きまぐれな夜食カフェ の商品レビュー
マカン・マランシリーズもいつの間にか3作目を読み終えてしまった。1つ1つの物語を読み終えるたび温かい飲み物を飲んでホッとした感覚似たものを全身で感じます。無理に背伸びせず1日1日を噛み締め、満喫しながら過ごしていこうと思ました。
Posted by
シリーズものと知らずこの本から読んだが、それでも読みやすかった。短編がゆるやかにつながる世界観。読了後は、一息ついたようにリラックスした気分。
Posted by
マカン・マラン シリーズ第3弾。 著者の古内一絵さんが書き出す人々の多様さに驚かされる作品だった。 今回は「素顔を隠した」人々のお話。ネットで辛辣なレビューを投稿する人や、本州を隠したまま夫との関係に終止符を打つことが決まった女性の、その心の内をこんなにもありありと文章に落とし込...
マカン・マラン シリーズ第3弾。 著者の古内一絵さんが書き出す人々の多様さに驚かされる作品だった。 今回は「素顔を隠した」人々のお話。ネットで辛辣なレビューを投稿する人や、本州を隠したまま夫との関係に終止符を打つことが決まった女性の、その心の内をこんなにもありありと文章に落とし込める著者の手腕に驚かされた。 そして毎回感じるが、何故こんなに「私のことを書いている?」と思えるお話ばかりなのだろうか。今回のは特に心に刺さるテーマばかりで、読みながらまるで鷹の目で自分を俯瞰しているような気持ちになった。
Posted by
今回もシャールさんの魅力がたっぷり感じられた。 現実世界でなかなかうまくいかず、ブログに書く悪意で発散する人、終活をしながら自分の人生を振り返るひとなど。 最後から読んでしまったからこそ、この人ここで出てたのか!と感じるところもあって面白かった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シャールさんの優しさがたくさん詰まっている本。 とりわけ、「風と火のスープカレー」。 御厨先輩が颯爽と現れてるところからラストまでが素敵過ぎて、繰り返し読んだ。 涙涙です。 人には優しくしなければ。 優しさもきっと自分に帰ってくる。
Posted by
この中の登場人物はどこか一つは自分に似ていて、シャールさんの言葉1つひとつに癒されているように感じる。 読み終わったあとはいつも温かい気持ちになるこのシリーズが大好き。
Posted by
このシリーズが好き! シャールさんの言葉は、心に響く。 一作目に出てきていた人たちの布石回収も面白い。 特に『いまが辛くても、これは修行で、自分の居場所をみつけるもの』『先のことをあれこれ気にかけるより、今できる限り上機嫌にすごすこと』 今の自分にとても響いた。 全ては無駄じゃな...
このシリーズが好き! シャールさんの言葉は、心に響く。 一作目に出てきていた人たちの布石回収も面白い。 特に『いまが辛くても、これは修行で、自分の居場所をみつけるもの』『先のことをあれこれ気にかけるより、今できる限り上機嫌にすごすこと』 今の自分にとても響いた。 全ては無駄じゃないし、ただ先のことを考えて不安になるより、自分の好きなことをしてご機嫌になることも大切と感じた。 読んでる途中も、終わっても温かくなる本だった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
