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なめらかなお金がめぐる社会。 の商品レビュー

3.8

57件のお客様レビュー

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    9

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

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2021/02/14

CAMPFIREは「誰もが声をあげられる世の中」を提供するために、CF(クラウドファンディング)をより普及させ、お金(価値)を集める際の一つの当たり前の選択肢にして、社会のお金をもっと流動的にする試みをしている。小さな経済圏で生きることで個々人が社会の窮屈さを感じずに自己表現、自...

CAMPFIREは「誰もが声をあげられる世の中」を提供するために、CF(クラウドファンディング)をより普及させ、お金(価値)を集める際の一つの当たり前の選択肢にして、社会のお金をもっと流動的にする試みをしている。小さな経済圏で生きることで個々人が社会の窮屈さを感じずに自己表現、自己実現しやすくなるだろう。

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2021/02/11

経済圏の多様化とその具体事例。そしてなんだかんだCAMPFIREの宣伝本。 経済圏は大→小へ。そして評価経済などあらたな経済圏が拡張しているといった趣旨。 たしかにそうではあるが、実態は資本主義は加速し、金融経済がどまんなかにあることは否定しようのない事実。 当書に描かれる「行...

経済圏の多様化とその具体事例。そしてなんだかんだCAMPFIREの宣伝本。 経済圏は大→小へ。そして評価経済などあらたな経済圏が拡張しているといった趣旨。 たしかにそうではあるが、実態は資本主義は加速し、金融経済がどまんなかにあることは否定しようのない事実。 当書に描かれる「行きすぎた資本主義社会をアップデートする」ために「小さい経済圏をつくる」という世界観はまだまだ実現しなそう。

Posted byブクログ

2021/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今後どのように生きるかについて考えるきっかけをくれる本だった。 終戦後の人々の目的、幸せの尺度はいまより豊かになることだった。そのために、必死で働き、それが会社のため、国や個人のためになると信じられていたし、それが幸せになる事だった。今は時代はもので溢れてる。あらゆるものが便利になりすでに豊かな状態。そうすると今の若い世代は、モノが溢れている世の中で、本当の幸せを探す。自己実現欲求を求めるようになっている。目的が達成されること自体に喜びがあり、お金は付属的なものに過ぎない。 若い世代の中には、お金を稼ぐことに意義を見出していない人が多い。そんな人にはいくら給料をあげても定着しない。それよりは、会社が社会にどんな貢献をしているか、どんなところを目指しているのかといった内的欲求を話す方が良い。 今の時代は良い大学に入り、良い職場に就職すれば安泰だ!という考えを持つ必要はない。まずは自分の幸せは何か?どういう暮らしをしたいのか?を問う事が大事。 これからは信用のある人に人が集まり、お金があつまる。 面白い学び ・カルマキッチン(恩送りのレストラン) 来店したお客さんの食事代はその前に来たお客によって支払い済み。 ・50円を50円で売る。 そこにはコミュニケーションが生まれるから、50円以上の価値がある。また考え方として、5万円をバイトで稼ぐ方法と500円を100人から集める方法がある。得られるメリットの差。

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2020/09/26

『生きやすい世の中にするための"優しさ"が詰まった一冊!』 ■読了時間 1時間44分 ■この本をオススメする人  ・今の世の中に息苦しさを感じている方  ・クラウドファンディングに興味のある方  ・起業を目指している方 ■感想  この本には、お金持ちになる方...

『生きやすい世の中にするための"優しさ"が詰まった一冊!』 ■読了時間 1時間44分 ■この本をオススメする人  ・今の世の中に息苦しさを感じている方  ・クラウドファンディングに興味のある方  ・起業を目指している方 ■感想  この本には、お金持ちになる方法は書かれていません。小さな経済圏で、小さく稼ぎながら、小さな幸せを手に入れる方法が書かれています。 "なめらかなお金がめぐる社会"という独特の表現は、すなわち、恩義を受けると返したくなる人間の習性や善意で循環する優しい社会であると解釈しました。そのような社会を実現するための一つの手段として、著者はクラウドファンディングを提唱しています。 クラウドファンディングについては、キングコング西野亮廣氏も新たな資金調達の手段として著書で紹介しておりますが、西野氏は成功する手段として取り上げているのに対して、著者はクラウドファンディングのプラットフォーム自体を提供していることもあり、どちらかというと支援者の立場、あるいはもう少しスケールの小さな資金調達手段として、クラウドファンディングを推奨されている印象を受けました。 良い大学を出て、大企業で働くことを是とする旧時代的な考え方とは、対極にある価値観です。

