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利己的な遺伝子 40周年記念版 の商品レビュー

4.3

44件のお客様レビュー

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2024/08/19

難しいので完全には理解できてないが、この本のおかげでジャレドダイヤモンドの本が読みやすくなったのは間違いない

Posted byブクログ

2024/08/09

序盤の遺伝の話は、あぁこういうのあったなぁと高校の生物思い出した。 生物が遺伝子の生存機械という考えは、非常に興味深く感じた。 その後の攻撃や家族計画、世代間の争い、雄と雌の争いなど、実際の生物の具体例をもとに説明があり、理解に役立った。しかし、難しかった、、ちゃんと読まないと理...

序盤の遺伝の話は、あぁこういうのあったなぁと高校の生物思い出した。 生物が遺伝子の生存機械という考えは、非常に興味深く感じた。 その後の攻撃や家族計画、世代間の争い、雄と雌の争いなど、実際の生物の具体例をもとに説明があり、理解に役立った。しかし、難しかった、、ちゃんと読まないと理解できないね(読んでも理解できないところもたくさんあるが) あまり考えたことがなく、触れない分野を学べたことがよく、人間の生物学的な本質の見方がすこしわかり、楽しかった。 ただ、本が分厚い、気合い入れて読まないとダメだった、、笑

Posted byブクログ

2024/07/06

久々のヒット❗ 原始の化学物質のスープの中で自己を複製するものが登場し、複製ミスで多様化し、より複製して増殖しやすい形質の物質が増加する競争状態となり、他の物質を取り込むものやそれから守るための防壁を設けるものが現れ、ついには現在のような複雑かつ大規模に連携し合うシステムとしての...

久々のヒット❗ 原始の化学物質のスープの中で自己を複製するものが登場し、複製ミスで多様化し、より複製して増殖しやすい形質の物質が増加する競争状態となり、他の物質を取り込むものやそれから守るための防壁を設けるものが現れ、ついには現在のような複雑かつ大規模に連携し合うシステムとしての生物に進化したが、進化の本質は偶然と環境による遺伝子間の意思なき競争であり、その単位は生物個体ではなく遺伝子であるとする。 そして、生命の本質は、遺伝子のような自己複製子であり、他にもミーム(人間の思考や文化や芸術や発言)などが、生存と複製と適者生存が適用される自己複製子として存在しているとする。 他にもいろいろあるように感じた。例えばゲームのクリア方法なんかも。 個体の生存ではなく遺伝子の増加こそが進化というレースの報酬として機能しているというのは目から鱗。

Posted byブクログ

2023/10/11

進化学が大好きで関連書を色々と読んでいたが、この有名な本を今まで「読まず嫌い」で来てしまっていた。有名すぎるために他の進化学の本で内容が取り上げられることが多く読んだつもりになっていた部分が大きいが、「極端な遺伝子還元主義」として批判的に扱われていたことに影響されていた部分もある...

進化学が大好きで関連書を色々と読んでいたが、この有名な本を今まで「読まず嫌い」で来てしまっていた。有名すぎるために他の進化学の本で内容が取り上げられることが多く読んだつもりになっていた部分が大きいが、「極端な遺伝子還元主義」として批判的に扱われていたことに影響されていた部分もあると思う。 しかし今回ちゃんと読んでみて、思っていたよりも遥かに学術的な内容で、しっかりと読みごたえがある本だった。 この本の初版の時代に作者が「進化は遺伝子を単位として起こる」と主張したことは一般社会にも大きな影響があったと思う。 50年近くたった今でも進化がどうやって起こるのかということについて、まだまだわからない部分が多い。 進化の単位が「個体」か「遺伝子」かという争点自体が古い考え方になり、現代では進化がどうやって起こるのかという問題についてはもっとこみいった複雑な要素があるとわかってきている。 (例えば、ゲノムの水平移動、レトロトランスポゾン、ゲノム重複、細胞内共生、寄生体や腸内細菌叢の影響などなど) 今のこの流れに至るまで、ドーキンスが当時この本を出版した意義はとても大きかったと思う。 今回は進化学が好きなのにずっと避けていた本を生きているうちに読めて良かったし、内容も思ったより専門的で面白かった。今読んでも価値のある本だと思う。

Posted byブクログ

2023/11/01

遺伝子が自己利益を追う?生物学の常識を覆す刺激的な冒険へ!(吉田亘克) 日本大学図書館生産工学部分館OPAC https://citlib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amod...

