自分の中に毒を持て 新装版 の商品レビュー
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2つ道があってみんな安心・安全な方へ行こうとする。 本当は危険な道に行きたいのにそれを阻んでいるのはいつも自分自身だということ。 みんなと同じでは普通の人生。 自分の心が動かされるものに恐れず飛び込んでいくことが人生を充実させることに繋がる。 男と女ではなく、親と子ではなく 人間として真正面からぶつかり合うこと。 ただしちょっと共感できないところもある。
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友人に勧められて購入。読んでよかった。とても共感できること、気付かされること、理解できないことなど様々あり、この本に出会えてよかったと心から思う。自分が日々の生活で漠然と抱えていた不満や不安、違和感を紐解くヒントをたくさん与えてくれた。自分の人生にしっかり還元するために自分に置き...
友人に勧められて購入。読んでよかった。とても共感できること、気付かされること、理解できないことなど様々あり、この本に出会えてよかったと心から思う。自分が日々の生活で漠然と抱えていた不満や不安、違和感を紐解くヒントをたくさん与えてくれた。自分の人生にしっかり還元するために自分に置き換えたら何に当たるのかを理解し、岡本太郎氏の考えに対する自分の考えは何なのか整理して自分の哲学を築き上げたい。そこから何が導きだせるのかが今からとても楽しみだ。あとはシンプルに日本語の勉強にもなった。初めて見る単語や表現、何となく流し見してた日本語を改めて調べるきっかけとなり、刺激的で楽しかった。この本を勧めてくれた友人に心から感謝したい。
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自分が思うがままに生きろ。 メッセージ性は強いが、言い回しが少々くどいように感じた。 古い本だから仕方ないのかもしれない。 評判が良かったから読んでみたものの、期待値を超えはしなかった。
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自分は今、当然のように生きていると思っていたが、死んでいるのと同じだと気付かされた。 いかに生命を賭けた挑戦をしていないか、その人生にどんな価値を見出しているのか、説明できずに生きている。 著者の考え方は偏りが強いと思いつつも、動かされる力があると感じる。
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自身の全体性を表現し続けた岡本太郎だからこそ書ける本。一つ一つの言葉の重みが体験を伴っていて素晴らしい。芸術家の中の芸術家。 心に残ったのは下手、素人だからこそ作ること。作ることは楽しみ、解放感、冒険者が含まれていること。自由感生活感のある作り出したものが素人だから作れること。下手でもいいからどんどん作って生活を豊かに開いて行く、そうすると意外にも美しく嬉しいものができる。
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岡本太郎は太陽の塔を作った芸術は爆発だの人というくらいの知識しかなかったが、もっと自分勝手で破茶滅茶な人なのかと思ったら、自分と違う考え方の人に対する想像力のある賢い人なのだと思った。 全編を通して「日本のマジョリティはこうであるが、僕はこう思わない。こうすることが生きる上での美...
岡本太郎は太陽の塔を作った芸術は爆発だの人というくらいの知識しかなかったが、もっと自分勝手で破茶滅茶な人なのかと思ったら、自分と違う考え方の人に対する想像力のある賢い人なのだと思った。 全編を通して「日本のマジョリティはこうであるが、僕はこう思わない。こうすることが生きる上での美しさだ」という感じの話をしている本だから、説教臭く感じる人も居ると思うが私は面白い考え方を持った人だと思った。もし考え方や人生について悩んでいるような人には参考程度に読むと良いと思う。 都心の恵まれた家庭に生まれ、海外で学問を学ぶ機会を得られる環境に育ち、結果的にたまたま芸術家として成功した彼の自論なので、盲目的な人がこれを丸っと参考にして生きてしまうと大変なことになりそうだと思う。あくまで生存性バイアスだと思って読める人向け。
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岡本太郎といえばこの一冊らしい。昔の知り合いの愛読書だったこともあり読んでみた。 語気の強さ熱さはあるが、割とまっとうな事を言ってると思う。もっとはちゃめちゃな事言ってるイメージがあった。岡本太郎は、はちゃめちゃであってほしい。それとも当時としては、これがはちゃめちゃだったのだ...
岡本太郎といえばこの一冊らしい。昔の知り合いの愛読書だったこともあり読んでみた。 語気の強さ熱さはあるが、割とまっとうな事を言ってると思う。もっとはちゃめちゃな事言ってるイメージがあった。岡本太郎は、はちゃめちゃであってほしい。それとも当時としては、これがはちゃめちゃだったのだろうか?無気力な人、気弱な人、いじめられてる人に寄り添うような姿勢があったのが意外に感じた。 効率、生産性や予定調和を重視する傾向は今の方が高まっているから、太郎の言葉に頷いてしまう。今日的な問題として提示された一冊である「健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて」と重なる部分があるし、角幡唯介さんが冒険で実践しようとしている「システムの外に出る」話とも通じるところがある。 しかし自分のことを顧みると、歳とって好奇心とか気力のようなものが減退しているのを感じる。歳をとってもそれらをキープし続けるのは才能だろう。
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89年年上。同じうお座だったからためになった。 うちは母子家庭だった。母は5人兄弟の末っ子で可愛がられて生きてきた。私は一人っ子だった。注目されて当然。 当然私と母はぶつかり合った。 小学生の頃から。思うと、私よりも母の方が子供だった。守ってあげないとと思った。 2人とも死にそ...
