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君たちはどう生きるか の商品レビュー

3.9

243件のお客様レビュー

  1. 5つ

    61

  2. 4つ

    96

  3. 3つ

    49

  4. 2つ

    13

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2018/07/16

近年は多種多様な生き方本の類が出ているが、この時代にこういう書物がすでに読まれていたことにまず驚いた。一番印象深かったのは上級生との諍いのところ。人生をぎゅっと凝縮したような考えさせられる作品。

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2018/07/17

子どもたちに向けた哲学書、道徳の本。主人公はコペルくん、中学二年生。昔の話だから尋常小学校〜高等小学校〜中学校となっており、中学に進学する子はいわゆるエリート。父親がいないコペルくんは母親と叔父さんに支えられて育つ。学校生活では友達のいじめなどにも出くわすことになり悩むが、叔父さ...

子どもたちに向けた哲学書、道徳の本。主人公はコペルくん、中学二年生。昔の話だから尋常小学校〜高等小学校〜中学校となっており、中学に進学する子はいわゆるエリート。父親がいないコペルくんは母親と叔父さんに支えられて育つ。学校生活では友達のいじめなどにも出くわすことになり悩むが、叔父さんはコペルくんに「おじさんノート」なるもので自分の考えを説く。確かに自分の子どもたちに読んで欲しい。日本的道徳観。

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2018/06/28

中学生に読んでほしい本ですが アラ還目の前にして読みました 人間遅いってことは無い 50代で生きる事学ぶ事も大事だし だいたい大人になるとピュアな気持ちが薄れていくので 逆にこの様な本を読む事で純粋さを取り戻す事が大事な事のように思えました。 年を重ねても与えられることばかり...

中学生に読んでほしい本ですが アラ還目の前にして読みました 人間遅いってことは無い 50代で生きる事学ぶ事も大事だし だいたい大人になるとピュアな気持ちが薄れていくので 逆にこの様な本を読む事で純粋さを取り戻す事が大事な事のように思えました。 年を重ねても与えられることばかりで 生産性の無い自分に対し喝を入れられた一冊になったと思います。

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2018/06/28

児童書で自己啓発の道徳の教科書のような本。日中戦争直前の時代に書かれていることに、あの時代でもこういった思想はちゃんとあったのだなあと、思った。

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2018/06/27

とりあえず話題になっているので、読んでみた。 初出は昭和12年。何度も改訂を繰り返しながら、発売されてきた作品らしいが、残念なことに私の学生時代には出会えなかった。 中学生のコペル君の体験を通じ、叔父や母の体験談やアドバイスと言う形で「どう生きるか」と問う本書。 大人になってしま...

とりあえず話題になっているので、読んでみた。 初出は昭和12年。何度も改訂を繰り返しながら、発売されてきた作品らしいが、残念なことに私の学生時代には出会えなかった。 中学生のコペル君の体験を通じ、叔父や母の体験談やアドバイスと言う形で「どう生きるか」と問う本書。 大人になってしまった今読んでも、あまり心に響くものでもないが、自分の将来に不安を覚える学生が読む分には、文章も堅苦しくなく、良書だと思う。

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2018/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書を読んでも、驚くような発見はないかもしれない。 ただ、より良く生きるために大切な考えがいくつも書かれていると思う。 以下は引用であるが、 >>悲しいことや辛いことに出会うおかげで、本来人間がどういうものであるかを知る といった部分は、個人的に印象深かった。 「どう生きるか」の問いに対して、ガンダーラの仏像の話を読んで、何かを与えられる、生み出せる人間になりたいと感じた。 自分から出たものが別の何かと交わり、また新しいものが生まれていけばとても楽しそうだと、そう思った。

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2018/06/10

2018/6/10 テレビでの池上彰さんの紹介でとても話題になっていて、気になったので買ってみました。 まさにタイトル通りの内容で、君たちはどう生きるかという問いを投げかけるものです。 主人公が中学生というところとその目線で描かれていることがこの本のポイントだと思います。 主人公...

2018/6/10 テレビでの池上彰さんの紹介でとても話題になっていて、気になったので買ってみました。 まさにタイトル通りの内容で、君たちはどう生きるかという問いを投げかけるものです。 主人公が中学生というところとその目線で描かれていることがこの本のポイントだと思います。 主人公のコペル君は、人と人との繋がりとか、消費と生産の関係とか、いじめに対してどう対応していくかとかとにかく色々なことに疑問を持つわけですが、そうした疑問を持つことも凄いと思うしそれに対して考えさせるヒントを与える形で答えているオジさん存在もすごくでかいなあと思います。その本の構成が、内容の難しさをとても柔らかくしているのだと思いました。 ナポレオンの話や、生産者側、消費者側の話、ニュートンのことについて、人と人とのつながりの不思議についてなど、哲学的な内容を分かりやすく書いてあるものです。もっと凄いのはこうした内容が書かれたのが戦前の時代であるということ。昔の本が今の人に再評価されているのにもきっと共感する人が多かったり何かしらの理由があるんだろうなと思いました。

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2018/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「世界一受けたい授業」で特集されていたので、読みたくなった本。本屋で平積みされているのが印象に残った本。この本を読んで、主人公のコペル君の叔父さんのような人になりたいと思った。売上上位の本という本の割に期待したほどは面白くは無かった。

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2018/06/01

池上さんのコメント通り子どもに読ませたい本。なかなか言葉で説明できないけれど人生を豊かにするために大切な考え方が詰まっている。 ・偉人はなぜ偉人と評価されているのか、その人がどうやって世の中に貢献したのかを考える ・消費するだけでなく将来生産する側にならなくてはいけない ・貧しい...

池上さんのコメント通り子どもに読ませたい本。なかなか言葉で説明できないけれど人生を豊かにするために大切な考え方が詰まっている。 ・偉人はなぜ偉人と評価されているのか、その人がどうやって世の中に貢献したのかを考える ・消費するだけでなく将来生産する側にならなくてはいけない ・貧しい人に対してそのことを理由に相手を見下すのは浅はかな人間である ・後悔をしたとしてもその後悔があるからその後の人生をより後悔のないように生きようとすることができる 君たちはどう生きるか、なんとなく日々を過ごすのではなく自分と向き合って生きていきたい。

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2018/05/17

同タイトルの漫画に続き、読んでみた。さぞ難しいだろうと思っていたら、拍子抜けするほど簡単だった。もともと青少年向けに書かれた本のようだ。 内容は漫画と同じだが、漫画ヴァージョンでは半分ほど省略されていることが分かった。作者からのメッセージは同じで、少年の悩みは世代を超えて驚くほど...

同タイトルの漫画に続き、読んでみた。さぞ難しいだろうと思っていたら、拍子抜けするほど簡単だった。もともと青少年向けに書かれた本のようだ。 内容は漫画と同じだが、漫画ヴァージョンでは半分ほど省略されていることが分かった。作者からのメッセージは同じで、少年の悩みは世代を超えて驚くほど普遍的だ。 中学生のコペル君の悩みや発見に、叔父さんが説明を加える形で進行していく。漫画版同様、ナポレオンの箇所が良かった。また、漫画にはなかった、インドの仏像がギリシャ人に作られたという話も良かった。 また時間を空けて読んでみたい。

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