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つらいと言えない人がマインドフルネスとスキーマ療法をやってみた。 の商品レビュー

4.3

34件のお客様レビュー

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2023/02/05

伊藤絵美先生の本は、本当にわかりやすい。さらさらと読めて、少しずつ私に吸収されていきます。 この本は専門書ではないかもしれない。 でも、ワークについてもわかりやすくまとめられていて勉強になりました。 専門書を読んでいると砂時計の砂のように知識が私自身に流れ、溜まっていきますが...

伊藤絵美先生の本は、本当にわかりやすい。さらさらと読めて、少しずつ私に吸収されていきます。 この本は専門書ではないかもしれない。 でも、ワークについてもわかりやすくまとめられていて勉強になりました。 専門書を読んでいると砂時計の砂のように知識が私自身に流れ、溜まっていきますが、残念ながら凡人の私は底がザルになっているようで、溜まったそばから抜け落ちていきます。 繰り返し繰り返し読んで自分の中に吸収していきたいです。

Posted byブクログ

2023/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スキーマ療法を受けるお二方のお話。深い。読んでいてしんどかったり涙ぐんだり。 先生自身が人生に迷っていてスキーマ療法に出会ったということに驚いた。 何でもできるような先生も人生に悩まれるんだなあ。 とても勉強になったのに、読後謎の不安感におそわれた。自分の何が不安を感じたんだろう。 「自分にはスキーマ療法が絶対に必要、どんなに時間がかかってもいい」と言うヨウスケさん、今までどれほど苦しかったんだろう。彼の長年つらさや苦しさを感じる言葉に私が涙ぐむ。 五歳のヨウスケさんの写真に声かけされてポロポロ涙を流すヨウスケさん。しんどかったんだねえ…。私も涙ぐんでしまう。 「ナナちゃんのぶんまで、ぼくはぼくの人生を大事に生きる」 せつない。もう戻ってこないけど前を向いた瞬間なんだろうか。また涙ぐむ。 ヨウスケさんの変わりっぷりにびっくり。 感情が豊かになっていく。大事なことなんだなあ。 ヨウスケさんは根気強く治療を受けたけど時間のかかる大変な作業なんだなあ。4年とは! 読めば劇的な変化に感じるけど、何年もかけているからカウンセラーと本人にとっては少しずつだったんだなあ。これがスキーマ療法。 ワカバさんも3年かけてる。人が変わるって時間がかかるんだなあ。 「小さなワカバちゃん」にいちいち尋ねる。これを別のどこかで見かけて実践してたんだけど何だったか思い出せない。またやってみよう。 ・生きていくだけで精いっぱいという人にスキーマ療法を行う場合は、時間と労力がものすごくかかる。生き方レベル、スキーマレベルで人が変化するには、それなりのパワーが必要。

Posted byブクログ

2022/08/13

【オンライン読書会開催!】 読書会コミュニティ「猫町倶楽部」の課題作品です ■2022年7月31日(日)19:00 〜 20:50 https://nekomachi-club.com/events/c9088137f10e

Posted byブクログ

2022/06/12

マインドフルネスとスキーマ療法についてストーリーを交えながら知ることができた。スキーマ療法は自身の「原体験」を振り返ることで生きづらさの正体を見破るものなのだと知った。マインドフルネスはワークを何種類か知ることができたので興味あるものからやってみたい。せっかくなら、観るもの聴くも...

マインドフルネスとスキーマ療法についてストーリーを交えながら知ることができた。スキーマ療法は自身の「原体験」を振り返ることで生きづらさの正体を見破るものなのだと知った。マインドフルネスはワークを何種類か知ることができたので興味あるものからやってみたい。せっかくなら、観るもの聴くもの触れるもの味わうもの、を感度高く感じたいし、解像度高く残したいし。(今はシャボン玉と川と葉っぱのワークと香りのワークが気になってる) フレンズとかchelmicoのライブ行くと感じるけど、"まあいいんじゃない?"とかある種"他人のために頑張りすぎずわがままに生きる"のが大事だなぁと思わされる。次はバカボンのパパと学ぶ老子読みたいなぁ。思考プロセスとか参考になりそう。 中核感情欲求 1.愛してもらいたい。守ってもらいたい。理解してもらいたい。 2.有能な人間になりたい。いろんなことが上手くできるようになりたい。 3.自分の感情や思いを自由に表現したい。自分の意志を大切にしたい。 4.自由にのびのびと動きたい。楽しく遊びたい。いきいきと楽しみたい。 5.自律性のある人間になりたい。ある程度自分をコントロールできるしっかりとした人間になりたい。

Posted byブクログ

2022/05/05

最初の前書きが長く、文書の書き方が苦手かも…と思いましたが、物語の部分に入るとスーッと読めてしまいました。 苦手と感じた文書の書き方も、物語部分ではなくなりました。 自分でも実践したい、と思っていますが結果を急がずにひとつずつ大事に試すことが何より重要だなぁと思います。 あと、簡...

