なめらかなお金がめぐる社会。 の商品レビュー
モノに溢れた社会で、何だかしんどいな、と感じる人が読むべき本 資本主義社会で経済成長を追い求めることばかりではなく、自分自身の小さな経済圏を作ることを提言している 勝ち負けを追求していくと疲弊を生み、精神的に持続可能な社会とはならない 「自分はこうできる」 「自分はこうあり...
モノに溢れた社会で、何だかしんどいな、と感じる人が読むべき本 資本主義社会で経済成長を追い求めることばかりではなく、自分自身の小さな経済圏を作ることを提言している 勝ち負けを追求していくと疲弊を生み、精神的に持続可能な社会とはならない 「自分はこうできる」 「自分はこうありたい」 と自らの居場所を作れなければ、マイノリティの生きる価値が見出せない CAMPFIREの紹介が多いが、言い訳をなくしていく、という言葉に著者の価値観を感じた
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家入一真さんが提案する、 お金があるべき理想の形が、ぎゅっと詰まった本。 面白いからぜひと、後輩が貸してくれた一冊。 phaさんや谷家衛さんとの2つの対談からも、 彼の人柄や、考え方を知ることが出来て面白かった。 この家入一真さん、 数多くのサービスを生み出し、 そこに新たな...
家入一真さんが提案する、 お金があるべき理想の形が、ぎゅっと詰まった本。 面白いからぜひと、後輩が貸してくれた一冊。 phaさんや谷家衛さんとの2つの対談からも、 彼の人柄や、考え方を知ることが出来て面白かった。 この家入一真さん、 数多くのサービスを生み出し、 そこに新たなコミニュティを作ってきたお方。 なんと、このブクログの産みの親でもあったとは。 恐れ多い...。 知らぬ間に、彼が作ったコミニュティに、 大切な居場所を見出しているかもしれない。 そんな多くのサービスの中でも、 MOCOLLEというサービスは初めて知った。 面白いアイデアをもって、 クラウドファンディングでお金を集めても、 製造、流通、販売の実現化が分からない... そんな歯痒さを見事に解決したプラットホーム。 ちなみにネーミングは、妄想コレクションの略から。 妄想で終わらせない って、いいなあ。 彼が提供するサービスで巡るお金は、 思いやりが乗っかった、優しい経済圏なのだと感じた。 個人レベルで繋がり、 支え合えるコミュニティだからこそ、 みんなで夢を追ったり、応援したりが出来て暖かい。 それと同時に、出来ない も無くなっていくため、 これからは、始めの1歩を踏み出せる者と、 そうでない者の線引きが、 より明確に見えてしまうのだろう。 なんでも叶えられる世界で、 なにも叶えず過ごす危機感を感じた。
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家入一真さんが2017年の夏にどのようなことを考えどのような取り組みをし、またどのように取り組んでいきたいかを知ることができる1冊。 家入さんは海士町で"お金のその先にあるものを大切にしている人々"に出会い、大きい経済圏からより多様性のある小さい経済圏へと社会が移り変わり始めたことを感じた。 そこにはきっと大きな経済圏で生きづらさを感じている人々の存在があり、そういった人々が言い訳をせずに自分の理想実現に向けて努力できる・しても良い世の中をインターネットの力で作っていく必要がある。そこから社会との繋がりを得たり、自己実現したりしながら、世の中の幸せ度数があっていけば良いと思っている。
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より豊かにという「大きな経済圏」から個人や地域レベルでやりたい事を追求する「小さな経済圏」への変化とcampfireが目指すもの。 小さな経済を同時に回す事で、収入の選択肢を用意すると共に成功の芽を沢山用意する事で個人の内的欲求を満たしやすくする。
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読みやすかった。 日本人の幸せの基準は昔と今では確かに変わってきてると思う。選択肢は増えてきたが今の若者はその選択肢を選べる?能力が備わっているのかは疑問かも。なぜなら高校ぐらいまでは親が敷いたレールに乗って生きているから。選択する力は小さい頃から磨かないといけない気がする。
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生きづらさを感じている人は読んでみると良いかもしれません。 生きづらさを感じている人に、新しい選択肢としてクラウドファンディングを広めていきたいという著者の願いが込められています。 <感想> やっぱり収入源を複数持っておくことは、心の自由度を増やす意味でも大切なことですね。 クラウドファンディングは、助け合い・支え合いになると思いますが、一方でコミュニティと言えるかは少し疑問でした。インターネット上の小さな経済圏をどのようにしてコミュニティまで引き上げるのか、そこに興味があります。 また、この本でも、ほかの本でも書かれていましたが、お金は信用へ、社会は小さなコミュニティへという流れは進んでいくんですかね。 <心に残った文章 p141> そもそも僕がCAMPFIREに絞って活動している理由は、クラウドファンディングは人生の選択肢を増やし、自由な生き方を可能にする手段として強力なプラットフォームであると信じているからだ。 なぜ多くの人は、人生の多くの時間を好きでもない仕事に費やすのか? それは、他に生活費を稼ぐ手段がないと思い込んでしまう世の中があるからだ。 なぜ多くの人は、富や権力に取り憑かれてしまうのか? それは、富や権力が自己実現の可能性を広げる唯一の選択肢だと思い込んでしまう状況があるからだ。 なぜ多くの人は、大きなものに依存してしまうのか? それは、自力で生きていくことは限られた強い人にしかできないと思い込んでいるからだ。人が生きづらさを感じる瞬間というのは、既存の社会にお膳立てされた仕組みや価値規範にフィットしないときに多い。 だから僕は選択肢を増やしたい。 〇要約 <この本の問題意識> 際限なき成長が前提の資本主義、売れることが正義の商業主義の中、生きづらさを抱えている人がいる。 なぜ生きづらいのか。 一つの会社への依存がある。給料が振り込まれる感覚がいつの間にか当たり前になり、抜け出したくても不安がまさり抜け出せない状態になってしまっている。 各自が自由に、自分の幸せを追求できる社会にしていきたい。 <解決方法> 小さな経済圏(個人や地域レベルで小さなつながりをもち、支えあっているコミュニティ)、をインターネット上に作ることで、「挑戦」へのあらゆるハードルを下げ、幸せのための選択肢を増やす。このインターネット上の小さな経済圏がCAMPFIREの運営するクラウドファンディング。 そして収入減を複数持つことで会社への依存度を下げ、自分の幸せを追求できる社会に近づける。
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「お金」というものそのものが価値を持って、投機ありきで目まぐるしく回転を続けてきた社会。行き過ぎた資本主義が作り上げた「大きいものが偉い」というロジックが崩れている。「小さな経済圏」「お金に拠らない繋がり」というものをもう一度見直すことによって、幸せの形をいろいろ考えようという本...
「お金」というものそのものが価値を持って、投機ありきで目まぐるしく回転を続けてきた社会。行き過ぎた資本主義が作り上げた「大きいものが偉い」というロジックが崩れている。「小さな経済圏」「お金に拠らない繋がり」というものをもう一度見直すことによって、幸せの形をいろいろ考えようという本と受け止めました。 小さな声、小さな夢が踏みつぶされない為に、色々なプラットホームを作り実際にそれを運用している人々を微笑ましく見ている。文章で見ているとそういう風な人に感じられます。名前しか聞いたことないんですけどね。 多分自分はこのまま会社員で居続けると思うのですが、こういう本を読むとその他にも身の回りの人々と小さな共栄圏を作って、その中でお金を回し合っていけば会社が無くなったり、突然社会保障が無くなってもゼロにならずに何とか生活を立て直す基盤に出来るような気がしてしまいました。みんなで少しずつカンパする事が自然な社会というのはとてもいいですよね。大昔の頼母子講みたいな感じでしょうか。 信用度と人柄と面白さでお金が集まるネット時代と、アメリカと中国の巨大な覇権争いのような事が起こっている時代。それが並行して起こっているのが今このときなんですよね。世界情勢も大事だけれど庶民には世界を変える事は難しい。ならば小さな経済圏でいい影響力を与え合うような生き方の方がこれからは大事だなと思いました。
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これからの世界は大きな経済圏ではなく小さな経済圏がより大切になっていく、という本。今の世の中では「会社に勤めてお給料をもらって家族を築き養い貯金をため余暇を楽しむ」、というお決まりのコースがある。ただ、本当にそれが全員にとって幸せな生き方なのだろうか。そのコースに乗れない/乗って...
これからの世界は大きな経済圏ではなく小さな経済圏がより大切になっていく、という本。今の世の中では「会社に勤めてお給料をもらって家族を築き養い貯金をため余暇を楽しむ」、というお決まりのコースがある。ただ、本当にそれが全員にとって幸せな生き方なのだろうか。そのコースに乗れない/乗っても幸せを感じない人たちはどうしたら良いのか。それに応えてくれるのが、著者のいう小さな経済圏。ただ、逆の生きづらさもあるのかもしれない。定番コースが無いということは1人1が自分で考えなければならない、自分の幸せについて。
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「その時代に必要な居場所を作り続ける」 その時代に必要な居場所を考えて、それを一つ一つ実現させてる生き方にただただ尊敬! わたしも小さな経済圏でいきたいなあ。
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小さくてもいいから、はじめの一歩を踏み出すことが一番大事なポイントだと思った。 自分にできることから少しずつ。 今日よりも明日、明日よりも明後日。 できる事を増やしていこう。 自分はどういう生き方がしたいか? 人生のコンパスは何か? 改めてじっくり考えたいと思う。
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