‣ 料理で運命なんて、変えられるわけないじゃない。いくら私でも、魔法が使えるわけじゃないんだから。そんなこと信じてるなんて、あなた、案外、可愛いのねぇ…… ‣ もし本当に、このお店の常連の誰かが運命を変えたのなら、それは私の料理とは関係ないわ。その人が、自分の頭や手や足で変えたのよ ‣ なにかを貶めるという、一番お手軽な方法で希薄なつながりを求めていた自分は、ホームルームで一人の少女を吊るし上げて連帯感を得ようとしていたクラスの主流派の女子たちと、なにも変わらない。すべてを世の中や他人のせいにした、ただの卑怯な怠けものだ ‣ 居場所なんて、どこかに無理やり見つけるものじゃないのよ。自分の足でしっかりと立っていれば、それが自ずとあなたの居場所になるの。要するに、あなたがどこに立ちたいかよ ‣ 私が、誰も本気で愛してこなかったせいだ。可愛いのは自分だけ。その自分が傷つくのが怖かった。けれど、それは、なんて虚しく、なんとつまらない生き方だろう ‣ この世の中は複雑で冷たくて、思い通りにいかないことだらけよ。仮面が必要なときだってあるわ。でもね、どれだけ意に沿わないことをしなければならなかったとしても、自分の本心の隠し場所さえちゃんと分かっていれば、人は案外、自分の道を歩いていけるものよ ‣ 若さは決して万能ではない。無限にあるように見えて、その実限られた選択肢の中からなにかを選び取っていくことは、若ければ若いほど、切実な痛みを伴う ‣ 大事なのは、先のことをあれこれ気にかけるより、今をできる限り上機嫌に過ごすことなんじゃないかしら ‣ この世に本当に魔法があるとしたら、それはきっと、自分自身にしか起こせないものよ ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ マカン・マランシリーズの3作目です✨ 登場人物たちの過去や繋がりが明らかになっていくことで、これまで以上に惹き込まれていきました。 〝料理で運命なんて、変えられるわけないじゃない〟 このセリフにはドキッとしました
Posted by
今回は最初からパンチの強い子が出てきて、うわぁとなった。いるいるこういう人。 自分で自分を傷つけているのに気がつかないのが一番恐ろしい。 私も、苺は高くて買えないけど、レモンの蜂蜜浸けでも作ろうかな。 二話目の藪入りとうい言葉初めて知った。 タワマンの会合めちゃくちゃ怖かったな....
今回は最初からパンチの強い子が出てきて、うわぁとなった。いるいるこういう人。 自分で自分を傷つけているのに気がつかないのが一番恐ろしい。 私も、苺は高くて買えないけど、レモンの蜂蜜浸けでも作ろうかな。 二話目の藪入りとうい言葉初めて知った。 タワマンの会合めちゃくちゃ怖かったな...マウント合戦とかその空気だけで、息するの辛そう。 少し切ないお話だったけど、シャールさんの登場カッコよすぎ! 比佐子さんの死と向き合うお話も辛かったな。シャールさんのお店と関係が深掘りされて良かった。 今回もどれも美味しそうなレシピばかりでした。 次巻も楽しみ。
Posted by
大好きなシリーズになりました 各話、シャールさんに会えるまでの話が暗くて、 読んでて苦しい (そのぶん、シャールさんが太陽のように思えるんだけど) シャールさんの言葉がいつも温かいのは、シャールさんも辛さを抱えてるのが分かるから。 「若さは万能ではない 無限にあるように見えてそ...
大好きなシリーズになりました 各話、シャールさんに会えるまでの話が暗くて、 読んでて苦しい (そのぶん、シャールさんが太陽のように思えるんだけど) シャールさんの言葉がいつも温かいのは、シャールさんも辛さを抱えてるのが分かるから。 「若さは万能ではない 無限にあるように見えてその実 限られた選択肢の中から なにかを選び取っていくのは 若ければ若いほど切実な痛みを伴う」 いや、ホントそう思う 私からしたら、 若さがあればなんでもできるように思えるけれど 一人一人痛みを抱えて悩んでるよね。 電車で勉強している若者にエールを贈りたくなり 勝手に涙目になる このシリーズ ほっこりの中にも、 現代社会問題が提起されているのが好き 結婚、終活、ネットとの付き合いかた、、 結婚をした人が一人前っていう結婚の価値観は 無意識的に作られたものかもしれないということ 無意識で備わってしまったものを拭い去るのは難しい。 性別もそう、 時間はかかるけれど、 みんなしがらみから解放される世の中になったらいい
Posted by