最初の前書きが長く、文書の書き方が苦手かも…と思いましたが、物語の部分に入るとスーッと読めてしまいました。 苦手と感じた文書の書き方も、物語部分ではなくなりました。 自分でも実践したい、と思っていますが結果を急がずにひとつずつ大事に試すことが何より重要だなぁと思います。 あと、簡単にできるところからとりあえずやってみる、ということも大事だと思いました!

Posted byブクログ

2021/11/21

この本に出会えて良かったと思えた。 読んだから自分の生きづらさや、心の中に抱えているなにか分からないがモヤモヤとしたものがなくなるわけではない。 けれども、すこし糸口を掴めたような気がする。 マインドフルネスや、認知行動療法、スキーマ療法とどれも考え方や対処法としては自分の対...

この本に出会えて良かったと思えた。 読んだから自分の生きづらさや、心の中に抱えているなにか分からないがモヤモヤとしたものがなくなるわけではない。 けれども、すこし糸口を掴めたような気がする。 マインドフルネスや、認知行動療法、スキーマ療法とどれも考え方や対処法としては自分の対話といったベースは同じなのかなと感じた。 もう少しこの方の著書を読んで勉強しようと思う。

Posted byブクログ

2021/09/17

CBTは知っていたけどスキーマ療法ははじめて聞いた。 荻上チキさんの本から知った本。 パーソナル境界性場外以外にも気分変調症にも効かないかなあ。 ただ寝る前に読んだのでなかなか寝られなくなってしまった。

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2021/09/08

オレ様のヨウスケさん、自分を優先してしまうワカバさん。二人の「自分の気持ちに向き合えない」主人公を通して、マインドフルネス、スキーマ療法を学べる。 誰しも生きづらさのようなものは抱えている。その中で、本書で紹介されている手法を日常に取り込むことで、自分の感情やモードに気付き、コ...

オレ様のヨウスケさん、自分を優先してしまうワカバさん。二人の「自分の気持ちに向き合えない」主人公を通して、マインドフルネス、スキーマ療法を学べる。 誰しも生きづらさのようなものは抱えている。その中で、本書で紹介されている手法を日常に取り込むことで、自分の感情やモードに気付き、コーピングすることで、少し心地よく過ごせるようになると感じた。

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2021/08/03

ヨウスケさんの話、過去の部分が辛かった とはいえ外にみえている部分において 過去の出来事は見えないので 自分を縛るものがあればあるほど 先細りしていくのが悲しいところ。 伊藤先生のもとにたどり着けてよかったし、 諦めずに取り組めてよかったと思う この手の話でいつも気になるのは...

ヨウスケさんの話、過去の部分が辛かった とはいえ外にみえている部分において 過去の出来事は見えないので 自分を縛るものがあればあるほど 先細りしていくのが悲しいところ。 伊藤先生のもとにたどり着けてよかったし、 諦めずに取り組めてよかったと思う この手の話でいつも気になるのは、 ドアを開けている時点で改善に近づいている 人の裏にそもそもそのドアを叩けない (金銭的理由、そもそもドアを知らないなど) 人もたくさんいるはずで そことの繋がりって難しいよなあということ。 私個人でいうと、 先のことを悲観的に考えてしまう部分があるので そのあたりは解きほぐしていきたい。 帯にあった「人を助けるひとは、なぜ自分を助けられないのか。」はちょっとミスリードしそうな文章だなと思った(人を助けるひとが自分を蔑ろにしているという話ではないように感じた)

Posted byブクログ

2022/11/29

<感想> 認知心理学をベースにしたカウンセラーの書いた本。 これまで認知心理学の考え方や実施手法などの理論書的な本はかなり読んできたので、この分野については分かった気になっていた。しかし、本書は著者のカウンセリング経験を書いているので、ひじょうに生々しくて自分事のように沁みてくる...

