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風神雷神 雷の章 の商品レビュー

3.9

46件のお客様レビュー

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2017/11/01

なるほどなあ……風神雷神は、宗達さんの自画像であると同時に、大恩人2人の肖像なのかもしれない。 激動の時代にもへこたれず、自らのセンスを貫き通した京の文化人たちのたくましさよ。まさに、風と雷鳴に乗って駆け抜けたというかね。

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2017/10/15

図書館に予約したら、なぜか先に雷の章が手許に届き、読んでみたら後半部分でしたが支障無く読めました。作品を作成する宗達や取り巻く人々の様子が興味深かったです。ネットで物語に出てくる屏風図を検索しながら読み進めました。俵屋宗達が身近に感じました。どんな天才も山あり谷あり迷いの人生なん...

図書館に予約したら、なぜか先に雷の章が手許に届き、読んでみたら後半部分でしたが支障無く読めました。作品を作成する宗達や取り巻く人々の様子が興味深かったです。ネットで物語に出てくる屏風図を検索しながら読み進めました。俵屋宗達が身近に感じました。どんな天才も山あり谷あり迷いの人生なんだと思います。日本画、好きです。

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2017/10/14

図書館で借りた本。風神雷神の雷の章になる。公家の烏丸光広との新たな出会いから公家・寺院からの屏風絵の注文も増える。宗達の結婚、養父の死など時は流れ、最後の風神雷神の屏風絵完成までの内容。江戸時代の絵師の派閥は狩野派・土佐派・長谷川一門と有名処がある中、どこにも属さない俵屋宗達の野...

図書館で借りた本。風神雷神の雷の章になる。公家の烏丸光広との新たな出会いから公家・寺院からの屏風絵の注文も増える。宗達の結婚、養父の死など時は流れ、最後の風神雷神の屏風絵完成までの内容。江戸時代の絵師の派閥は狩野派・土佐派・長谷川一門と有名処がある中、どこにも属さない俵屋宗達の野心が無い愚直な人柄が最後に完成させたユーモラスな風神雷神屏風絵に表現されているんだろうなと思った。

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2017/09/24

図書館で借りたため、表紙の装画が見られなくて残念。 宗達の人生を描きながらも、邪魔にならないように、時代背景などを説明されており、読みやすい。 以前、若冲が題材になったのを読んだが、一介の絵師として名を残すには、本人の才能はもちろんだが、それを支える財力がないとならなかったの...

図書館で借りたため、表紙の装画が見られなくて残念。 宗達の人生を描きながらも、邪魔にならないように、時代背景などを説明されており、読みやすい。 以前、若冲が題材になったのを読んだが、一介の絵師として名を残すには、本人の才能はもちろんだが、それを支える財力がないとならなかったのだなと思った。 俵屋宗達の絵が見たくなった。

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2017/09/23

★2017年9月23日読了『風神雷神 雷の章』柳広司著 評価A 後半の雷の章は、俵屋伊年(宗達)が、本阿弥光悦とは距離を置き、家業の扇屋に専念するところから始まる。そして、公家にもかかわらず、誰とでも話しができて、人間関係を作ってしまう異能の才人、烏丸光広が俵屋を訪ねてくる。彼...

★2017年9月23日読了『風神雷神 雷の章』柳広司著 評価A 後半の雷の章は、俵屋伊年(宗達)が、本阿弥光悦とは距離を置き、家業の扇屋に専念するところから始まる。そして、公家にもかかわらず、誰とでも話しができて、人間関係を作ってしまう異能の才人、烏丸光広が俵屋を訪ねてくる。彼は朝廷からみれば、裏切り者。徳川のイヌ、宮廷にあだなすぬえと呼ばれていた。なぜならば、彼は、将軍と天皇の間をとりもつ役割を担っているのだった。彼は、京都中の商人、寺社仏閣、もちろん宮中に人脈を持ち、その伝手をたどって、俵屋宗達を伴って相手を訪れ、その門外不出のお宝絵画を見せてもらい、模写もさせてもらう。あらゆる作品を目の当たりにして学び、模写する機会を宗達に与え、さらにはそれをきっかけに屏風絵などの注文を集めることとなる。とうとう、烏丸は後水尾天皇を説得して、絵師としては栄誉ある法橋(ほうきょう)という地位まで俵屋に与えることまで実行する。 話の中では俵屋の画家としての成長、烏丸のディレクターとしての不思議な才覚を中心に描かれる。それと対比して、禁中並公家諸法度の発布、天皇の専権事項であった紫衣着衣許可を取り消させた紫衣事件、春日の局が前例を無視して、天皇に拝謁した春日の局事件、島原の乱に端を発するキリシタン禁教問題から鎖国へ進む暗い徳川長期政権の地盤固めの時代背景も描かれる。 しかし、何と言っても、良いのは最後に描かれる風神雷神図をめぐる俵屋宗達と彼を取り巻く女たちの絵に対する感想が微笑ましい。最後も彼らしく明るく終わっているところが特に良い。それは読んでのお楽しみ。 私は、文中に出てくる宗達の作品をインターネットでググって確認しておくこととしよう。 養源院の唐獅子図・白象図、相国寺の蔦の細道図屏風、国宝・関屋澪標図屏風、重要文化財・舞楽図屏風、国宝・風神雷神図屏風

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2017/09/09

絵師ものの本の中で、等伯が一番良かったが次に良かったと思える宗達本。結構宗達の一生を描いた本だが、あのジョーカーゲームの作者が結構上手くまとめて、書いている。 絵画のうまさ表現を文章で書いている。ああ、風神雷神が見たくなった! 来月京都を行きたくなった! 10/3〜29まで京都国...

絵師ものの本の中で、等伯が一番良かったが次に良かったと思える宗達本。結構宗達の一生を描いた本だが、あのジョーカーゲームの作者が結構上手くまとめて、書いている。 絵画のうまさ表現を文章で書いている。ああ、風神雷神が見たくなった! 来月京都を行きたくなった! 10/3〜29まで京都国立美術館で公開されている。

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