのコーデックの種類ありすぎてうざいと思っていた。しかし、本書のMP2とMP3の戦いの歴史を見てみると規格化するに当たって色々な思惑が交差してとても面白かった。同様にコーデックうざいと思う方は読んでみてほしい。

Posted byブクログ