<感想> 認知心理学をベースにしたカウンセラーの書いた本。 これまで認知心理学の考え方や実施手法などの理論書的な本はかなり読んできたので、この分野については分かった気になっていた。しかし、本書は著者のカウンセリング経験を書いているので、ひじょうに生々しくて自分事のように沁みてくる。実際の治療の過程で滲む膿のような記憶。理論書ではピンと来なかった部分が、本書では感覚的に理解できた。 脳科学的には「エピソード記憶」のほうが深く残るらしい。本書を読んで物語の力を感じた。 本書には二人の患者が登場するが、個人的に二人目のワカバさんの生きづらさが重なった。 <アンダーライン> ★★<認知(自動思考)>、<気分・感情><身体反応>の三つははっきりと外側に現れるのではなく、頭の中、心の中、身体の中に現れる、いわゆる「内的な反応」です。 ★★ストレッサー(環境)と、<認知><気分・感情><身体反応><行動>からなるストレス反応 ★★CBTの基本モデルにおける五つの要素のうち、直接的にコーピング(対処)できるのは、<認知>と<行動>だけなのです。 ★★★一方、ストレッサー(環境)は自分の好きなようにコントロールすることはできません。舌打ちする他人を止めることはできないのです。同様に<気分・感情>と<身体反応>も直接的に対処することは不可能です。 ★★★「激怒してみよう」「血圧を30上げてみよう」「めちゃ愉快な気分になってみよう」「心臓の動きを止めてみよう」…無理ですね。 ★★★「私、何怖がっちゃっているの?なんでこんなに不安になっているの?馬鹿みたい」。これは「マインドフル」ではなく「マインドレス」です。自分の体験を評価したり判断したりしてしまっているからです。 ★★★自分の体験はいっさいコントロールしようとしません。「ふーん、そう思っちゃったんだねー」とそのまま受け止めるということです。 ★★★★つまり自分のすべての体験に対して、いっさいのコントロールを手放し、興味関心を持って、「ふーん、そうなんだ」と受け止め、味わっていると、どんな体験もそのうち消えてきますから、消えるにまかせてさよならをする、というのがマインドフルネスです。 ★「目を閉じたまま「怖い」「やりたくない」という思いを味わいましょう」「「怖い」「やりたくない」という自動思考に気づき、それらを味わったら、注意をm、畝に戻しましょう」 ★★★★★外在化 ★★★傷ついた子どもモード、傷つける大人モード、いただけない対処モード、ヘルシーモード(幸せな子どもモード)、ヘルシーモード(ヘルシーな大人モード) ★★★★★乗っ取られ ★「今だったら背中が痛くなっても、その痛みに対して「よく来たね」と言ってマインドフルに受け止められるのに。残念だなあ」 ★★★人は生きているだけで等しく価値がある。ただそれだけ。 ★★「馬鹿にするとかされるとか、自分が上か下かとか、そういうことをまったく気にせずに、人と接したりしゃべったりするのはこんなに楽しいことだったのかということを知りました」 ★★★生きづらくさせたスキーマの製造元 ★★★「背中の痛みがぼくをここに連れて来てくれて、スキーマ療法に出会わせてくれたのですから、ぼくの背中の痛みに感謝しなければいけませんね」 ------------------------- ★★★自分の自動思考の奥底には「…しなきゃ…に悪い」といった思いがある ★★★自分が自分を再養育する ★★★みんなは「悪い」と思っていないらしい! ★★★★「悪い」ことをやってみる。それはたとえば、道で人とすれ違うときに自分からよけないとか、試食をしても商品を買わないとか、そういうことです。これまで「相手に悪くてできない」と思っていたことを、少しずつやってみるのです。 ★★★★★そしてやってみたところで何も「悪い」ことは起きないこと、すなわち、道で自分がよけなければ相手がよけてくれること、試食した商品を買わなくても誰にも何も悪いことは起きないこと、といったことを実感として体験していきました。 ★★★★★震える手でドタキャンメール ★★★★勇気を振り絞って出したところ(メールを送信する手が震えるぐらい、彼女にとっては勇気のいる行為でした)、特に何も「悪い」ことは起きず、皆に心配してもらってこの話は終わりました。 ★★★私は私自身のために生きる ★★★★★どれだけ自分は他人のために生きてしまったのか」という苦い思い ★★★★★「なーんだ、私、独り相撲を取っていたわけね」と笑ってしまったのだそうです。

Posted byブクログ