組織の毒薬 の商品レビュー
全然違う業界(不動産業)で働いていますが、なるほど…と思う内容でした。私には大勢の部下がいるわけではないので発信側というよりは上席や会社の方針に従う側の人間ですが組織で働くの人の身の置き方だったり自身の考え方について考えさせられました。こんな話をしてくれる上司、経営陣が1人、2人...
全然違う業界(不動産業)で働いていますが、なるほど…と思う内容でした。私には大勢の部下がいるわけではないので発信側というよりは上席や会社の方針に従う側の人間ですが組織で働くの人の身の置き方だったり自身の考え方について考えさせられました。こんな話をしてくれる上司、経営陣が1人、2人居るといいなぁと思いました。
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組織で仕事をする理由 → 1人ではできない大きなことを組織でやる ゴールを達成するために集まっているのが組織 →ゴールに向かってみんなで頑張ること =気持ちよく働くこと →ゴール共有できてないと気持ちよく働けない →大きな成果が会社の醍醐味 目標が適切だったか、も振り返る 忙しい時に決断する →余裕がないので本能的に重要なポイントに 焦点を当て、優先順位をつける →忙しいことを理由に決断を 間違えてはいけないという緊張感 やってみることで当たりをつける 会社で1番大事なものは文化 →会社のビジョンに向かう文化 現場が上手くいかないのはリーダーの責任 →自分の時間を使って仕事をするからには 自分が働いた成果を最大化させて欲求が働く →それでも上手く働かないのは指示が悪い 暑くなって衝動的に動くとダメ 仕事のパートナーと合わない原因 →向かっている目標にコミットできていない →目標があまり大事なものではない →仕事の優先順位を無視した視点の低い話 マネージャーとは →組織で許容される価値観の中で どんな方法つかってでも結果を出す人、 結果を出そうとする人 成果評価は自分のタイミングではやってこない リスクはゼロにならない →とるべきリスクと潰せるリスクに分ける 自分の仕事に対するポジティブさを引き出す方法 →そもそも自分はなぜこの仕事をしているのか なぜこの会社を選んだのかを思い出すこと まとめ 組織が強くあり続けるためには、 耳が痛い率直なことをぶつけ合ったり、 追い込まれるほど高い目標設定という 毒のような緊張感をもたらす刺激が必要
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以下、心に刺さった言葉。 人より働いて成果を出すことは、仕事のなかでは理屈抜きで大事。それによって仕事を早く覚え、自分なりのコツをつかんで成長は進んでいく。しかし、成長は数字だけで測れないものも多く、止まった実感というのはなかなか湧いてこない。 その時のチェックポイントがあり、...
以下、心に刺さった言葉。 人より働いて成果を出すことは、仕事のなかでは理屈抜きで大事。それによって仕事を早く覚え、自分なりのコツをつかんで成長は進んでいく。しかし、成長は数字だけで測れないものも多く、止まった実感というのはなかなか湧いてこない。 その時のチェックポイントがあり、上司と良く話すこと。自分では出来ていると思っているのに上司から評価させないとか、上司よりも自分の方が正しいと思う様になったら怪しい。 優秀な人が自分が一番正しいと思い込んで組織の中でモンスター化すると厄介。 一般的に優秀なプレイヤーからもう一段のステージに行くには、「自己否定を受け入れながら成長出来るか」が重要。 会社の規模は小さいが、精力的に働き、成長しながら結果を出している自負はある。 上司も少なく、やらないといけない事を見つけ、改善を繰り返している。上司からも一目置かれている自覚はあるが、今回の本を読んで、定期的に立ち止まって周りを見る(温度差を感じる)事が重要だと感じた。 モンスター化しない様に、「自己否定を受け入れながら成長出来る」人間になる。 そう思えた本でした。
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会社組織に所属している人間なら、これが社内で流行るのもわかる気がする。 会社が大きくなればなるほど、社長どころか、部長、いや、直属の上司すら何考えてんのかわからなくなるものだと思う。 特に説明もなく、あれしろこれやれって言われても人間った面倒くさいもので、理由がないとやる気になれ...