遺伝子が自己利益を追う?生物学の常識を覆す刺激的な冒険へ!(吉田亘克) 日本大学図書館生産工学部分館OPAC https://citlib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=1000274341&opkey=B169881694713507&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=0

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2023/08/06

生物を知る、人間を知るのとても興味深い本。 「自己複製子」と「ヴィークル」、「ミーム」という考え方に驚嘆した。

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2023/07/19

読み終わって、なんでもっと早く読まなかったんだろうかと思った。 自然淘汰の単位を種や群れではなく、遺伝子という視点からとらえて説明した歴史的な名著。 生物の行動や進化を遺伝子が生き残るという視点でとらえて、納得のいく説明をしてくれている。 よく本書に対して、道徳や倫理への冒涜...

読み終わって、なんでもっと早く読まなかったんだろうかと思った。 自然淘汰の単位を種や群れではなく、遺伝子という視点からとらえて説明した歴史的な名著。 生物の行動や進化を遺伝子が生き残るという視点でとらえて、納得のいく説明をしてくれている。 よく本書に対して、道徳や倫理への冒涜かのようや批判を聞いたことがあるけれど、 そもそも、本書は道徳に対してなんらかの意見を加えるものではないことは、筆者自身が冒頭をはじめて、繰り返し述べられている。 本書の妙は、道徳とは関係のないところで、遺伝子の視点から人間を含めたすべての生物の進化を見ているところにあると思う。 本書を読み終えて思うのは、進化という歴史の中で、遺伝子がバリエーションを持って、様々な環境を経て、その中で生き残ってきた今があることのすばらしさだと思う。 生物学だけでなく、ゲーム理論からの影響を受けて、利他性の説明をしている章や、今やネットでは普通に使われる「ミーム」という言葉を提案している章など、社会科学とのつながりもある本なので、本当に読んでいておもしろかった。 読みやすい本なので、読んだことのない人は、抵抗を持たずに読んでほしい。

Posted byブクログ

2023/01/07

読み終わらなかった… 抽象的な書き回しで先に進めなかった。 人生の一冊になるよう、再チャレンジをいつかしよう。

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2022/11/21

視点が広がり、ものの見方が変わりました。 人生でコレ一冊といった本に巡り合えた幸せを感じています。 ドーキンス博士ありがとう。他の著書も読んで理解を深めたいとおもいました。 しばらく経ってからまた咀嚼するため読もうと思います。

Posted byブクログ

2022/09/19

遺伝子は自己複製子であり、私たちはその生存機械だという彼の主張は、頭の中で理解できても、なかなか腹落ちしない。限りない豊饒な生物多様性をこの理論で説明ができるのかもしれない。だが、人間は・・?私も単なる自己複製子が乗っている生存機械に過ぎないのか・・?遺伝学的にはそうなのかもしれ...

遺伝子は自己複製子であり、私たちはその生存機械だという彼の主張は、頭の中で理解できても、なかなか腹落ちしない。限りない豊饒な生物多様性をこの理論で説明ができるのかもしれない。だが、人間は・・?私も単なる自己複製子が乗っている生存機械に過ぎないのか・・?遺伝学的にはそうなのかもしれないが、複製することなど二の次三の次で日々の生活に明け暮れている僕はいったい・・。やはり生存機械を中心に思考をめぐらす自分がここにいることに気づく。

Posted byブクログ