エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ の商品レビュー
エネルギー関連の本を読むのが初めてだったが、分かりやすかった。 ただ初めて知ることが多すぎて理解しきれていない気がするから読み返す必要はありそう。
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娘が生きているであろう2050年、2100年へと思いを馳せながら読んだ。約6,000万人まで人口減少すると予測されている2100年の日本。人口減少を見据えたコンパクトシティの実現、妥当性を確保した発電設備のスリム化のために、これまでよかれとされてきたユニバーサルサービスを見直す必...
娘が生きているであろう2050年、2100年へと思いを馳せながら読んだ。約6,000万人まで人口減少すると予測されている2100年の日本。人口減少を見据えたコンパクトシティの実現、妥当性を確保した発電設備のスリム化のために、これまでよかれとされてきたユニバーサルサービスを見直す必要があるという提言が興味深かった。
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30年後の2050年、エネルギー産業を取り巻く5つのD[Depopulation(人口減少)、Decarbonization(脱炭素化)、Decentralization(分散化)、Deregulation(自由化)、Digitalization(デジタル化)]について書かれてお...
30年後の2050年、エネルギー産業を取り巻く5つのD[Depopulation(人口減少)、Decarbonization(脱炭素化)、Decentralization(分散化)、Deregulation(自由化)、Digitalization(デジタル化)]について書かれておりとても参考になりました。日本や外国を取り巻くエネルギー環境を冷静に考えつつ、極端に脱原発・再エネ促進と向かわずに地球環境及び省エネについても考えていければ良いと思います。
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エネルギー業界初心者でも、kWh価値, kW価値, ΔkW価値が何を意味するのか、再エネ増加が電力システム全体にどのような影響をもたらすのか、今後の電力サービスはどうなるのか、を概観できる良い本でした。電気自動車のTeslaがVPP事業を手掛ける現在、全貌を理解するのは大事だと思...
エネルギー業界初心者でも、kWh価値, kW価値, ΔkW価値が何を意味するのか、再エネ増加が電力システム全体にどのような影響をもたらすのか、今後の電力サービスはどうなるのか、を概観できる良い本でした。電気自動車のTeslaがVPP事業を手掛ける現在、全貌を理解するのは大事だと思いました。
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エネルギー業界で働く身として非常に興味深い内容であった。 ○電気の購入という概念ではなく、サービスの購入になる。(その中に電気代は含まれている) ○送配電事業者もPVや蓄電池の普及、人口減少によう需要減で全く安定的ではない。託送料金も簡単には上がれないだろう。 事実確認としては非常に役立ったが、一方でその対策としてはもう少し踏み込んだ具体的な内容が欲しかった。ビジネスモデルとかの具体的なイメージがあればより分かりやすかったと思う。
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【内容】 エネルギー業界が直面している、あるいは今後直面するであろう変化について「5つのD」というキーワードでまとめられており、それぞれのDに対する問題点やそれに対する筆者の考え(現状の分析や解決策等)が記載されている。 5つのD 1. Depopulation(人口減少) 2. Decarbonization(脱炭素化) 3. Decentralization(分散化) 4. Deregulation (自由化) 5. Digitalization (デジタル化) 【感想】 「5つのD」というキャッチーなフレーズでエネルギー問題が簡潔に述べられており、今後、日本はどのように変化していくのか、また何をどうすべきなのか、ということを考えさせられる内容だった。 特に日本が抱える大きな問題の1つである人口減少の影響により現状の電力インフラを維持することが困難になる(かもしれない)問題は、今後の更新工事を計画する際、設備の規模感を検討する重要なポイントになると感じた。
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今後のエネルギー産業がどうなっていくかを分かりやすく説明した本。頭の固い私にはなかなかスッと入って来ない所も多く再読が必要だと感じた。電気は手段であり、今後家計費から電気代が消えるという考え方は面白く、実際にそうなっていくだろうと思う。昔は電力会社に就職すれば安泰だと思ってだけど...
今後のエネルギー産業がどうなっていくかを分かりやすく説明した本。頭の固い私にはなかなかスッと入って来ない所も多く再読が必要だと感じた。電気は手段であり、今後家計費から電気代が消えるという考え方は面白く、実際にそうなっていくだろうと思う。昔は電力会社に就職すれば安泰だと思ってだけど、時代は変わって行くんだなと切に思う。
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noteにも書いたけど、今後のトレンドを5つのDとしてわかりやすくカテゴリー分けされている点が良い。 またマネタイズ方法がモノから体験"サービス"に移ることをよく理解できる良書
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エネルギー問題の専門家達が書いた、2050年時点でのエネルギー産業の未来予測とそこに至るベストシナリオ、ホラーシナリオ。最も印象に残ったのは、良い方のシナリオでいけば、2050年までにはエネルギー(特に電力)は、太陽光等の新エネにより、無尽蔵の供給を得るようになる、というところ。...
エネルギー問題の専門家達が書いた、2050年時点でのエネルギー産業の未来予測とそこに至るベストシナリオ、ホラーシナリオ。最も印象に残ったのは、良い方のシナリオでいけば、2050年までにはエネルギー(特に電力)は、太陽光等の新エネにより、無尽蔵の供給を得るようになる、というところ。これはブロードバンド時代直前に「これからはジャブジャブ・インターネットになる!」と村井先生を中心として提唱していたあの頃のインターネット業界と重なるものを感じたこと。 ジャブジャブ電力が到来すれば、いまのあらゆる産業や社会は大変革を遂げると思う。機会が莫大に生じる。ベストシナリオだけを信じて今からいろいろ仕掛けたいなと前向きな気持ちになりました。 ちょっと時間がないので、またヒマな時に詳細を書き足します。
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電力の2050年、特に原発が稼働せず人口も減少していく日本で、如何にインフラとしての電力供給を維持していくかを、東電在籍の著者等が若干電力業界寄りではありつつも極力フラットに書こうとしている良書。 分散電源や蓄電池の技術進歩が無いと手詰まり感がいっぱいと。
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