きまぐれな夜食カフェ の商品レビュー
古内一絵のマカン・マランシリーズ 第3弾 昼はダンスドレスの販売、夜はそのお針子さんと常連たちにふるまう夜食を提供する「マカン・マラン」 そのお店は「ドラァグクイーン」のシャールがオーナで、素敵な言葉と料理で 悩める客たちをいやしてくれる空間。 いつもは 辛い状況の登場人物が ...
古内一絵のマカン・マランシリーズ 第3弾 昼はダンスドレスの販売、夜はそのお針子さんと常連たちにふるまう夜食を提供する「マカン・マラン」 そのお店は「ドラァグクイーン」のシャールがオーナで、素敵な言葉と料理で 悩める客たちをいやしてくれる空間。 いつもは 辛い状況の登場人物が 心穏やかに食事をするシーンでほっと息をつけるのだけれども・・・。 今回SNSで現実の自分のうっ憤を晴らしている 女性については、悪意が強すぎて、心が辛かった。 穏やかになっていく様子も どこかついていけず、共感ができないのが寂しい。 ただ 第3話に登場する女性と、シャールとのやり取りは映像が浮かぶように素敵で、2度読みしてしまった。 こんな自分だけの行きつけのカフェ 作りたいなぁ。
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シリーズ三作目。1日で読んでしまった。 これまでの登場人物が出て来て、その後がわかったり、登場人物の周りの人との繋がりがみえたり、さらに奥深い一冊。 個人的に男時代のシャールの登場にときめいた!
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p.136 「居場所なんて、どこかに無理やり見つけるものじゃないのよ。自分の足でしっかりと立っていれば、それが、自ずとあなたの居場所になるの。要するに、あなたがどこに立ちたいかよ」 藪入りという言葉の意味も、お仕着せという言葉の意味も初めて知った。 p.191 「アーユルヴェ...
p.136 「居場所なんて、どこかに無理やり見つけるものじゃないのよ。自分の足でしっかりと立っていれば、それが、自ずとあなたの居場所になるの。要するに、あなたがどこに立ちたいかよ」 藪入りという言葉の意味も、お仕着せという言葉の意味も初めて知った。 p.191 「アーユルヴェーダの生命エネルギーのバランスの取り方って、昔のご飯の炊き方と似てるのね。水の分量がちょうどよくて、薪の間に吹き込む風が適度で、火がまんべんなく回ると、美味しいご飯が炊けるじゃない? どれか1つが強すぎてもだめだし、弱すぎてもだめ。風と火と水のバランスが整って、初めて美味しいご飯ができる。人の身体も同じなのかもしれないわね」 参考文献 朝昼夜のマクロビオティックレシピ アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ トルコの小さなレース編み オヤ 古典落語 金馬 藪入り
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1作目2作目に続きシャールの人間力にさらに感動した。 3作目にもなると文章であるのに脳内にはマカンマランの暖かい雰囲気が情景として浮かぶ。
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マカン・マランシリーズ第3作。仕事ではストレスにさらされ、匿名サイトで漫画家の悪口を書き込む女性。味覚障害になってしまった和食料理人の男性。タワーマンションで暮らし離婚を考える女性。終活を始めた女性。みんなシャールさんに癒やされる。 やはりテッパンの面白さ。続き物で登場人物が複...
マカン・マランシリーズ第3作。仕事ではストレスにさらされ、匿名サイトで漫画家の悪口を書き込む女性。味覚障害になってしまった和食料理人の男性。タワーマンションで暮らし離婚を考える女性。終活を始めた女性。みんなシャールさんに癒やされる。 やはりテッパンの面白さ。続き物で登場人物が複数回出て来るということを知らずに先に第4作を読んでしまった。楽しめたのでそれは良い。その人のその後を複合的な描くこのスタイルがすごく良いなあと思う。
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シリーズ3作目。3作品の中で一番良かった。 今回は、結構痛い心の傷を持っている人が多いが、最後は希望が持てる終わり方がいい。今まで登場した人も絡んでいて、ストーリーにも深みが出ている。
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マカン・マラン3冊目。 一つの物語が前作2冊より深くなった気がする。 読みやすく、一気に読了。この本を読んでるだけで、体が温かくなり、健康になった気がする不思議な本。
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読み終わると心がホワッとなった。 3巻から読んだから、主要キャラのことが全然分からないけれどそれがいい。 主人公達と同じ目線で入店した気分。 シャールさんは根掘り葉掘り聞かないから心地よい。 本音を隠せる場所、思いっきり泣ける場所 私にとってのマカン・マランはどこにあるかな…。
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連作短編集 近所のハナミズキを見ると、マカン・マランと口をついて出る すっかり根付いた常連さん達と紡ぐ、優しいお夜食が心に響く物語 絶頂バブル期〜衰退現在を辿り、誰でもひとつくらいは持っている未昇華の辛い思いを、自分と重ね、シャールに委ね癒してゆく 次作で終わる本作品、読み...
連作短編集 近所のハナミズキを見ると、マカン・マランと口をついて出る すっかり根付いた常連さん達と紡ぐ、優しいお夜食が心に響く物語 絶頂バブル期〜衰退現在を辿り、誰でもひとつくらいは持っている未昇華の辛い思いを、自分と重ね、シャールに委ね癒してゆく 次作で終わる本作品、読みたいけれど、終わって欲しくないと想う良作品
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切ない、胸の奥をぎゅっとされるようなお話が多かった「みたび」。 人の温かさ、残酷さ、弱さ、強さ。現代のリアルがそこここに垣間見えるからよりわかりやすく惹き込まれる。 時折登場する常連客たちも、前作までを読んでいるから魅力的な人達に見えるのかもしれない。 次の巻で終わりかと思うと...
切ない、胸の奥をぎゅっとされるようなお話が多かった「みたび」。 人の温かさ、残酷さ、弱さ、強さ。現代のリアルがそこここに垣間見えるからよりわかりやすく惹き込まれる。 時折登場する常連客たちも、前作までを読んでいるから魅力的な人達に見えるのかもしれない。 次の巻で終わりかと思うとほんとさみしい。 マカンマランはずっと続いてほしい物語です。
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