89年年上。同じうお座だったからためになった。 うちは母子家庭だった。母は5人兄弟の末っ子で可愛がられて生きてきた。私は一人っ子だった。注目されて当然。 当然私と母はぶつかり合った。 小学生の頃から。思うと、私よりも母の方が子供だった。守ってあげないとと思った。 2人とも死にそうになった。もう嫌になった。生きていられないぐらい絶望したし、死んでしまおうかと思った。私も母も。母に包丁を向けられたこともあるし、母が自らに刃を向けていたことも何度もあった。あれはほんと今思えば命懸けの対決で。母が泣きながら飛び降りようとする度に、包丁を自分自身に向ける度に私も泣きながら必死で止めた。 そんな経験があったなんてきっと私と母を見て誰も思わないだろう。私たちは可愛くて優しくて穏やかで外面がいいから。 ただ7歳ぐらいから17歳までは女二人の決闘の場が家だった。 あれから5年以上が経ち母も再婚し二人の子供を儲けた。私と離れて暮らした。今だから言えるけどなかなかスリリングで楽しかった(?)かもしれない。笑 第3章を読んだら、その経験が救われたように思えた その日々を乗り越えたからまだ生きていけると思う 確かに私と母は対等だったなぁと そういえば、私が母親なんだから○○しなさい。とか言われたこと無かったなぁ ーーーーーーーーーーー 滅びたっていいじゃないか。当たり前のこと。どうして人は滅びたくないと考えるのだろう。悲観論も楽観論も実は同じ心情の裏表にすぎないのだ。いずれは滅びるだろう。生物は栄え、そして滅する。永遠に滅びないなどと考える方がおかしい。人類がこの世界に出現した、それは当然、いつかは消え去ることを前提にしているはずだ。めそめそと悲しみ嘆く必要はまったくない。 人間はまことに矛盾した生きものだ。 エコノミックアニマル日本 自分を大事にしようとするから、逆に生きがいを失ってしまうのだ。 逆に滅びるのが楽しみだなって思ったよ 最後、よかった
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岡本太郎さんの生きざまは面白い!けど、あまりの熱量に胸焼け。 人生の分岐点で迷っている、あと一歩踏み出す勇気がほしいとか やりたいことがあるのに、他人の目が怖くて出来ない というときに読むと、背中を押してもらえそう! だけどちょっと語り口が熱すぎるのと、かなり断定的な言い方な...
岡本太郎さんの生きざまは面白い!けど、あまりの熱量に胸焼け。 人生の分岐点で迷っている、あと一歩踏み出す勇気がほしいとか やりたいことがあるのに、他人の目が怖くて出来ない というときに読むと、背中を押してもらえそう! だけどちょっと語り口が熱すぎるのと、かなり断定的な言い方なので、読んでいて胸焼けになるときがある。 特に恋愛や愛についてのパートは、実体験から色々と語られるので結構げんなりした。 しかし最後の第四章、あなたは常識人間を捨てられるか という章は一貫して興味深く、少し経ってまた読み返したいと思った。 1988年に初版が出版された本なのに、(実に、35年前) 現代日本社会の問題点や教育の問題点など、指摘されている内容が 2023年でもまるっきり当てはまることが多くて本当にびっくりした。 それだけ社会が変わっていない、というか、問題のある部分が置き去りにされているということに愕然とした。
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「謙虚であるということが世渡りの第一歩みたいなものと考えられてきた。だがぼくの考えでは、それは非常に傲慢だとは言えないが、不遜だと思う。」 この言葉をみたときに、自分の言いたいことや伝えたいことを心の奥にしまい込むことは、ただの世の中への諦めなのかもしれないと思った。 岡本太...
「謙虚であるということが世渡りの第一歩みたいなものと考えられてきた。だがぼくの考えでは、それは非常に傲慢だとは言えないが、不遜だと思う。」 この言葉をみたときに、自分の言いたいことや伝えたいことを心の奥にしまい込むことは、ただの世の中への諦めなのかもしれないと思った。 岡本太郎さんって、鋼のメンタルを持ってるイメージだったけど、ちゃんとダメージも受けてたんだろうな。
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