Posted byブクログ

2020/07/16

「なめらかなお金がめぐる」意味がじわじわと分かってきた。 コロナ禍の現状、資本主義の弊害が沢山出てると改めて感じる。こういう時こそ、「小さな経済圏」で「なめらかにお金を回すこと」が大事なんじゃないかな〜と感じた。

Posted byブクログ

2020/05/03

熊谷晋一郎さんというお医者さんがいて、彼が言っていたことんですけど、「本当の自立っていうのは一人で生きていくことじゃなくて、いざというときに助けてくれる人を見つけることなんだよ」と。

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2019/12/18
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誰でも資金調達が出来るクラウドファンディング「CAMPFIRE」を立ち上げた家入さん。もともと油絵の画家になりたくて芸大を目指していたが、断念してインターネットの世界に。起業し、29歳で上場。polca(クラウドでカンパができるアプリ)など様々な活動で一貫しているのは「その時代が必要とする居場所を作り続ける」こと。ライフネット生命立ち上げに寄与した谷家さんとの対談で、家入さんにはつてがなくても、高学歴の谷家さんによって官僚と直接話ができたそうだ。通常だと知り合えない人との繋がりから広がる世界が面白い。

Posted byブクログ

2019/12/11

とにかく、「誰かを応援すること」から始めようと思った。人を応援することで得た信頼や繋がりが、「社会への貯金」となって将来自分を助けてくれるかも..!! インタネットによって、「やりたいことができる」民主化が始まった。オリジナルソングをYouTubeで発信できるし、小説をwor...

とにかく、「誰かを応援すること」から始めようと思った。人を応援することで得た信頼や繋がりが、「社会への貯金」となって将来自分を助けてくれるかも..!! インタネットによって、「やりたいことができる」民主化が始まった。オリジナルソングをYouTubeで発信できるし、小説をwordで書いて電子書籍化できる。お金や才能がなくても、誰でも「やりたいことができる」時代。だからこそ、自分は何に没頭できるかが人生のコンパスになるのだろう..!!!

Posted byブクログ

2019/11/21

これまでの社会が「競争」「全体」という価値観だったのに対して、現代は、「共存」「個人」という価値観が中心になってきている。会社は「働け!」ではなく、「いかに働きがいを感じるか」という価値観に変わってきている。 そんな時代において、私たちは、自分たちが幸せを感じることができる、居場...

これまでの社会が「競争」「全体」という価値観だったのに対して、現代は、「共存」「個人」という価値観が中心になってきている。会社は「働け!」ではなく、「いかに働きがいを感じるか」という価値観に変わってきている。 そんな時代において、私たちは、自分たちが幸せを感じることができる、居場所を求めているのではないか。 そういった思いから、今「小さな経済圏」に注目が集まっているのだろう。 この本を読んで、「小さな経済圏」のように、自分がそして関わる人たちが幸せを感じるために自分はどうありたいのかを考え続けようと思った。

Posted byブクログ

2021/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ーー時代から何を求められているか? の嗅覚が鋭い家入さん(そのやり方がいつも正しいかどうかは置いといて)は、今の時代は「マジョリティとマイノリティの総数が同じになりつつある」と指摘する。マイノリティとは社会的弱者層。日本の中間層の貧困化は耳タコだが、彼が着目しているのはその「資本主義経済の構造がそろそろ変わる、変えなくてはいけない」ということ。 ヒエラルキーの上位が仕事を下位に提供し、利益を吸い上げる構造(ピケティでお馴染みですね、トリクルダウンは起きてません)が、格差を広げる一方で、継続困難な程にいびつになってしまった。CAMPFIREの会長でライフネット生命の社長でもある谷家さんによると、その状況は「西洋の現代的資本主義はピンポイント過ぎて微分的」と評する。大衆も感じられる幸せ度を底上げするには、おカネとそれ以外から得られる幸せ要素を「積分的な解決策」で抗じたいという。 その答えが「フィンテック×居場所づくり=CAMPFIRE」という訳だ。 それが「なめらかなお金が、小さな経済圏という形でめぐる社会」。 本書で特に述べられていないが、ブロックチェーンの方向性(存在意義と言っても良い)とも合致する。社会はヒエラルキーの頂点(あるいはプラットフォーマーの中心)に吸い上げられる力と、ピァトゥピァで個々に引き戻す力が均衡し分離する世界が隆起してくると思う。

Posted byブクログ