ほどよく距離を置きなさい の商品レビュー
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ココロがささくれてやたらと他人を責めたくなった時読むと穏やかになれそうなヒントがありました。 ..... 司法試験に何度も落ちた末、やっと合格した時、嬉しかったと同時に「私は優秀ではないけれど一生懸命仕事をしよう」と決めました…という雑誌のインタビュー記事で著者に興味を持ちました。 若い時に読んだらおばぁちゃんのお小言のように受け取ってしまいそうな部分もあるけれど、◯と✖︎だけではままならない事が人生多いのだと思える今ならナルホドと思うのです。 「一歩引くとき、人は少しやさしくなれる」 表紙裏の一言でガツンときました。
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著者は女性のベテラン弁護士さん。九州の女性弁護士第1号の方。 内容は長い弁護士人生での出会いからの教訓など。おばあちゃんからの言いつけのような語口の本。 印象に残った一文「人は一番の本音は言わずに。二番目を言いたくなる生き物」
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目次を読むだけで、こころ穏やかになる。 ひとの心の闇を相手取って、争いごとを糧にして生きている弁護士だからこそ、説得力がある。 法曹界の人間なのに、能が好きで文学肌。 法律でひとの心は割り切れない。また読み直したい。
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弁護士の著者が自分が見て体験してきたさまざまな「生きるヒント」の数々。 距離をとる、っていうのは冷静になることでもあるのだなと本著を読んで思った。 問題の渦中で問題にとらわれていたら身動きがとれないかもしれないけど、例えばそれを声に出して「話す(=自分から離す)」、向き合って解決策を考える。それは距離を置くことだ。 近くに寄りすぎて動けなくなったら距離を取る。格闘技の試合みたいに。 今後のひとつの教訓としたい。
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60年の弁護士生活で、様々な人間関係のもつれから感じた、人との付き合い方や心の持ち方など、具体例や分かりやすい言葉で書かれていました。 良かったです。
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法曹というのは揉めごとを「解決」するのがお仕事、ということだと思った。 その揉めごとのただ中に長く身をおいた筆者の揉めごと取り扱い方法書。 熱心に揉めごとに取り組んで「勝っ」ても、そのために費やしたかけがえない時間は帰ってこない、ということが言いたかったのではないだろうか。 よく...
法曹というのは揉めごとを「解決」するのがお仕事、ということだと思った。 その揉めごとのただ中に長く身をおいた筆者の揉めごと取り扱い方法書。 熱心に揉めごとに取り組んで「勝っ」ても、そのために費やしたかけがえない時間は帰ってこない、ということが言いたかったのではないだろうか。 よく気をつけたいと思った。
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