つぼみ の商品レビュー
読後一ヶ月程経過してしまい、読んだ事自体、やっと思い出せた始末。読後はかなり好印象だった記憶で、これは星4?5?と思ったのは蘇ったが、残念ながら何がそんなに良かったのか思い出せなくなり・・・なので星3になってしまいました笑。 登場人物の名前通して、ああ、薄ーーく前の話と繋がって...
読後一ヶ月程経過してしまい、読んだ事自体、やっと思い出せた始末。読後はかなり好印象だった記憶で、これは星4?5?と思ったのは蘇ったが、残念ながら何がそんなに良かったのか思い出せなくなり・・・なので星3になってしまいました笑。 登場人物の名前通して、ああ、薄ーーく前の話と繋がっているのね、と感じられて面白かった。が、明確なつながりはなく、しかも途中からはそのつながりもぷつりと途絶えたので結局この仕組みはなんだったんだろう??と思った。それでも、全体通しての透明感や清涼感はなかなかのもので、読んでいて楽しかった。
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スコーレnNo.4のスピンオフということで。 でもその内容は全然覚えていなかったので、ほとんど短編という気持ちで読むことに。 とくに大きな何かがあるわけでもなく、宮下さんらしいと言えば宮下さんらしい作品
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「なつかしいひと」がどうしようもないくらいに良い。このたった20数ページの短編を繰り返し読んでしまった。なんだかめちゃくちゃいい気分になる。鼻歌もでる。つまり、幸せにさせてくれるのだ。ホント素敵な作品だな。
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短編集。 最初の3作品は、スピンオフらしい。 元の物語を知っていたらもっと楽しめたかな。 昔好きだった人の娘が自分の教室へやってくる、「あの人の娘」と、少年が本屋である不思議な少女と出会う「なつかしい人」が好き。
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短編集。半分は「スコーレNo.4」の登場人物が出てくるもの。優しく独特な世界。素敵なんだけれどね。「羊と鋼〜」は読んでて、もろにその素敵さを受けとめ良かったけれど、好みの問題か、今回はそれほどでも…それこそ、花開く前のつぼみって感じを受けた。心をときほぐすものはあったんだけれどね...
短編集。半分は「スコーレNo.4」の登場人物が出てくるもの。優しく独特な世界。素敵なんだけれどね。「羊と鋼〜」は読んでて、もろにその素敵さを受けとめ良かったけれど、好みの問題か、今回はそれほどでも…それこそ、花開く前のつぼみって感じを受けた。心をときほぐすものはあったんだけれどね。
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六篇からなる短編集。 最初から三篇までは相互に登場人物が出入りする様式だが、後の三篇は独立した物語だったような。 取り立ててこう、という感想はない。
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スコーレNo.4はあんまり覚えてないけど、スピンオフだった。 これはこれで楽しめた。 ヒロミの旦那のやさおとこ は、いまいち分からなかった。 迷った時は心地よい方へ
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短編集。 『なつかしいひと』が一番良かった。 手を挙げて ★★ あのひとの娘 ★★★ まだまだ、 ★★ 晴れた日に生まれたこども ★★ なつかしいひと ★★★★★ ヒロミの旦那のやさおとこ ★★★★ 宮下奈都さんの小説はいくつか読んでて、優しく感じるのだけど、毒を含んでるって思うことがある。 意図したものか、心理描写において人によって何か引っかかるせいなのか? 女性、女の子が主人公だと、しっかり者で、なんだか若干嫌味っぽさや自分は人より劣っているといいつつ、特別な部分がひとつある… 劣ってるという感情と、特別な部分があるという矛盾があるので、何でもできる人より卑屈だし、特別な何もない人からは嫉妬が起こる対象になりやすそう。 微妙に毒が含まれてるようで、そういう心理描写がうまい。 男の子だと、静かで物事を考えて周りを見ている。 この短編では『なつかしいひと』で。 『羊と鋼の森』も若い男の子で、本当に良かったなと。 ああがんばれと心の中で見守る気持ちになるというか。 でも、この羊と〜でも男性の登場人物はとてもよかったけど、女の子になるとなんだか微妙な気持ちになった記憶がある。 男の子が主人公に描くと息子さんを照らし合わせてしまうのだろうか。母親目線になれるというか。 私の勝手な解釈なのだけど… 『ヒロミの旦那のやさおとこ』 ヒロミの外見が変わってないところが安心感を与えたな。内面は変わるのは仕方ないし、お母さんがお母さんらしくなるのは安心感も与えるからいいことだ。 でも、ヒロミが外見もキレイで変わっていたら、主人公はどういう気持ちになっただろうか?
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『スコーレNo.4』のスピンオフが3作品含まれる6作品の短編集。 でも『スコーレNo.4』と切り離して単独で読んでも充分楽しめる短編だと思う。 特に好きなのは「あのひとの娘」「まだまだ、」。 高校時代の元彼の娘・紗英を指導することになった華道教室講師の美奈子。 色々なことがよく分からないまま大人になってしまった、と焦る美奈子は紗英をついつい元彼と比べ高校時代を振り返る…同世代の美奈子の内面の戸惑いに共感した。 そして2作品に登場する『スコーレNo.4』の主人公姉妹の妹、末っ子のお豆さん・紗英。幼い頃から姉達に可愛がられ守られて、のほほんと育ってきた紗英は、自分のことを「まだまだ」と言い自分らしさに迷い焦る。 けれど大丈夫。少しずつお豆さんなりに「つぼみ」も膨らんで確実に花が咲く準備ができているから。 花が咲く前の「つぼみ」の状態の彼女達。 年齢なんて全然関係ない。 今は花びらが大きく開く少し前で、もがいてジタバタしているけれど、きっと素敵な花が咲くと期待できる心が晴れやかになる物語だった。
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「スコーレNo.4」のスピンオフというのは読んだ後で知ったのですが、新刊の時に読んだのが前過ぎて忘れていましたが、この短編集から読んでも良さがわかるはず。 活け花がテーマの短編集とちょっと怖い話もとても素敵でした。 宮下奈都さんの本を友人にプレゼントしたり勧めると必ずみんなファン...
「スコーレNo.4」のスピンオフというのは読んだ後で知ったのですが、新刊の時に読んだのが前過ぎて忘れていましたが、この短編集から読んでも良さがわかるはず。 活け花がテーマの短編集とちょっと怖い話もとても素敵でした。 宮下奈都さんの本を友人にプレゼントしたり勧めると必ずみんなファンになって、また読みたいからおススメない?って聞かれるけど全部良いのです。全部買いましょうと言います。
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