名画で読み解く イギリス王家12の物語 の商品レビュー
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「KING&QUEEN展」行きたいけど、行けそうにないので。 丁度某動画で薔薇戦争までの流れは見ていたので、その後のイギリス王室も見てみたいと思っていたところでの出会い。 中野京子先生の本なら間違いないだろうと手に取り、やはり面白かったので後悔はなし。 それにしてもイギリス王家、親子仲悪すぎだろう。 女王のイメージが強いイギリスなので、女王の話は特に楽しく拝読したが、個人的には「南海泡沫事件」を扱ってくれていたことも嬉しかった。 あの銅版画の解説を見たかったので。 勿論絵はフルカラー掲載。 イギリス王室に詳しくなくても、年表も家系図もあるので、問題なく読める。 今ならジェーン・グレイのあの絵の表紙で買えるのでオススメです。
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キング&クイーン展を見に行った際、イギリス王室の歴史知識の浅さを痛感し即購入。 展覧会の復習と追加で知識を仕入れた感じ。 もっと掘り下げれるとは思うけど、新書というのもあり分かりやすくポイントを押さえて紹介している。作者も述べているように、他の王家シリーズも読んで比較して...
キング&クイーン展を見に行った際、イギリス王室の歴史知識の浅さを痛感し即購入。 展覧会の復習と追加で知識を仕入れた感じ。 もっと掘り下げれるとは思うけど、新書というのもあり分かりやすくポイントを押さえて紹介している。作者も述べているように、他の王家シリーズも読んで比較してみるとより面白いと思われる。
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「怖い絵」展で見た「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が衝撃的だった。しかし、処刑権謀術数渦巻くイギリス王家の歴史においては、その程度のことはいくらでも起きている。名画をフックにした中野京子氏の解説はそのことをわかりやすく伝えてくれる。
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仕事で英国王室の歴史について勉強しないといけなくて拝読。 歴史を全部なぞってくれてるので、すごく分かりやすくて勉強になる上に、たまに突然砕けた書き方で、 王様や女王様についてコメントしてるのに、すごく笑ってしまった。笑 すごく楽しく読めたし、中野先生の本って そういうところが良い...
仕事で英国王室の歴史について勉強しないといけなくて拝読。 歴史を全部なぞってくれてるので、すごく分かりやすくて勉強になる上に、たまに突然砕けた書き方で、 王様や女王様についてコメントしてるのに、すごく笑ってしまった。笑 すごく楽しく読めたし、中野先生の本って そういうところが良いなって本当に思います。 映画の『ブーリン月曜にもの姉妹』『女王陛下のお気に入り』を観てから、この本を読んだけど、 私はやっぱり、アン・ブーリンと、レディ・ジェーン・グレイが好きだなぁ。 イギリスの歴史って本当にドラマチック。 自分の推し王様or女王様(or妃など)を見つけると、 より一層楽しくなるなぁと実感しました。 中野先生って、 現代の英国王室については、あんまり興味ないのかしら… ヘンリー王子とかウィリアム王子と、その嫁問題のゴタゴタについても、書いて欲しいなぁー。 すごい面白そうだし楽しそう。
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「King&Queen」展を見に行くのにあたって予習(?)的な読書。普通に読んでも中野京子さんの本は楽しめるのですが。 個人的にはヘンリー八世~エリザベス女王あたりのイギリスが興味深い。映画の「エリザベス」や「エリザベス・ゴールデンエイジ」だったり絵画だと「レディ・ジェーン・グ...
「King&Queen」展を見に行くのにあたって予習(?)的な読書。普通に読んでも中野京子さんの本は楽しめるのですが。 個人的にはヘンリー八世~エリザベス女王あたりのイギリスが興味深い。映画の「エリザベス」や「エリザベス・ゴールデンエイジ」だったり絵画だと「レディ・ジェーン・グレイの処刑」(「怖い絵」展良かったあ)とか。中野京子さんの本高校生で読んでたら、絶対世界史を選択しただろうな私。 ともあれ、展覧会、楽しみです。
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イギリス王家の主要人物の生き様を絵画から読み解く。 ・序章 第1部 チューダー家 第1章 ハンス・ホルバイン『大使たち』 第2章 アントニス・モル『メアリ一世像』 第3章 アイザック・オリヴァー『エリザベス一世の虹の肖像画』 第2部 スチュアート家 第4章 ジョン・ギルバート『ジ...
