その可能性はすでに考えた の商品レビュー
見慣れない漢字とか中国語が多くて読み始めるまで時間がかかったけど、そこをクリアできたら結構すぐ読めた。 トリックがいっぱい出てきて楽しかった。
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ミステリー色々考えたくなる人におすすめ。 単純だから、その可能性もあるか〜なんて 軽く読んでいたら次々ひっくり返されて 結末まで突っ走った感じ。
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ミステリー好きの人にはぜひ読んでほしい作品です。 「考えられうるあらゆる可能性を否定する」という手法で謎を解いていくのがとても斬新でした。 中国語や宗教の専門用語とかが多く出てきて少し難しいなと思ったところもありますが、それを覆すほどの内容でした。
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「アリアドネの声」が良かったので、同じ作家の作品を手に取ってみた。 「奇跡は実在する!」と、その証明に人生を賭ける青髪の美しい探偵。しかし、その信念に見合う収入はなく、彼は金銭的に困窮して、金貸しのフーリンに多額の借金を抱えている。フーリンは美しい長身の中国人女性で、かつては中...
「アリアドネの声」が良かったので、同じ作家の作品を手に取ってみた。 「奇跡は実在する!」と、その証明に人生を賭ける青髪の美しい探偵。しかし、その信念に見合う収入はなく、彼は金銭的に困窮して、金貸しのフーリンに多額の借金を抱えている。フーリンは美しい長身の中国人女性で、かつては中国裏社会で恐れられた残忍非道な人物。現在は引退しているものの、その影響力は健在だ。 癖の強い登場人物が次々と現れ、(ダイナーを思い出した)どのキャラクター達もそれぞれ魅力的だったが、特にこのフーリンが良かった。彼女の語りと、他の登場人物とのやり取りは聞いていて(読んでいて)楽しくて痛快だった。 内容的には斬新で、興味深い題材だったが、正直私には読み辛かった。 中国の単語が多くて頭に入らず、主人公の探偵に感情移入も出来ず…
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「このようなことが起こった」という通常のミステリとは逆に、「このようなことが起こったはずはない」と証明する否定のミステリ。 起こり得る仮説を否定する論理は極めてロジカルであり、ある程度正しいのだろうが、それをさらに否定する説明もおそらく無限にある。それを覆い隠し煙に巻くような外連...
「このようなことが起こった」という通常のミステリとは逆に、「このようなことが起こったはずはない」と証明する否定のミステリ。 起こり得る仮説を否定する論理は極めてロジカルであり、ある程度正しいのだろうが、それをさらに否定する説明もおそらく無限にある。それを覆い隠し煙に巻くような外連味溢れる展開や文章が自分好み。 衒学的なところは麻耶雄高へのリスペクトを感じる。
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面白い話ではありましたが、最後の方に関しては頭の中で整理するのが大変で、読むのに疲れました… と、色々な人が出てくるのに少し勿体無い気がしました。
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怪し気な宗教団体で起きた集団自殺に一人の生き残りが しかしそこには逆密室と不可能殺人があった これは巧妙なトリックかはたまた奇跡なのか 探偵はあらゆる可能性を否定できれば奇跡が残ると言う 次々と繰り出されるトリックを片っ端から否定するスタイルは斬新なミステリー作品だ
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難しい言葉や中国語が多々出てきて、個人的には、読みにくかったように感じました。世界観が好きな人は好きだと思います。漫画化したら面白いのではないかなと思いました。
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ここでの評価があまり良くないので、難しいのかなーと恐る恐る読んでみたら私は好きなタイプだった!百回に一回でも起こり得る可能性が示せれば相手側の仮説として成立するのに対して、探偵はその可能性が決して生じないことを確実に証明しなければならないという仕組みも初めて読んだミステリーで面白...
ここでの評価があまり良くないので、難しいのかなーと恐る恐る読んでみたら私は好きなタイプだった!百回に一回でも起こり得る可能性が示せれば相手側の仮説として成立するのに対して、探偵はその可能性が決して生じないことを確実に証明しなければならないという仕組みも初めて読んだミステリーで面白かったし、それ以上に次々と現れる刺客たちを探偵が華麗に負かしていくストーリーが良くて頁を繰る手が止まらなかった。続編も読みたいなぁ。
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日常ではまず見かけない語彙が全体的に多く、辞書を引きながら読む手間が辛い小説……。これが、読み終わって一番の感想でした。 不可解な状況に対し、考えられる様々な「可能性」を探偵が否定していく、という形で進行するのが斬新でした。 他に類を見ない構成や文体、登場人物の誰もが奇天烈なキ...
日常ではまず見かけない語彙が全体的に多く、辞書を引きながら読む手間が辛い小説……。これが、読み終わって一番の感想でした。 不可解な状況に対し、考えられる様々な「可能性」を探偵が否定していく、という形で進行するのが斬新でした。 他に類を見ない構成や文体、登場人物の誰もが奇天烈なキャラ付けかつ頭脳明晰なのが特徴だと思います。 普段から要素を整理し、推理しながらミステリを読んでいる方ならあるいは、合うかもしれません。 心情描写やエンタメ性を重視して本を読む私にとっては、物語を楽しむ以前に、ただ疲れる小説で終わってしまったと思います。 評価される理由は十分に感じましたが、私にその素養がなかったな、と思いました。
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