口笛の上手な白雪姫 の商品レビュー
世の中かれ少しはみ出してしまった人を描くのがうまい。登場人物たちは誰にも迷惑をかけないようにひっそりと暮らすものが多い。タイトルの口笛上手な白雪姫が良かった
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面白かったです。令和最初の読了。 今回もひっそりと奇妙な世界でした。 「かわいそうなこと」「一つの歌を分け合う」「乳歯」が好きでした。 「亡き王女のための刺繍」は穏やかに読んでいたら最後の私の台詞にやられました。どんな背景があるのか想像がふくらみます。 「一つの歌を分け合う」はレ...
面白かったです。令和最初の読了。 今回もひっそりと奇妙な世界でした。 「かわいそうなこと」「一つの歌を分け合う」「乳歯」が好きでした。 「亡き王女のための刺繍」は穏やかに読んでいたら最後の私の台詞にやられました。どんな背景があるのか想像がふくらみます。 「一つの歌を分け合う」はレ・ミゼラブルが観たくなりました。 今回は子どもモチーフのお話たちでした。子どもたちにもそれぞれの世界があって、小川さんが子どもを見つめる眼差しは不思議です。
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短編が8つ.表題作の白雪姫こと 大衆浴場で赤ちゃんを預かる小母さんの話も良かったが、レ・ミゼラブルが取り持つ伯母さんと僕の話が、なぜか惹かれるものがあった.息子の影を俳優さんから引き出そうと懸命な伯母.それを冷静に見る僕.どの話も、現実離れした感じにもかかわらず、なぜか見てきたよ...
短編が8つ.表題作の白雪姫こと 大衆浴場で赤ちゃんを預かる小母さんの話も良かったが、レ・ミゼラブルが取り持つ伯母さんと僕の話が、なぜか惹かれるものがあった.息子の影を俳優さんから引き出そうと懸命な伯母.それを冷静に見る僕.どの話も、現実離れした感じにもかかわらず、なぜか見てきたような感じの話ばかりで楽しめた.著者の作品はこれまでに4冊読んでいたが、増やそう!
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2019.03.02. 読了 またまた不思議な小川洋子さんの世界。 ちょっと落ち着かなくて、 異空間すぎて、 本当はとても苦手だけど、 読みたいお話。 先回りローバ 亡き王女のための刺繍 かわいそうなこと 一つの歌を分け合う 乳歯 仮名の作家 盲腸線の秘密 口笛の上手な白雪...
2019.03.02. 読了 またまた不思議な小川洋子さんの世界。 ちょっと落ち着かなくて、 異空間すぎて、 本当はとても苦手だけど、 読みたいお話。 先回りローバ 亡き王女のための刺繍 かわいそうなこと 一つの歌を分け合う 乳歯 仮名の作家 盲腸線の秘密 口笛の上手な白雪姫
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小川洋子さんの世界観がとても清潔に丁寧に不思議に描かれている短編集でした。 中でも「亡き王女のための刺繍」と「口笛の上手な白雪姫」が好きでした。 「亡き王女のための刺繍」は、話に起伏があまりないのですが、何故か強く心に残って、その世界にずっと浸っていたい様な、とにかく不思議な感覚...
小川洋子さんの世界観がとても清潔に丁寧に不思議に描かれている短編集でした。 中でも「亡き王女のための刺繍」と「口笛の上手な白雪姫」が好きでした。 「亡き王女のための刺繍」は、話に起伏があまりないのですが、何故か強く心に残って、その世界にずっと浸っていたい様な、とにかく不思議な感覚でした。刺繍とは、女性にとって、何か特別なものなのかもしれません。 「口笛の上手な白雪姫」は神域とおとぎ話のメルヘン感がとても生々しく、小母さんの真面目過ぎる奇妙さが奥行きを出していて、「白雪姫」と名付けるとは。と、すごいの一言です。
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童話。大人向け? 小川さん、すいません。良く分かりませんでした。 ついていけたのは、「かわいそうなこと」と、「一つの歌を分け合う」。
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小川洋子先生の独特な世界観、言葉選びがとても素敵でした。たまたま書店で手にとって購入しましたが、この本に出会えて良かったなと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編。 吃音だった僕の言葉を拾い集めていたローバとの出会いと別れ。 生まれてくる赤ちゃんに送るためのよだれかけに刺繍をしてくれるりこさん。 シロナガスクジラ、ツチブタ、野球をやっている男の子、かわいそうなことを書く自分だけのノート。 ある日を境にミュージカルのレ・ミゼラブルの主人公を自分の息子だと錯覚しだした息子を亡くした伯母のこと。 海外で1人迷子になったときの聖堂で見たもの、その夜に抜けた乳歯。 小説家を愛し、小説の声が聞こえてくる私は彼の本すべてを暗記し、架空の話について小説家に質問することを2人だけの秘密の愛の交わりだと思っていたこと。 廃線寸前の電車に目的もなく乗車する曽祖父とひ孫。 彼らだけに見えていたのか定かではないうさぎの存在。新たに生まれてきた弟と、曽祖父の死。 銭湯にひっそりと暮らす小母さん。 お風呂に入りにきた母親たちがゆっくりとできるように、彼女たちから赤ちゃんを預かる小母さんの控えめで優しい口笛。 盲腸線と口笛の上手な白雪姫が印象的。
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表題作含む短編8作品。 「先回りローバ」は吃音の少年の前に現れた小さな老婆のお話。 「亡き王女のための刺繍」は、不思議な印象の作品。 「仮名の作家」はストーカーっぽくて、「口笛の上手な白雪姫」も不思議な感じの作品でした。 全体的に例えば裁縫部屋や休憩室、森の景色とか、景色や風...
表題作含む短編8作品。 「先回りローバ」は吃音の少年の前に現れた小さな老婆のお話。 「亡き王女のための刺繍」は、不思議な印象の作品。 「仮名の作家」はストーカーっぽくて、「口笛の上手な白雪姫」も不思議な感じの作品でした。 全体的に例えば裁縫部屋や休憩室、森の景色とか、景色や風景が印象的なのですが、心象風景がこわいと感じる1冊でした。
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