その可能性はすでに考えた の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
仮説は確かな事実と証言に基づくというのが、証言はそのまま強力な事実として扱われるという意味だと捉えないとずっと気持ち悪い感触を抱えたまま読み進める羽目になる。 また、終始キャラクターのくどさが気になってしまった。 ・家畜の数は9匹 最後の晩餐で教団全員に豚の足が1本ずつ配られたから9匹以上、次に食べる豚の番号が12だから最大9匹。家畜の札番号が順繰りに再利用されている可能性は?そしたら9匹以上残っていてもおかしくないのでは。豚が9匹しか残っていなかった証拠が提示されていない。証明責任は探偵側にあるっていうルールはどこいったの。 ・水車トレビュシェット 着地の衝撃で祭壇が壊れず、鏡も倒れなかった可能性は?これで証明と言い切るのは無理筋では…証明責任は探偵側にあるっていうルールはどこいったの。 ・クリーン発電 祠の隠し食料を少年と少女しか存在を知らないことは仮説であって、証明されていない。証明責任は探偵側にあるっていうルールはどこいったの。 ・最後の反証 少年と少女を積極的に生かそうとするかどうかは教祖にとってはどちらでも良かったという説明、でもわざわざ首斬りの場に子供2人を居合わせるようなことをするかね…?まあこれは動機の部分だから、事実には影響しないのかも。
Posted by
私には合いませんでした。可能性を否定していく展開が繰り返しで早々に飽きてしまいました。好きな人は好き。期待しすぎました。
Posted by
構成、登場人物の魅力はとてもいいけど、トリックがわかりにくかった 実写でドラマ化か映画化されたらみたいと思う
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
実際の真相はともかく、可能性について論証を戦わせるという点であまり読んだことのないパターンの推理小説。しかも探偵側が実現性を証明するのではなく、実現不可能性を証明して奇蹟であることを証明しようとするのも面白い。 フレーズ 証明は肯定する者にあり、否定する者にはない』 ある数の桁を並べ替え、その最大から最小を引いた数字が元の数字と一致するとき、その数をカプレカ数と言う…… 「アーミッシュとは、昔の『自給自足の暮らし』を守ろうとするキリスト教のプロテスタントの一派のことだ」
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前半も前半で全ての状況や謎が説明された上で、濃いメンツとの推理バトルが繰り広げられ、最後にはそれまでのバトルを踏まえてクライマックスに向かうという、てんこ盛りな内容だった。 漫画を読んでるようなキャラや展開が新鮮で、あっという間に読み終えてしまった。 聖女の毒杯も絶対読む。
Posted by
「〜である可能性」を論破していく爽快感。 最高のロジックエンターテイメント、ここにあり! 新興宗教の村で起きた、血なまぐさい事件で起こった「奇跡」が「奇跡」であることを論証していく物語。 これがただ論証していくだけでなく、「〜である可能性」を仮説として論証を崩そうとする人の対立...
「〜である可能性」を論破していく爽快感。 最高のロジックエンターテイメント、ここにあり! 新興宗教の村で起きた、血なまぐさい事件で起こった「奇跡」が「奇跡」であることを論証していく物語。 これがただ論証していくだけでなく、「〜である可能性」を仮説として論証を崩そうとする人の対立しながら進行していくのでハラハラドキドキ感も楽しめます。 面白いポイントの1つに、主要な登場人物に中国の人が出てくるので、中国単語が飛び出してきます。 中華の雰囲気が好きなので、お気に入りポイントです。 6章からなっていて、だいたい各章「仮説編」と「論証編」の形で構成。 「仮説」でも納得してしまうところを、「論証」で見事に論破されてしまう爽快感! 読む手が止まらなくなるかも。 ご注意を。
Posted by
奇蹟を信じる探偵が推理を否定するというこれまでになかったミステリー小説。 中国人の登場人物が多くて名前を覚えるのが大変だった。 最終的に真相が明らかになるのだが こういう結末なら奇蹟を信じてみたいと 思った。
Posted by
奇蹟を追い求める探偵。普通の探偵者とは違うアプローチでおもしろかった。 色々な仮説を読めるのも新鮮だし探偵が反証するのも見ものです。 個人的には内容は少し難しい気もした。
Posted by
個人的に合わない作品だった。 好きな人は好き。 ずっと机上の空論を述べているだけてストーリー性はない。最初のお爺さんとの考察バトルまでは面白かったけど、そっからずっと同じ設定で相手の推理を否定するだけ。 またこれは何かの続編なの?次々と新キャラ登場してそこもついていけない。 ...
個人的に合わない作品だった。 好きな人は好き。 ずっと机上の空論を述べているだけてストーリー性はない。最初のお爺さんとの考察バトルまでは面白かったけど、そっからずっと同じ設定で相手の推理を否定するだけ。 またこれは何かの続編なの?次々と新キャラ登場してそこもついていけない。 とりあえず人を選ぶ作品。
Posted by
1つずつのお話が繋がっているため、最後まで読んだ甲斐があった。 キャラの個性が強いため現実的な感じではなく、アニメや漫画のような空想的な感じであった。 内容が難しく、理解するのに時間がかかり想像するのが大変だった。 四字熟語や中国語が多く、その意味を理解してればおもしろく感じたと...
1つずつのお話が繋がっているため、最後まで読んだ甲斐があった。 キャラの個性が強いため現実的な感じではなく、アニメや漫画のような空想的な感じであった。 内容が難しく、理解するのに時間がかかり想像するのが大変だった。 四字熟語や中国語が多く、その意味を理解してればおもしろく感じたと思う。 行動や仕草に比喩表現が多く使われており、細かく伝えようとしているのだなと思った。 また、大事な言葉を言葉の横に点がついているので、重要さがよくわかりやすかった。
Posted by