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死刑にいたる病 の商品レビュー

3.7

429件のお客様レビュー

  1. 5つ

    70

  2. 4つ

    182

  3. 3つ

    136

  4. 2つ

    19

  5. 1つ

    4

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2024/06/01

映画を先に見て、気になったから原作を読んだ。 初めの印象は、榛村の外見のイメージが全く違うこと(合ってるのは色白な事ぐらい)。 でもそんな事は気なならないくらい映画は良かったし、だから原作読みたいと思った。 で、原作ももちろん面白い。先に映画を見たから、映画のシーンを思い出しなが...

映画を先に見て、気になったから原作を読んだ。 初めの印象は、榛村の外見のイメージが全く違うこと(合ってるのは色白な事ぐらい)。 でもそんな事は気なならないくらい映画は良かったし、だから原作読みたいと思った。 で、原作ももちろん面白い。先に映画を見たから、映画のシーンを思い出しながら読んだけれど、かなり忠実だった気がする。 言葉巧みに人を思い通りに操るが、当人は操られたとは全く思ってなくて、残酷なシリアルキラーなのに彼のために動こうとする「過去」の獲物たち。 死刑宣告されても、最後まで自分の欲求のままにやりたいことをやる榛村……やりたい事?かは分からないけど、きっと死ぬ間際まで自分のゲームを楽しむんだろうなと思わせる終わり方にゾクリとした。

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2024/05/31

日本版の『羊たちの沈黙』。殺人犯の心理や性癖を理解しようとは思わないが、物語に引き込まれてしまうのが怖かった…。(映画も観ようと思う。本の棒村のイメージは阿部サダヲさんではなかったけど。)

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2024/05/30
  • ネタバレ

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面白かった。 死刑囚に心を奪われ操られる話。 一気読みした。 知能指数が高い榛村死刑囚に雅也がマインドコントロールされて行く。ルックス、イケメン。 映画も見てみたいと思った、

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2024/05/27

面白いが、怖い…! グロ描写苦手な方にはオススメ出来ないが、ストーリーに飽きが来ない展開で、スラスラ読めました

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2024/05/26
  • ネタバレ

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シリアルキラーもの。 ゾクッとするシーンがけっこうあります。 犯人に魅せられてしまう気持ちはわかると思いました。 環境が人を変えるのか、人が環境すら左右してしまうのか、この犯人に出会った人はもれなく人生を狂わされてしまう、そんな気持ちを抱きました。

Posted byブクログ

2024/05/22

映画化原作と紹介されてたので買ってみた一冊。 死刑囚と死刑囚に操られる人の話 似た様な題名の小説があり、そちらは気持ち悪い内容だったのて、この小説も似た様な内容かなと思ったが、そんなでもなかった。 酷い事はしてるんだが なんかカルト宗教みたいだなとも思った。 教祖に洗脳され...

映画化原作と紹介されてたので買ってみた一冊。 死刑囚と死刑囚に操られる人の話 似た様な題名の小説があり、そちらは気持ち悪い内容だったのて、この小説も似た様な内容かなと思ったが、そんなでもなかった。 酷い事はしてるんだが なんかカルト宗教みたいだなとも思った。 教祖に洗脳されていく信者みたいな だんだん死刑囚に取り込まれる主人公の気持ちがよくわからない。 そう簡単に死刑囚に惹かれていくものなのか? ラストもなんかスッキリしない。 モヤモヤが残った小説でした。

Posted byブクログ

2024/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画を途中まで見て、断念したのもあってあんまり期待していなかった。 何より、この作品にたどり着くまでに同作者の作品を何日も続けて読んでいて、作者の傾向?みたいなのにちょっと飽きつつあるときに読んでしまった。だからほんとにあんまり期待はしてなかった。 でもめちゃくちゃ面白かった。ナニコレ!早く教えてよ! 自分の好きな作品の傾向にどんでん返しとか、後味悪いとか、人間怖い!とかがあるんだけど、そのすべてに当てはまる作品だった。 騙されないぞと思いながら読んでいるはずなのにだんだん騙されていくのが怖かった。最後もしっかりゾッとした。 自分は結構読んだ作品の内容とか時には犯人すら忘れることが多いけど、これに関しては忘れる気がしない。それぐらいの衝撃的な内容だった。 映画も見ようかな。最後まで。中途半端に観たせいでずっと阿部サダヲの顔が思い浮かんでしまったのだけが残念(?)だった。

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2024/05/16
  • ネタバレ

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終わり方、気持ち悪い、というのが一番の感想。 中盤、連続殺人鬼の昔を知る人からの話しを聞く場面が多過ぎて、誰が誰だかわからなくなるので、メモしながら読んだ。 でもそこはあんまりいらなかったかな。 筆者の人は、このお話を考えて最後のまとめに持っていく時に、気持ちがせいているのが見えた。 中盤、ちんたらとインタビューばかりが続いたのに終盤に差し掛かるとあれよあれよと展開して行ってしまった。そこをもっと詳しくして欲しかった。 犯人が父親なんじゃないかと雅也が思い込んだあとに、幼女児に恐ろしい興味を持ったり、殺人に踏み出そうとしたのに、違うとわかるとあっさりと幼児に興味がなくなったあたりに人間の気持ち悪さが感じられた。また、話し方や、一人称が変わるのも、崇拝や憧れている人の魅力に引っ張られて寄っていくのも、なんかわかる、と思った。

Posted byブクログ

2024/05/06

もう1つか2つフックが欲しかったなと思った作品。 死刑囚の9番目の殺人の調査をしていく上で、その死刑囚とステークホルダーのナラティブを探る物語。 キルケゴールは「死に至る病」は苦悩みたいな感じで捉えてたんだっけ?忘れたけど。それを参照にするよりも単純にタイトルの額面の意味に近...

もう1つか2つフックが欲しかったなと思った作品。 死刑囚の9番目の殺人の調査をしていく上で、その死刑囚とステークホルダーのナラティブを探る物語。 キルケゴールは「死に至る病」は苦悩みたいな感じで捉えてたんだっけ?忘れたけど。それを参照にするよりも単純にタイトルの額面の意味に近いのかな。 淡々と過去が明らかになっては行くし、その探る本人の過去も同時に明かされては行くんだけど、最後のストーリー的な盛り上がりとは別にもっとインパクトのあるのか欲しかった。

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2024/05/05

文章の描き方にしても内容にしても読む手が進まない。雅也は…と書き出したかと思えば突然彼は…と書き出したり違和感が強すぎた。 大和に言われて雅也は調査を開始するも都合よく事が進みすぎるしストーリーもどこが見せ所かわからない。読み終わってタイトルの死刑にいたる病って何?って思う。も...

文章の描き方にしても内容にしても読む手が進まない。雅也は…と書き出したかと思えば突然彼は…と書き出したり違和感が強すぎた。 大和に言われて雅也は調査を開始するも都合よく事が進みすぎるしストーリーもどこが見せ所かわからない。読み終わってタイトルの死刑にいたる病って何?って思う。もっとおもしろい展開があってほしい。

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