百貨の魔法 の商品レビュー
この本を読んで、地元の百貨店に行ってみました。百貨店で素敵な物に出会えることが学べて、人生変わった一冊です。百貨店に不利な時代なのも事実ですが、それでも百貨店の魅力は廃れていない!と分かりました。
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第一幕、第二幕、第三幕、第四幕、幕間、終幕、と「章」ではない意味が、第四幕まで読んでやっとわかりました。 第一幕はぼんやりした感じで物語の世界に入り込めず、読むのに時間がかかりましたが、話としては第二幕が一番良く、それ以降も百貨店で働く人たちのそれぞれ異なるライフストーリー、そ...
第一幕、第二幕、第三幕、第四幕、幕間、終幕、と「章」ではない意味が、第四幕まで読んでやっとわかりました。 第一幕はぼんやりした感じで物語の世界に入り込めず、読むのに時間がかかりましたが、話としては第二幕が一番良く、それ以降も百貨店で働く人たちのそれぞれ異なるライフストーリー、そして少しずつ明らかになるコンシェルジュの結子の物語がうまくからんでまさに一つの舞台を見終わったような読後感。 「桜風堂ものがたり」の方も読んでみたいと思います。 2023.2.14 「桜風堂ものがたり」を読了。 この本の評価も上がりました。
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桜風堂ものがたりがとても良かったので、同じ作家さんの作品を読みたくなりました。 百貨店自体が入りにくい馴染みのない場所だという気がしますが、この物語のように地域に根ざした誰かにとって思い出深い場所になるならば日常に潜む不思議があってもいいのではないかという気になります。
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街の商店街にある星野百貨店は創立50周年。だが往時の賑わいからは程遠く、閉店の噂もちらほら聞こえている。そんな店には、どこからともなく不思議な白い猫が現れてねがいを叶えてくれるという噂があった。 レトロな風情を残した百貨店とそこで働く人々のすがたを描いた連作短編集。百貨店にコンシ...
街の商店街にある星野百貨店は創立50周年。だが往時の賑わいからは程遠く、閉店の噂もちらほら聞こえている。そんな店には、どこからともなく不思議な白い猫が現れてねがいを叶えてくれるという噂があった。 レトロな風情を残した百貨店とそこで働く人々のすがたを描いた連作短編集。百貨店にコンシェルジュとしてやって来た女性を軸に、様々な出来事が描かれている。こんな百貨店があるといいなぁと思わせるような、ホッとさせられる物語ばかりで読み心地はいい。ただ、あまりひきこまれなかった。
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高級感があって近づきづらい百貨店のイメージが少し変わりました。 気品があって、でも一生懸命働いている百貨店の人たちの姿が素敵でした。
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ふう、満足。この物語には描かれていないサイドストーリーがたくさんあることを感じつつ、全部全部描いてほしいと願いつつ。
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おとぎばなしみたいな綺麗なお話 この世界観に浸るだけで幸せな気持ちになれる 昭和から平成に思いを繋いだ百貨店っていう存在、令和のいまではなかなか感じることのできない、人の暖かさを感じることができる
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目次 ・空を泳ぐ鯨 ・シンデレラの階段 ・夏の木馬 ・精霊の鏡 ・幕間 ・百貨の魔法 以前に読んだ、この作者が書いた本屋を舞台にした作品の時も書きましたが、経営努力なしの経営再建の話は現実味が全くなくて白けてしまいます。 いやこれは子ども向けだから、とか、ファンタジーだから、というのは、なしです。 そういう言い訳を用意しているのなら、まったくの夢物語にシフトすればよい。 現実に軸足を置いているのなら、少なくとも現実的な問題には現実的な対応をして欲しい。 この百貨店に努めている人たちが、職場を、そしてお客様たちを大切に思っているのはわかる。 それはもう過剰にそう書いてあるから、子どもにだってわかる。 だけどそうなら、閉店しないですむためには何ができるのか、何をすればいいのか、そこを悩もうよ。 気持ちがあっても行動がない。 気持ちだけでは解決しないことぐらい、誰にだってわかるだろう。 店員の善意だけで経営再建できるなら、倒産する店なんてもっと少ないはず。 創業者が、魔法の猫が、なんとかしてくれるんじゃないかと思っているだけで、自分が職を失うかもしれないという切実感がないよね。 いや、そういうリアルを描きたいわけじゃないんだ、ということはわかる。 でもあまりにも登場人物が善意の人ばかりで、能天気で、読んでいて胸やけがする。 子ども向けだから、ポプラ社だから? ポプラ社の『かがみの孤城』も『きみはいい子』も、痛みを抱えながら子供たちが現実に向かっていったよ。 そう、誰かが、まあ社長が、悪者になるのを覚悟で改革に汗を流すシーンがちょっとでもあったら、物語に厚みが出たのに。 本は分厚いけど、内容が薄いなと思ってしまいました。 この作者とは多分相性が悪いんだな。
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いつ閉店してもおかしく無い百貨店を取り巻く人々の百貨店を愛するお話。実際にはどう経営しようと年々厳しくなっている業界。それこそ魔法でもないと立て直しは大変。今どきネットで何でも買えちゃう、いかに足を運んでもらうかなんだろうけど、夢を与えていますじゃあ人は来ないよねー。外商などに力...
いつ閉店してもおかしく無い百貨店を取り巻く人々の百貨店を愛するお話。実際にはどう経営しようと年々厳しくなっている業界。それこそ魔法でもないと立て直しは大変。今どきネットで何でも買えちゃう、いかに足を運んでもらうかなんだろうけど、夢を与えていますじゃあ人は来ないよねー。外商などに力を入れてもねー
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桜風堂ものがたりの姉妹本ということで読んでみました。百貨店で働く人のドラマが繰り広げられていく短編集。穏やかに読み進められました。
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