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肉小説集 の商品レビュー

3.4

51件のお客様レビュー

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2019/10/18

坂木先生。本当に面白いです。 肉が出てくる短編小冊。一つ一つ面白くてまた暖かい。読んでいて最後ににこっとなるそんな短編。 すっごくおもろー。 ただ、連続短編や長編と違うので、読みやすい反面もっと深く読みたい!!って感じます。 とにかくおもろー。再読はずっと先。たぶん。

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2019/08/24

豚肉を織り込んだ、6人の男性のお話。 6人は、年代も個性もいろいろ。豚肉も部位により、個性いろいろ、料理法もいろいろだものね。 私は女性なので、これは私的にはなし、これはわかるなぁとか、思いながら読了。 一番お会いしてみたいのは、脇役だけど、「アメリカ人の王様」に出てくる、...

豚肉を織り込んだ、6人の男性のお話。 6人は、年代も個性もいろいろ。豚肉も部位により、個性いろいろ、料理法もいろいろだものね。 私は女性なので、これは私的にはなし、これはわかるなぁとか、思いながら読了。 一番お会いしてみたいのは、脇役だけど、「アメリカ人の王様」に出てくる、加賀の城下町で暮らしていた主人公のおじいさま。ちょっと難しいとこがあるかも知れないけど、素敵な老紳士であること、間違いなし。

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2019/08/12

2019年、20冊目は、坂木司の短編集。六編収録。肉小説集ですが、より具体的には、豚肉小説集です。 今回は、部位と料理を添えた一言感想を。 武闘派の爪先:豚足、スライスと沖縄おでん コレがツカミなの?何かズレまくった主人公の、どこまでも的外れな、ドタバタ系ヴァイオレンス喜劇。...

2019年、20冊目は、坂木司の短編集。六編収録。肉小説集ですが、より具体的には、豚肉小説集です。 今回は、部位と料理を添えた一言感想を。 武闘派の爪先:豚足、スライスと沖縄おでん コレがツカミなの?何かズレまくった主人公の、どこまでも的外れな、ドタバタ系ヴァイオレンス喜劇。 アメリカ人の王様:ロース、トンカツ コレは大真面目に喜劇。オチはホッコリ系。自分、揚げたてのトンカツは、辛子だけで食べますが……。 君の好きなバラ:バラ、角煮+豚バラ炒め+豚バラキムチ炒め 坂木司が描く、厨二病。理想(妄想)と現実。 肩の荷(+9):肩肉、バーベキュー料理・カレー他 タイトルが凝ってる(最初気付かなかったけど)。上手くまとめて、最後オトすトコも好き。 魚のヒレ:ヒレ、豚ヒレ肉のトマトソース煮込みピザ風 言葉遊びの与太話。それを軽妙なタッチで読ませちゃう。ラストはベタな終わり方だが、洒落てる。 ほんの一部:腿肉、ハムサンド 主人公は小学六年生。厨二病の手前のこの感じ。甘酸っぱい、エロス展開。自分には、甘酸っぱ過ぎなトコあるが、匙加減が絶妙。 あくまでも、美味しい肉料理がメインの話達ではない。出てくる料理が、美味しそぅだとは限らない。それでも、それが日常。好みのモノが、毎日食卓に並ぶ訳でもなければ、食の好みが合わない上司、先輩との会食もある。それらも含めて、上手いこと調理されている。 六編それぞれ、年代の異なる男性主人公で描かれているからか飽きはこないし、各話の言葉のチョイス、会話回し、テンポ感も自分の好みのタイプ。それでも全体評価が伸び悩んだのは、隙間読書用でも良かったかな?と、突き抜けるインパクトを残せるモノがなかったという点。

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2019/03/29

「肉」および肉料理と、ぱっとしない男、 が二大テーマの短編集。 肉料理も、登場するものは「おいしくない」もの多し(^ ^; ゆえに「グルメ小説」ではない。絶対に(^ ^; 特に連作になっているわけではなく、 一作ごとのテーマもシチュエーションもバラマラ。 でも坂木氏の軽妙な文...

「肉」および肉料理と、ぱっとしない男、 が二大テーマの短編集。 肉料理も、登場するものは「おいしくない」もの多し(^ ^; ゆえに「グルメ小説」ではない。絶対に(^ ^; 特に連作になっているわけではなく、 一作ごとのテーマもシチュエーションもバラマラ。 でも坂木氏の軽妙な文章による統一感はあり、 圧倒的リーダビリティで一気に読了(^ ^ 最後に収録された作品は、とても官能的。 小学生が主役で、直接的なエロは登場しないが、 それでも「背徳的なエロス」に満ちあふれている。 解説にある「そう言えば性欲のことを肉欲とも言う」 の一文に納得。「肉」小説という時点で、 性的なニュアンスを内包していたのか... と思うと、一作目の「武闘派」の話は 全くもってエロとは無縁のスラップスティック(^ ^ 作者の奥行きの深さに舌を巻くばかりである(^ ^

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2019/01/07

短編集だが、どれもストーリーが似ていなく、そこが良い。共通点は、物語のバイプレーヤーに必ず肉料理があることのみ。タイトルに惹かれて読んだだけだが、大当たりだった。

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2018/10/28

最初の短編、結局どうなっちゃうのか気になる。コメディタッチの話なのでさくさく読めてよかった、頭使いたくない(けど本よみたい)って時に読むと楽しめるかなあ

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2018/09/08
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「肉小説集」という名前ですが美味しそうな料理が出てくることはなく、それどころかマイナスイメージが付きそうな描写もあります。さすが坂木司。

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2018/02/02

 料理がテーマの作品で、その料理が食べたくなくなるというのは、なかなか希少な経験でした……面白くないわけではないのですが、登場人物の誰にも共感できなかったのと、読んでいて胸やけがしてきたのでこの評価; 白米とお新香が恋しくなりました(笑)

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2018/01/07

肉と男性をテーマにした短編集。1話目だけちょっと怖い終わり方ながら、それ以外はさっぱりしだ読後感。脂っこいもの好き家族と結婚する、アッサリ好きデザイナーの話が一番面白かったかな。

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2018/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

和菓子のアン以来の坂木司さんだけど、すごく読みやすくて面白かった〜〜! 本屋さんでなんとなく惹かれてかったけど、あたりでした。 和菓子のアンみたいにほんわかしてる話だと思ったら、最初の話でまんまと裏切られる! 読んだらお腹が空く短編集だと思ったけどまったくそんなことなく、むしろ不味そうでそそられない(笑) 武闘派の爪先とアメリカ人の王様がすっごい好きだな〜 君の好きなバラは仄暗い! 肩の荷(+9)はハッピーエンドでほっとした(笑) 魚のヒレもほのぼの。失恋した後にすぐ次の人が現れるのいいな。 ほんの一部はなんか耽美でした。エロい。タイトルが繋がると一気に耽美さが増す。 あー面白かった!鶏小説も文庫化されたら買おう! 2018.01.06

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