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ルビンの壺が割れた の商品レビュー

2.9

336件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    61

  3. 3つ

    134

  4. 2つ

    76

  5. 1つ

    24

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2017/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中盤から後半の展開が粗く感じた(或いは昔話が冗長過ぎた)。 たとえば過度のストレスだけで幼女を虐待する指向にはならない(先天的な性癖がある)はずなので、前半でそれを匂わせる描写がもう少し必要(たとえば美帆子の放尿シーンを発展させれば良かった)だし、その事件がバレたきっかけも唐突過ぎる(最初の事件は裕子or叔父殺しの方が自然だった)。 また、美帆子が水谷を警戒している様子も、最初の三年間以外は殆ど見受けられないのに違和感を感じた(美帆子の住所を執拗に聞き出す描写などはあったが、それをかわす時に何らかを匂わせてもよかったかな)。 でも、物語の流れは上手かったので、(多分若手の作家さんかな)著者の手練に磨きが掛かれば、かなり完成度の高い作品にもなるはず。今後の活躍に期待したい。

Posted byブクログ

2017/10/29

「この小説、凄すぎてコピーが書けません。とにかく読んでみてください!、ネタバレ厳禁」という本の帯とネットでの大々的なプロモーションにより、1カ月半で4万部に達した全く無名の新人としては異例のヒット作。 フェイスブックのメッセージのやり取りだけで進む形のミステリー。 面白かったが...

「この小説、凄すぎてコピーが書けません。とにかく読んでみてください!、ネタバレ厳禁」という本の帯とネットでの大々的なプロモーションにより、1カ月半で4万部に達した全く無名の新人としては異例のヒット作。 フェイスブックのメッセージのやり取りだけで進む形のミステリー。 面白かったが、斬新、凄く驚くというほどではなかった。 真相がわかったら、もう一度読みたくなる本ではある。

Posted byブクログ

2017/10/28

ベストセラーの裏側『ルビンの壺が割れた』 宿野かほる著 全文無料公開、奇策が奏功 2017/10/7付日本経済新聞 朝刊  新人作家による書き下ろしデビュー作『ルビンの壺(つぼ)が割れた』(新潮社)の発行部数が、8月の刊行から1カ月半で4万部に達した。全く無名の新人としては...

ベストセラーの裏側『ルビンの壺が割れた』 宿野かほる著 全文無料公開、奇策が奏功 2017/10/7付日本経済新聞 朝刊  新人作家による書き下ろしデビュー作『ルビンの壺(つぼ)が割れた』(新潮社)の発行部数が、8月の刊行から1カ月半で4万部に達した。全く無名の新人としては異例のヒットだ。  「結城未帆子様 突然のメッセージで驚かれたことと思います」との書きだしで始まり、1組の男女の電子メールを使った往復書簡形式で全編がつづられる。50代の男性がフェイスブックで大学時代の恋人を見つけ、思わずメールを送ったという設定だ。甘く切ない恋の思い出から次第に雲行きがあやしくなり、思わぬ事実が次々と明らかになっていく。  編集を手がけた西山奈々子さんの元に原稿が持ち込まれたのは今年3月。「次が気になって止まらず、一気に読んだ。絶対に世に出したいと思った」と振り返る。社内でも読者が広がり評判となったが、「著者は新人のうえプロフィルを一切明かさないことを希望しており、販売戦略に頭を悩ませた」という。  「背水の陣、失うものは何もないという気持ちで打って出た」のが、「すごい小説刊行します。キャッチコピーを代わりに書いてください!」との文句とともに、インターネット上で2週間だけ全文を無料公開するという奇抜な作戦だった。これが堀江貴文氏や佐々木俊尚氏ら著名人の目に留まってツイッターで言及され、情報が拡散された。サイトのアクセス数は79万を超え、コピーは約6000件が集まった。同社として初の試みで、「無料公開したら本が売れない」との反対意見もあったが、初版1万部から重版を重ねている。  150ページ超で1~2時間あれば読み切れる長さ。メール形式のため、小説に慣れていない読者もなじみやすい。各書店に1、2冊置くだけではほかの本に埋もれてしまうため、約50店舗には多くの冊数を配本したのも奏功しているという。 (文化部 佐々木宇蘭) (新潮社・1000円) ▼著者は覆面作家で今作がデビュー作。友人の実体験に着想を得て執筆したという。

Posted byブクログ

2017/10/28

いや、ビックリした。 メッセージメッセージのやり取りだけで臨場感のある展開というのはすごいテクニックだなと最初思った。 そして学生時代の淡い思い出のほんわりした話かと思ったら、途中から何という展開、そしてこの結末。 非常に後味の悪い読後感だな。 それが狙いというなら作者の作戦勝ち...

いや、ビックリした。 メッセージメッセージのやり取りだけで臨場感のある展開というのはすごいテクニックだなと最初思った。 そして学生時代の淡い思い出のほんわりした話かと思ったら、途中から何という展開、そしてこの結末。 非常に後味の悪い読後感だな。 それが狙いというなら作者の作戦勝ちとも言えるけれど。

Posted byブクログ

2017/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

facebookでの2人のやり取りで、描かれる小説です。一馬はfacebookでたまたま過去に結婚を約束し、式当日に失踪した相手を見つけ、連絡を取ります。そのやり取りは最初は甘い恋の話のようですが、徐々に過去の出来事が明らかになり、衝撃的な結末が…という感じです。個人的にはインパクト重視で、あまり入っていきませんでした。

Posted byブクログ

2017/10/22

「衝撃的!」「世界が変わる!」みたいな読者の声がカバーに書かれていて思わず買ってみたけど、それらは小説をあまり読んだことがない人の意見じゃないかと思いました。また煽り文句に騙されてしまった。読書初心者向け?

Posted byブクログ

2017/10/16

このオチを「割れる」と形容する、コピーのセンスがいいよね〜。じわじわヒビが入って、最後バリーン! といきました、たしかに。再読で伏線チェックする楽しみもちゃんとあります。 ドンデン返し系の作品群に、新たな鉄板となる一冊が加わった、かな......?

Posted byブクログ

2017/10/10

フェイスブックのメッセージのやりとりだけで話が進む。 本人たちがメッセージの間に出さないものは一切わからない。 男が現住所や今の名前を聞いてきて、なんとなく気持ち悪い、と感じたのは間違いじゃなかったけど 誰もが何かしら過去があって、その暗さが様々なだけかも。

Posted byブクログ

2018/03/24

ミステリーをよく読む人にとっては、ごく平均的な小説かと。キャッチコピー云々のマーケティング戦略が逆に仇になってて気の毒。 TVで芸人さんが推薦していたそうだけど、 著者は芸人とかTV関係の人なのかなと予想。

Posted byブクログ

2017/10/06

本屋で猛プッシュされていたので読んでみました! 1時間程度でサクッと読めて、最後は適度に驚かされました! もう一回読まなきゃ!

Posted byブクログ