ルビンの壺が割れた の商品レビュー

宿野かほる(著者)

2023/08/24

【あらすじ】
「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」
――送信した相手は、かつての恋人。フェイスブックで偶然発見した女性は、大学の演劇部で出会い、二十八年前、結婚を約束した人だった。やがて二人の間でぎこちないやりとりがはじまるが、それは徐々に変容を見せ始め……。
先の読めない展開、待ち受ける驚きのラスト。前代未聞の読書体験で話題を呼んだ、衝撃の問題作!

【個人的な感想】
156ページだったので一気読みした。
メッセージのやりとりの中で感じる違和感、途中からその正体がなんとなくわかってきた時のゾクゾク感が面白かった。
何を言ってもネタバレになってしまいそうなので詳しくは書かないが、最後まで読んでゾッとした。

2023/08/04

メッセージのやり取りで話が進み、サクサク読めた。
自分語りしすぎなところもしれっと個人情報を聞き出そうとするあたりも水谷が気持ち悪いというか気味が悪いというか....
最後は期待してた分、がっかりだった。

2023/07/09

かつて付き合っていた2人の男女が30年ぶりにフェイクブックのメッセージを通じて会話をするのだが途中から歪みが生じてくるというあらすじ。
どんでん返しがすごいと書かれていたがそこまでその要素もなかったしあっさりと終わった印象。

2023/06/20

手紙で進んでいく物語。区切りがあることもあり、スラスラ読める。
そして最後、すべての回収とどんでん返し。どんでん返しと聞いていたから、ここからどうなるかワクワクして読む手が止まらなかった。
心にジーンと来るとか、沁みるとか泣けるとか、そーゆーことではないけど、とても面白かった。

2023/05/03

Facebookでの男女のダイレクトメッセージのやり取りで書かれた物語

メッセージごとに2人の印象がかわり、男女どちらが不運なのか？最後までルビンの壺のようにどっちとも取れる雰囲気で物語は進みます。

しかし、最後には「ルビンの壺がわれた」とある様に、少しのヒビで一方的な見方（壺にみえずに2人の人間が向き合っている）しかできなくなる様に、男女どちらかの不運がはっきりします。

2023/04/16

一時期話題になっていた本。Facebookのダイレクトメッセージでやり取りをしているという形式で話が進み、Facebookでたまたま見つけたという女性のアカウントに水谷という男性からのメッセージから始まる。最初は結婚式当日に現れなかった理由を昔を懐かしむ文章とともに聞き出そうとしている感じで男性に同情するような感情を持ったりもしましたが、結末はすごいです。そして、最後の一ページでバサッと切られる感じが衝撃でしたが、結末を知った上でそれまでのやり取りを振り返るとちょっと震えます。すごい作品だなと思いました。

2023/02/07

サクッと読める長さです。面白くて読みやすく、すいすい読ませてもらいました。

昔の恋人からのメッセージ、ここから大人の懐古的な物語が始まるのかと思いきや、ラストにびっくり。

2023/02/01

有本香さんがとある番組で絶賛されてたので、早速読んでみたけど、・・・。ある男女のfacebookのメッセージでのやりとりだけで書かれていて、読みやすいし先が気になったので、1時間くらいで読み終えちゃった。イヤミスらしいけど、湊かなえさんや真梨幸子さんのイヤミスを知ってるとレベルが違いすぎて、物足りなかった。小難しい本ばかり読んでる有本さん(私の想像だけど)には新鮮だったのかな？

2023/01/25

フェイスブックのメッセージのやり取りを通して、30年前に婚約破棄された男女の過去があばかれていくストーリー。

ほぼ一気読みしてしまいました。
いやはや、面白かったです。
途中、何度「工ｴｴｪｪ(´д｀)ｪｪｴｴ工」ってなったことか。

最高の娯楽小説だと思います。
最後にかけてのスピード感の加速もゾクゾクしたし
一番最後の捨て台詞も爽快。

2023/02/23

結構評判が良かった様なので期待してましたが、個人的な感想としては、最後が夢オチだった小説を読んでしまった様な、何だが肩透かしを食らった様な読後感でした。
読みやすかったですけど。