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ワニの町へ来たスパイ の商品レビュー

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60件のお客様レビュー

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2021/11/28

序盤の展開に面食らって、もう少しで読むのをやめるところだった。ヒロインは、麻薬組織の男をハイヒールで殴り殺した(!)CIA秘密工作員。組織と内部密告者の目から身を隠すために赴いたルイジアナでは、いきなり裏庭にワニは現れるわ、人骨が出てくるわ、隣人や保安官補がズンズン家に入ってくる...

序盤の展開に面食らって、もう少しで読むのをやめるところだった。ヒロインは、麻薬組織の男をハイヒールで殴り殺した(!)CIA秘密工作員。組織と内部密告者の目から身を隠すために赴いたルイジアナでは、いきなり裏庭にワニは現れるわ、人骨が出てくるわ、隣人や保安官補がズンズン家に入ってくるわ、もう大騒ぎ。こういうドタバタ劇って苦手なんだよね…って思って。 いやいや、放り出さなくて良かったー!途中からは話のリズムに馴染んできて、どんどん惹きつけられていった。何と言っても会話がいい。ちょっと(かなり)ブラック風味のやり取りが実に小気味よく、楽しい。会話で笑わせられたのは久しぶり。(フロストもハップ&レナードももう読めないから、このシリーズを知ったのはとても嬉しいなあ。) ヒロインを始め、出てくる人はみな一癖も二癖もあるヤツばかり。最初は、この人どうなの?と思うんだけど、だんだんそれぞれの人物像が見えてきて、それがとっても魅力的だ。特に二人のおばあちゃんのカッコイイこと!ラストの大立ち回りはお見事の一言で、ほんと、スカッとした。 それぞれの人にまだまだ語られることがありそうで、この後の展開に期待がふくらむ。すでにあと三作出ているようなので、是非読みたいと思った。

Posted byブクログ

2021/10/29

おもしろかったー 読んでて元気が出る本だった 強いおばあちゃんたち最高 主人公も子供が売られそうになってたから本来の仕事と関係ない殺人をしてしまって咎められてるところで良いやつじゃんってなったし ハイヒールだけでやってのけてるのもウケた 川にクッキー捨てたのはハ?ってなったけど ...

おもしろかったー 読んでて元気が出る本だった 強いおばあちゃんたち最高 主人公も子供が売られそうになってたから本来の仕事と関係ない殺人をしてしまって咎められてるところで良いやつじゃんってなったし ハイヒールだけでやってのけてるのもウケた 川にクッキー捨てたのはハ?ってなったけど 本になった時点でシリーズ10冊出てると書いてあったので全部読みたい あとグッズのネットショップも後で見る

Posted byブクログ

2021/10/28

これは面白かった…!任務に失敗したCIAの女性スパイが一時身を隠す為に潜伏中の小さな田舎町でひょんなことから町内会のおばさま達と共に屍体遺棄事件の真相解明に挑むというコージーミステリー。中盤過ぎまでは物語に入り込めなかったし、ミステリーとして読み応えは然程然ないけれども、主要登場...

これは面白かった…!任務に失敗したCIAの女性スパイが一時身を隠す為に潜伏中の小さな田舎町でひょんなことから町内会のおばさま達と共に屍体遺棄事件の真相解明に挑むというコージーミステリー。中盤過ぎまでは物語に入り込めなかったし、ミステリーとして読み応えは然程然ないけれども、主要登場人物達のキャラクターが立っていて、かなり良質なエンタメ作品に仕上がっている。映像化されていないのが不思議なくらい。物語にもう少し奥行きがあると尚良かったが、名刺代わりの第一作目ならこの内容でも十分なのかしら。シリーズ続編も楽しみ。

Posted byブクログ

2021/10/02

おもしろかった。 女スパイが身を隠すために田舎に来たが、住む家のそばで人骨を発見。田舎の老婦人たちの手で事件に巻き込まれていく。 活躍するのが○○とは思わなかったし、結末が楽しかった。

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2021/09/15

悪者はわかりやすーく悪者だし、ご都合主義では?と思わなくもないし、緻密なミステリって感じでもない。が!軽快で最後まで一気に読まされた。ミステリ要素とはまた別の、最後の種明かしが好きだ。 ルイジアナの小さな町の雰囲気が五感をもって想像される。作者はルイジアナ出身だというし、リアリテ...