会社組織に所属している人間なら、これが社内で流行るのもわかる気がする。 会社が大きくなればなるほど、社長どころか、部長、いや、直属の上司すら何考えてんのかわからなくなるものだと思う。 特に説明もなく、あれしろこれやれって言われても人間った面倒くさいもので、理由がないとやる気になれない。だから、こうやってトップの考えが行き渡るような仕組みはシンプルに嬉しい。 書いてある内容自体を言ってしまえば、正直、特別でもなんでもない。多くのビジネス本を読んでいればどこかで聞いたような事ばかりだと思った。 だけど、大事なのは内容より何より、こうやって、トップの大事な時間を割いてでも自身の考えを社内に伝えようとするその姿勢だと思う。 下にいる人間は、そんな人にこそついて行きたいと思うものだし、社内報で公開した時点で、その発言は必然的に多くの目に触れることになる。それにより、書いてある内容を後になって「そんな事言ってない」などと反故にする事が難しくなる。つまり、自ずと信頼関係が構築できる訳で、これが組織を強くする。 よく「自分の頭で考えろ」と言う上司がいるが、仕事全体の下流で作業をする人間にまでそもそもトップの考え方、指針が伝わっていない場合も少なくない。 「何をするか、どんな会社にするか」が不明では、自分の頭で考えられる訳がない。 たとえば、某海賊マンガなどで言うなら主人公が「海賊王に俺はなる!」とわかりやすい目標を示しているから、その仲間たちは「じゃあコイツを海賊王にするには自分の持つ何をどう活かすべきか」なんて考えて自発的に動ける。 会社の方針や行く先がわかれば、どう自身が動けばいいのか、どういう立ち回りが求められるか考えられるようになり結果的に意識も高まる。 だから読み終えて思うのは、共有する内容はさして重要ではなくて、それよりも組織の上に立つ人間がこうやって「俺はこう思ってる」という意思表示をすること自体が大切だということ。 結局、組織だって人間の集まりに過ぎないのだから。
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長く上質な小説を読むのも好きだけど、読みやすい分量のコラム集を読むのもたまにはいい。この短さにまとめて書くことの難しさもなんとなく想像がつく。組織で働くことにはいつも私はすごい葛藤があって、その、気持ちの高ぶりを少しでも冷静になって見つめられるヒントがもらえた気がする。
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積読してた本を片っ端から読もうシリーズ18冊目。 サイバーエージェント社内向けに綴られたコラムだが、 組織で働く人には響くものがある。 サイバーがいつまでも「ベンチャー企業」というイメージを持たれるのは、 大企業病にならないような企業風土づくりや、 その為に手を打ってるからなん...
積読してた本を片っ端から読もうシリーズ18冊目。 サイバーエージェント社内向けに綴られたコラムだが、 組織で働く人には響くものがある。 サイバーがいつまでも「ベンチャー企業」というイメージを持たれるのは、 大企業病にならないような企業風土づくりや、 その為に手を打ってるからなんだなと思った。 ベンチャー企業をベンチャー企業たらしめるのは 企業からの年数などではなく「気概」。 その為の「文化」を大切にしているのがよく分かりました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
【メモ】 ・目標設定をするときは思いっきり高い目標を立てる ・短期的な評価に振り回されずに、地に足を着けて自分の実力を高めることに力を注ぐ ・仕事がうまくいっていない時はなにかを先送りしている可能性がある ・気持ちよく働いてもらう必要はない ・トラブルのマイナスを取り戻そうとしない ・恐縮はむだ
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優しい文体で書かれているが、言いたいことははっきり言っている。真似したいなと思える書き方だった。 率直に話す。は真似しよう。
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表面上でなく、論理的なメッセージが伝わってくる本。特にBBQのススメとNo pain, No gainの話は面白かった。他にも組織で働くことや「気合い」と「思考停止」が紙一重だという話も。
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CAの社員さん向けに発信した内容を書籍にまとめている。 そのため、社内用語も多く、読みにくさがある。 ただ、組織で働く社員の1人として、参考になる点も多かった。 31番「組織で働くとは」 21番「一番大切なものは文化」 が印象的だった。 今の時代、1人でも稼ぐ方法はたくさん...
CAの社員さん向けに発信した内容を書籍にまとめている。 そのため、社内用語も多く、読みにくさがある。 ただ、組織で働く社員の1人として、参考になる点も多かった。 31番「組織で働くとは」 21番「一番大切なものは文化」 が印象的だった。 今の時代、1人でも稼ぐ方法はたくさんあると思う。 しかし、組織で働くことを選択している人が多い。 それは、1人だと不安で飛び出せないという理由も大きいと思う。組織は、何かをやり遂げた時の達成感だったり、充実感を仲間とともに得られる環境が用意されていることが良さだったりする。もちろん、仲間の考え方が合わないといったこともあるが、それを含めて共に乗り切るとき、1人では得られない充実感がある。会社で働くことは、文化祭の延長戦上にあるのかもしれない。 組織で働くことが文化祭の延長戦上にあるなら、何をお客さんに提供したいのかというビジョンが大事になる。さらに、そのビジョンや校風そのものをみんなが体現しているからこそ、お客さんが楽しいとか、この学校に入りたいって思ってもらえるんだと思う。 だから、何を提供したいのかをみんなが意識して、うちの学校ってどんなところなのか、みんなで自分たち自身を客観的に見られること、体現できていることが大事。 校長・理事長・社長などが変わると、校風・ルール・社風などが変わり始める。トップはなぜ、既存の在り方を変えて、新しい文化をつくっていきたいのか、しっかりと生徒・社員に落とし込まないと、結局お客さんに喜んでもらえるサービスづくりはできないと思った。
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