鍵の掛かった男 の商品レビュー
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(長編)火村&有栖シリーズ23 目次 第一章 ある島民の死 1 2 3 4 5 第二章 その孤愁 1 2 3 4 5 6 第三章 その残影 1 2 3 4 5 6 7 第四章 その原罪 1 2 3 4 5 6 7 8 第五章 その秘密 1 2 3 4 5 6 7 8 9 第六章 その正体 1 2 3 4 5 6 7 8 第七章 その帰還 1 2 3 4 5 6 7 8 9 終章 真相 1 2 3 4 5 6 7 あとがき 文庫版あとがき 解説 中条省平(学習院大学フランス語圏文化学科教授)
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初有栖川有栖。 読み応え抜群の分厚い文庫本だが、どんどん紐解かれてゆく梨田の情報を知りたい一心でするする読んでしまった。ミステリながら謎は殺人事件そのものよりも梨田とそれをとりまく人間関係にあり、犯人の特定方法はえっそこからなの!?という感じ。最後まで読まないとわからないという構図は読者がわかっちゃったなと退屈しないのでうまい。実在の建物やコンテンツ、そして震災等のイベントが登場することで「あの頃の大阪」感がかなり強まっており、そういった方向でも楽しめた。
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どうして?そんな動機で人を殺せるの? 何か、その、足の指を見るだけで、幸せだった老人を、何か、その、嫌だなー。
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いつもは殺人事件が起こってから動く二人ですが、今回はまず自殺なのか他殺なのか分からない状態から話が始まりました。 5年間ホテルで暮らし続け、自殺したと思われる男の過去を、有栖川有栖が紐解いていきます。 今回の有栖の活躍はホントに凄い!!
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#鍵の掛かった男 #有栖川有栖 人気の『火村英生シリーズ』 ホテルに長期宿泊していた、謎多き男の自殺案件をひょんな事から調査する事になった有栖と火村。 しかし火村は、しばらく調査に加わることができない。 まずは有栖のみで調査に乗り出すのだが…。 謎に包まれ、鍵が掛かったような男の...
#鍵の掛かった男 #有栖川有栖 人気の『火村英生シリーズ』 ホテルに長期宿泊していた、謎多き男の自殺案件をひょんな事から調査する事になった有栖と火村。 しかし火村は、しばらく調査に加わることができない。 まずは有栖のみで調査に乗り出すのだが…。 謎に包まれ、鍵が掛かったような男の謎を少しずつ有栖がほどいていく中、火村英男の推理が炸裂する。 男はやはり自殺なのか? それとも他殺なのか? 最後まで一進一退の本格ミステリ。 #本格ミステリ #火村英生シリーズ #有栖がメインで動く #終盤は二転三転 #人間ドラマ #登場人物が少なくわかりやすい #長編ですがさっくり読めます #読書
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分厚すぎ!と思って読み始めたが、話が進むにつれおもしろくて一気に読んでしまった。見た目通り長いので、散りばめられた伏線は綺麗に回収するし、「鍵の掛かった男」の何重にも掛かった鍵も最後にカチッと回されて開かれる。とてもすっきり。 なので、見た目に反してすぐ読んでしまった。 今回は半分以上アリスの単独捜査で、真実に肉薄していくのがとても良い。いつもは奇想天外なトリックをぽんぽん言って火村にバカにされがちだけど、今回は違う。地味ーな捜査ながら、足を使って様々な人から少しずつ被害者の話を聞き出し、人物像を形作っていく。読者も同じ情報から、大体アリスと同じような結論に至るので読んでいてとてもわくわくした。 そして満を持して火村先生のご登場。 アリスに「お前は本当によく頑張ったよ」と言う火村先生にきゅんときた(笑) 火村先生により、アリスが拾ったパズルのピースがどんどんとはめられていき、最後にかちっと鍵が開いた。 禍福は糾える縄の如し、とは鍵の掛かった男の一生を言ったようなもの。最後は孫を抱いて幸せな気分で逝きたかったろうに。 長い話だけあって、殺人、被害者の人生、そしてホテルへの愛が何重にも絡まったいい話でした。 いつになっても34歳のアリスと火村先生と、大体共有する時事ネタが一緒になってきて違和感(笑) 読み始めたの高校生の頃だったんだけどなぁ…
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火村シリーズだけど異色。 百億円あったらなにをするかの問いに、犯人が答えた<日本中の家に地震対さくをする>という回答にグッとくるものがあった。
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単行本版を既読。そういえば文庫版を買っていなかったな、というのと分厚い本が読みたいな、というので購入した。単行本を読んだのは5年近くまえ。細部を覚えていたりいなかったりしたが『鍵の掛かった男』の死の真相はまったく覚えておらず、初見のように読めた。そしてシリーズのファンならよく知る...
単行本版を既読。そういえば文庫版を買っていなかったな、というのと分厚い本が読みたいな、というので購入した。単行本を読んだのは5年近くまえ。細部を覚えていたりいなかったりしたが『鍵の掛かった男』の死の真相はまったく覚えておらず、初見のように読めた。そしてシリーズのファンならよく知るアリスの取り扱いが他作品とはひとあじ違うという点でも、本書は読みごたえがあるだろう。緊張感を程よく持続させながらぐんぐん読ませるので、700ページがあっという間であった。こんなアプローチをされるから、ミステリから離れられないのだ。
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レンガ本。 持ち歩くのが、重かった・・・。 今回は火村先生ではなく、有栖さんがメインで活躍。ホテルで暮らせるなんてなんて贅沢なんだろうと思ったが梨田の生活を見てみると色々考えさせられる。まぁ、梨田の場合は御祓の意味も含むからちょっと違うかもしれないけど。 ただ、最後一番強く感じ...
レンガ本。 持ち歩くのが、重かった・・・。 今回は火村先生ではなく、有栖さんがメインで活躍。ホテルで暮らせるなんてなんて贅沢なんだろうと思ったが梨田の生活を見てみると色々考えさせられる。まぁ、梨田の場合は御祓の意味も含むからちょっと違うかもしれないけど。 ただ、最後一番強く感じたのは男性と女性の見た目の変容。気づければこんなことにならなかったのに。
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長かったけど、どっぷり「梨田稔」という鍵のかかった男の世界にハマりました! 分厚いから…と読むのを躊躇うことなかれ!あっという間に読了です。 大阪には一度も訪れる機会がありませんが、この小説の舞台となった中之島に行ってみたいです。 そして作中に出てきた、実在する本たちを色々調べたりもしました。そこも良かったです。アリス刑事、よくぞ調べました☆そしてその情報をパズルを組み立てるがごとく組み立てる火村先生が素敵☆ ドラマ見てからハマりましたが読んで良かった原作の一つになりました。 ただ、親子関係については早々に、これは人工授精では⁇と思ったし、情報の出し方もちょっとご都合主義的な部分を感じて、個人的にはそこがちょっとマイナス点。 結末は切なくて、梨田稔という人生はなんだったのか、山田夏子さんと再会してほしかったと、実在しない登場人物にかなり感情移入しました。 遺言の最後の最後に、息子に宛てた文章には涙が出ました。 それにつけても憎たらしい犯人でした。逆恨みもいいとこの動機で、本当に腹が立ちました。あの遺言書があって良かったのか…考えさせられる場面でもありました。 また火村シリーズ読みたいです☆
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