悪者はわかりやすーく悪者だし、ご都合主義では?と思わなくもないし、緻密なミステリって感じでもない。が!軽快で最後まで一気に読まされた。ミステリ要素とはまた別の、最後の種明かしが好きだ。 ルイジアナの小さな町の雰囲気が五感をもって想像される。作者はルイジアナ出身だというし、リアリティを感じるのはそのおかげかな。キャラクター達の会話も生き生きしている。明るく書いてあるけど割とブラックでは?てとこも、ある。 日本人的には、生活の中での銃への距離感がちょっと面白く感じられた。翻訳はちょっと、元の英文が透けて見えちゃうとこもあったかな…ただ、アメリカンな雰囲気ともいえるかも。

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2020/08/03

いうほど笑わなかったwミステリー感はほぼない。常に思ってたのはワニが近くに棲息してるのに犬裏庭に出すのかよ!ってことと屋根裏もう調べないの?ってこと。でも最後の1割で急に3倍速くらいでわさわさーっと面白かったw

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2020/07/01

あのばっちゃんコンビは色々と強いなぁ コージミステリだけど、ありがちパターンとはちょっと違うような気がしなくもない。

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2020/06/06

 CIAの女スパイの一人称で描かれた少しブラックなユーモアで綴られたミステリー。明るく、タフで、ディープ・サウスのワニの町に展開するテンポの良い冒険譚が何とも味わい深いシリーズ開幕作である。  ヒロインのフォーチュンは、CIA腕利きスパイとしての職務中、中東の砂漠で、ついある大...

 CIAの女スパイの一人称で描かれた少しブラックなユーモアで綴られたミステリー。明るく、タフで、ディープ・サウスのワニの町に展開するテンポの良い冒険譚が何とも味わい深いシリーズ開幕作である。  ヒロインのフォーチュンは、CIA腕利きスパイとしての職務中、中東の砂漠で、ついある大物を殺してしまったことから、敵組織のボスから手配状を出されてしまう。直ちに帰国を命じられたフォーチュンは上司の計らいでルイジアナの湿地帯にある小さな集落のようなところに身をひそめることになる。  亡くなった老女の家に、娘として潜伏することになるのだが、家のすぐ裏には、バイユーが流れ、ワニが棲んでいて、着いた途端に老犬が人骨を掘り出してしまう。警察には睨まれ、町の味のある老女たちには突っ込まれ、二転三転の熱い冒険が始まる。  ドタバタ劇のように次々とフォーチュンの身にふりかかる不幸な出来事から抜け出すための四苦八苦の行動を、彼女自身の皮肉とユーモアたっぷりの一人称が怪しく語り進む。  ディーリア・オーエンス『ザリガニの鳴くところ』でたっぷりと味わったノースカロライナの湿地の描写も凄かったが、アメリカ南部の自然とそこに住む人間たちのタフネスぶりは半端ではない。ジョー・R・ランズデールのハップとレナード・シリーズの流れを汲む南部ユーモア・ミステリとしてこれは人気が出るだろう。  亡くなったおばあちゃん含めて、その親友であったガーティやアイダ・ベルなどの老婦人たちが、実はヒロインを凌ぐくらいの存在感と個性を持っていて、この町全体がとても好きになってしまうのだ。  警察の暴力的な捜査や、押しの強い保安官補の登場回数の多さ、バイユーからにらみをきかせているワニ、等々、このシリーズを取り巻く粘度のどろどろの濃さは半端ではない。  なるほど本国ではこのシリーズは10冊以上出版されており、邦訳のスタートは遅かったものの既に3作の翻訳を読むことができる。本書を知ったのは翻訳ミステリー札幌読書会での課題書に挙げられたからで、それまではぼくはスルーしていたシリーズ。読み始めたからには、全部読み続けていきたい。

Posted byブクログ

2020/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

楽しくスカッとする本が読みたいなー、と思っていた時に、たまたまのぞいたTwitterでこの本のおすすめを見つけて読んでみた。 いやぁ、面白いわ!まさにこんなのが読みたかった!という一冊。 CIA工作員が、田舎町に潜伏。さぁ、そこで何がっ?!ご婦人方の活躍が想像越えててサイコー。 すぐさまシリーズ購入!

Posted byブクログ

2020/03/29

ヒロインがかっこいい!! これまでのコージーミステリの定番、お料理系ヒロインと違い戦う主人公。 そして、ルイジアナの熱くてムシッとしてアリゲーターの出没する環境がまた素晴らしい。 はちゃめちゃな地元おばあさんたちの活躍も勢いがあって、謎めいてる。

Posted byブクログ