イギリス王家の主要人物の生き様を絵画から読み解く。 ・序章 第1部 チューダー家 第1章 ハンス・ホルバイン『大使たち』 第2章 アントニス・モル『メアリ一世像』 第3章 アイザック・オリヴァー『エリザベス一世の虹の肖像画』 第2部 スチュアート家 第4章 ジョン・ギルバート『ジェイムズ王の前のガイ・フォークス』 第5章 ポール・ドラローシュ 『チャールズ一世の遺体を見るクロムウェル』 第6章 ジョン・マイケル・ライト『チャールズ二世』 第3部 ハノーヴァー家 第7章 ウィリアム・ホガース『南海泡沫事件』 第8章 ウィリアム・ビーチー『ジョージ三世』 第9章 ウィリアム・ターナー『奴隷船』 第10章 フランツ・ヴィンターハルター『ヴィクトリアの家族』 第11章 フランツ・ヴィンターハルター『エドワード王子』 第12章 ジョン・ラヴェリ 『バッキンガム宮殿のロイヤルファミリー』 各部冒頭に家系図、年表(本文関連事項)、主要参考文献有り。 取り上げた画家プロフィール。 紆余曲折しながらも、現在も続くイギリス王家。 その王や女王・・・12の物語と関する絵で語る人物伝です。 王や女王になった方々のクセの強いこと! いくら盛っても、肖像画からも窺えるほどに。 人間の欲望極めたりって感です。物欲、性欲、独占欲・・・etc。 ヘンリー八世ってば、肖像画からして迫力満点ですね。 190cmほどの身長とあの体格だから、周辺の苦労といったら。 しかし、イングランド人~スコットランド人~ドイツ人と、 異なる王朝ながらも血を繋ぎ、大方の王家が滅びても、 あれほど親子関係や夫婦関係が最悪でも、王室が現在も残ると いう事実は、なかなかスゴイものです。 王家以上に、英国史がさくっと述べられていて、分かり易いのも 良かったです。宗教対立や議会制度、そして内外での血腥さも。
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シェイクスピア「ヘンリー8世」がアン・ブーリンの処刑まで描かれていなかったので、オカルト好きの血が騒ぎ、「ブーリン家の姉妹」「エリザベス ゴールデン・エイジ」を見た後、本書を読む。 多くの人を幽閉・処刑したロンドン塔には自分の首を持ったアン・ブーリンが出るという・・・ 現在でも...
シェイクスピア「ヘンリー8世」がアン・ブーリンの処刑まで描かれていなかったので、オカルト好きの血が騒ぎ、「ブーリン家の姉妹」「エリザベス ゴールデン・エイジ」を見た後、本書を読む。 多くの人を幽閉・処刑したロンドン塔には自分の首を持ったアン・ブーリンが出るという・・・ 現在でも彼女の処刑の日を再現した寸劇が行われているらしい。 最も印象に残るのは、表紙にもなっているレディ・ジェーンの絵。時代と政略に翻弄され、わずか9日間・17歳で処刑された。無実の罪で斬首される彼女を純白のドレスと傍で嘆き悲しむ侍女、処刑台への介助をする司祭、目を伏せる処刑人とその悲劇を効果的に表現している。 本書にあるように周辺国との政略婚・近親婚の歴史を鑑みると、ヨーロッパがアジアと比較して共同体意識が醸成されやすいというのも納得。 上野にプラド美術館展を見に行ったとき、ベラスケスの本物(フェリペ4世)を見ましたが、やはりハプスブルグ家のアゴは必見ですね
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今回もとても興味深く読めた。イギリスの王様は怖い。コロナがなければGW後はロンドンだったのに…(涙)
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以前美術館で見た表紙絵に惹かれて手に取る。純粋に読み物としても面白い。イギリスの王室の血に塗れ、権力と性欲の血筋の申し子たち。ヘンリー、ジョージ、ヴィクトリア、エリザベス、メアリ…ヨーロッパ全土の近親婚の結果が遺伝病だったりもする。 日本の飛鳥白鳳時代を彷彿とさせるな…近親婚、異...
以前美術館で見た表紙絵に惹かれて手に取る。純粋に読み物としても面白い。イギリスの王室の血に塗れ、権力と性欲の血筋の申し子たち。ヘンリー、ジョージ、ヴィクトリア、エリザベス、メアリ…ヨーロッパ全土の近親婚の結果が遺伝病だったりもする。 日本の飛鳥白鳳時代を彷彿とさせるな…近親婚、異母兄弟との権力争い、権謀術数、陰謀死。 でも拷問はイギリスの方が凄いんじゃない?考えつきもしないくらいの酷いものがメニューとしてある。日本人で良かった(笑)
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第一章 テューダー家 エドワード四世が病死したのち二人の王太子がロンドン塔に幽閉され死亡するところから物語は始まる。 ヘンリー七世の死後ヘンリー八世のやりたい放題の王政で6人の妻はそれぞれ不幸な道を辿っていく。 ブラッディメアリー、9日間の女王ジェーングレイにも触れながらエリザベス王女で118年の幕を閉じる。 第二章 スチュアート家 ジェームズ一世がカトリックとプロテスタントの宗教争いにもあいながら、次男のチャールズ一世チャールズ二世の時代が続く。 第三章 ハノーヴァー家 ハノーヴァーからやってきたジョージ一世は、粗暴、無教養、吝嗇、大食漢。「君臨すれども統治せず」スタイルを貫く。ジョージ三世はまじめっだったがその息子はやはり素行不良の。 などなど、イギリス王家がこんなにも斬首、愚息が多かったのかとあきれるほどのダメっぷり。 パパラッチが多いのも昔からイギリス国民には興味関心が強いからなのかもしれない。 そうやって見ていくと、現在のダイアナ妃の不慮の事故もカミラ夫人との再婚も納得できる。 名画で読み解くとあるが、名画に妙味がない人でも十分楽しめる一冊でした。
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