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毎年、記憶を失う彼女の救いかた の商品レビュー

3.6

55件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2023/08/05

ピュアな恋愛小説。 両親を交通事故で亡くした主人公は、毎年その時期が来ると、経験した一年間の記憶を失くしてしまう。彼女は、それでも前向きに生きようとする。 そんな彼女に近づく小説家の男性。彼にも秘密がありました。 記憶障害について、よく調べられているのだと思います。その症状の特性...

ピュアな恋愛小説。 両親を交通事故で亡くした主人公は、毎年その時期が来ると、経験した一年間の記憶を失くしてしまう。彼女は、それでも前向きに生きようとする。 そんな彼女に近づく小説家の男性。彼にも秘密がありました。 記憶障害について、よく調べられているのだと思います。その症状の特性を考えられたラブストーリーでした。 作家さんご出身の静岡西部のデートコースも楽しく読ませていただきました。パルパルってまだ健在なのね。

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2023/07/09

男の人の一途な思いが切ない。 純愛を感じた。 人物の感情がしっかり言語化されてて、記憶障害っていう非現実的なことでも物語に入り込めた。 改行が多く、難しい言葉も使われてなくて私には読みやすかった。

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2023/02/06

よくある記憶をなくす系の恋愛小説だと思って読み始めたけど、期待以上に感動しました。 泣きました。。。

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2022/11/13

飾らない文章で読み易く、あっという間に読み終えました。 頭で考えたことと、心が感じたことは、密接に関わり合っているけれど根は別物なんでしょうね。 力強く前を向いていく、清々しい読後感でした。

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2022/11/10
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タイトルで分かるように、彼女には記憶障害があるんだなーと思った。 彼は日記を記しており、それはトライアンドエラーかと思ったが、後半…まさか1日しか記憶が保てない方とは… だから夜からなんだなと、、色々合点が行った。 愛ってすごい。すごいなと思った。 2人で前を向いて歩いて欲しい。 5年後の2人を見て見たいなと感じた。

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2022/09/10

主人公の千鳥は事故の後遺症で一年ごとに記憶がリセットされる障害を持っている。つまり、事故の直後に三年後の現在が始まるのだ。また記憶がリセットされた三ヵ月後、千鳥の前に見知らぬ男が現れ「僕と賭けをしよう」と持ち掛ける。男の正体は?目的は? 予想していたどんでん返しと全く違っていた...

主人公の千鳥は事故の後遺症で一年ごとに記憶がリセットされる障害を持っている。つまり、事故の直後に三年後の現在が始まるのだ。また記憶がリセットされた三ヵ月後、千鳥の前に見知らぬ男が現れ「僕と賭けをしよう」と持ち掛ける。男の正体は?目的は? 予想していたどんでん返しと全く違っていた。良い意味で期待を裏切られた。恋愛小説をミステリーの手法で描くとこんなに面白いのかと。記憶障害という枷が効果的だ。 同じ事実が前半と後半で全く違うストーリーとなる。二度読みしてしまう面白さだ。

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2022/08/15
  • ネタバレ

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2017年。第54回。 自動車事故で両親を失い、ひとり助かった娘。だが、記憶が1年しかもたない。浜松の病院に通っている。そこで、ひとりの小説家と出会い、彼の提案によりデートを重ねていく。デートしてもいいかな、と思ったのは、彼がイヤな感じではなかったから。記憶なくても、感情は覚えているのかもしれない。 彼との過去が少しずつ明らかになっていく。最終的にはえー。それはせつないなぁ。びっくりしたから、あえて書かない。

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2022/02/27

愛の偉大さを感じた。 二人とも辛い状況のはずなのに最後には前向きな感じで終わっていることがとても逞しく思った。

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2022/02/09

両親が交通事故で亡くなってしまったショックから、記憶障害になった千鳥。 しかも毎年、事故直後に戻ってしまう。 そして空白の3年が過ぎた。 そんな千鳥の前に1人の男性が現れる。 彼は千鳥をデートに誘い、自分の正体を探って欲しいと言う。 どうも記憶のなくなった期間に知り合った人らしい...

両親が交通事故で亡くなってしまったショックから、記憶障害になった千鳥。 しかも毎年、事故直後に戻ってしまう。 そして空白の3年が過ぎた。 そんな千鳥の前に1人の男性が現れる。 彼は千鳥をデートに誘い、自分の正体を探って欲しいと言う。 どうも記憶のなくなった期間に知り合った人らしいけど、わからない。 多少強引な彼に疑問を抱きながらも、彼とのデートを重ねていく。 彼は何者なのか? 最後にはとても信じられない真実が… 2022.2.9

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2021/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公、尾崎千鳥は両親の事故をきっかけに記憶が一年しか持たない記憶障害を発症してしまう。障害に負けずこれからはクールに大人の女性として生きようと思った矢先、目の前に「天津真人」と言う謎の男が現れる。「賭けしない?僕と一ヶ月デートして、正体が分かったら君の勝ち。どんな関係だったか、どうやって出会ったのか。分からなかったら僕の勝ち。」はじめは疑わしかった真人。デートを重ねていくうちに次々と明らかになっていく真実に驚愕。終盤の伏線回収ラッシュ。そしてラストは…… 一個前に「博士の愛した数式」を読んだばかりで何気に手に取った作品がまさか同じような内容で自分でもびっくりした笑 恋愛ミステリーが好きな人には刺さると思う!  すべての伏線が…愛。うん、確かに!

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