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睡眠の科学 改訂新版 の商品レビュー

3.7

31件のお客様レビュー

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2019/03/05

もう少し優しい本かと思ったが、専門用語が飛び交う難しい本だった。 睡眠は生きているものすべてに必要なもの。 脳をアップデートしている。

Posted byブクログ

2019/03/11

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?ncid=BB24230196

Posted byブクログ

2019/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これまで、睡眠に対して、その必要性はある程度認識しつつも、出来ることなら減らしたい無駄な時間という印象を抱いていた。本書では、睡眠中に脳の内部で行われていることを通してその重要性を説いてくれた。 生物とはそもそもの状態が睡眠であり、必要な時だけ覚醒しているという考えには驚かされた。 途中から脳の構造や化学物質に関する専門用語が多く出てきて、素人の自分には読み進めるのが大変だったが、睡眠という身近ながらも良く知らない現象について勉強することが出来て良かった。

Posted byブクログ

2018/12/22

睡眠について。なぜ眠るのかという問いに未だに答えは出せないが、睡眠が柔軟性はあれ絶対に必要なものであることや、睡眠によって脳がメンテナンスされたり記憶を整理したりする。ノンレム睡眠とレム睡眠は覚醒と睡眠ぐらい違うものであることやオレキシンといった物質について始めて知った。

Posted byブクログ

2018/11/13

睡眠と覚醒のメカニズムや研究状況について、一般向けに噛み砕いて説明された本。 一般向けとはいえ内容は学術寄り。まだまだ未知の領域が多いからか、「なぜ眠るのか、なぜ目覚めるのか」に対する答えもはっきりとは書かれておらず仮説止まり。 教養として読むのには非常に良かったが、私の場合は...

睡眠と覚醒のメカニズムや研究状況について、一般向けに噛み砕いて説明された本。 一般向けとはいえ内容は学術寄り。まだまだ未知の領域が多いからか、「なぜ眠るのか、なぜ目覚めるのか」に対する答えもはっきりとは書かれておらず仮説止まり。 教養として読むのには非常に良かったが、私の場合は購入の目的に合っていなかった。 書店なら買う前に軽く目次をチェックした方が良い。

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2018/10/19

不思議な睡眠。最新科学でその不思議な世界をかいま見せてくれます。まだまだ分からないことが多いけど、日に日に新しい知見が得られているようです。睡眠と覚醒。それはシーソーのよう。片方が重くなって発現する。レム睡眠と覚醒が脳の活動状況では同じよう。対極に非レム睡眠があるという。いろいろ...

不思議な睡眠。最新科学でその不思議な世界をかいま見せてくれます。まだまだ分からないことが多いけど、日に日に新しい知見が得られているようです。睡眠と覚醒。それはシーソーのよう。片方が重くなって発現する。レム睡眠と覚醒が脳の活動状況では同じよう。対極に非レム睡眠があるという。いろいろな仕組みが分かってきたが、でも「なぜ眠むるのか」はいまだ分からない。

Posted byブクログ

2018/02/25

睡眠という現象を軸として、あらゆる脳機能の根底にあるシステムを概観し、心のメカニズムや精神疾患の原因を解き明かすことを射程に入れる、末広がりなお話になっていて興味深かった。

Posted byブクログ

2018/01/13

睡眠は時間も食うし無防備になるし明らかに不利なのに、なぜ動物は眠らないですむように進化しなかったのか? それは睡眠が欠かせない重要な役割を担っているから。 睡眠は記憶の固定に深く関わっており、眠ると新しい記憶が定着する。とくに手続き記憶(技巧や運動技能)に睡眠が重要。 ノンレム睡...

睡眠は時間も食うし無防備になるし明らかに不利なのに、なぜ動物は眠らないですむように進化しなかったのか? それは睡眠が欠かせない重要な役割を担っているから。 睡眠は記憶の固定に深く関わっており、眠ると新しい記憶が定着する。とくに手続き記憶(技巧や運動技能)に睡眠が重要。 ノンレム睡眠は脳の急速と老廃物の洗浄、レム睡眠は入出力はカットされた状態で脳は活発に活動。体は動かないが夢を見る。夢の特徴は論理的判断はできなくなっているが感情と運動が関わること。 レム睡眠は単なる浅い眠りではなくノンレム睡眠とは異なる役割を担っているらしい。通常はレム睡眠は睡眠時間の1/4だがレム睡眠だけ邪魔すると入眠後すぐレム睡眠に入るようになる。 モノアミン(覚醒)・コリン(レム睡眠)の脳内でのブロードキャストにより覚醒・レム睡眠・ノンレム睡眠の3状態が引き起こされる。覚醒はモノアミンもコリンも活動、レム睡眠はコリンのみ活動、ノンレム睡眠では双方抑制。 覚醒とオレキシンとナルコレプシーは関係している。 オレキシンは覚醒と摂食に関係する。 筆者の仮説: ノンレム睡眠はシナプス結合の正則化(よけいな結合を弱める)っぽいことをやっており、レム睡眠は記憶の重み付けと整理をし取り出しやすくしている。 結局なんで眠らないといけないのかはまだよくわかっていないが眠らないと死ぬ。

Posted byブクログ

2017/12/28

ブクログさんに応募し、送られてきました本です! 睡眠と目覚めについて興味津々です! 題名にある通り科学的な説明で難しくもあり、また今まで見聞きしてきた睡眠のメカニズムが書かれています。 今後も自身の生活サイクルの中で、自分に合うより良い睡眠を考え実践していきます。

Posted byブクログ

2017/09/03

ブクログの抽選であたったので早速読んでみた。 読む前はどのようにするとよく眠れるのか・睡眠の質があがるのかといった内容を期待していたのだけど、そういうことは書いておらず、レム睡眠やノンレム睡眠の最中の脳の動きやなぜ眠るのかといった、本当に科学的な視点での睡眠についての内容だった(...

ブクログの抽選であたったので早速読んでみた。 読む前はどのようにするとよく眠れるのか・睡眠の質があがるのかといった内容を期待していたのだけど、そういうことは書いておらず、レム睡眠やノンレム睡眠の最中の脳の動きやなぜ眠るのかといった、本当に科学的な視点での睡眠についての内容だった(実際、本書にも、どうしたらよい睡眠がとれるのかについては他書に譲ると書いてある。今度はそういう本も読んでみようと思う)。 中身としては、自分が脳科学とか近い分野に無知なところもあってむずかしいと感じる部分も多かったけど、ある程度は睡眠について分かったような気がする。レム睡眠とノンレム睡眠の違いとか、睡眠と覚醒とオレキシンの関係とか。 それにしても、睡眠は哺乳類や鳥類では普遍的に観られる現象らしいのだけど、進化の過程でどうしても省くことができなかった重要な機能ということを「はじめに」で書かれてあってなるほどと思った。自分も睡眠を大切にしていけるようにしたい(ムダに遅くまで起きちゃうときとかあるし)。 ちなみに、そもそも睡眠とは「外部の刺激に対する反応性が低下した状態であり、容易に回復するものである」と定義されているらしく、全身麻酔で眠っている場合は刺激に対する反応性は低下しているが、”容易に回復できる”は当てはまらないので睡眠とはいわないらしい。ということは、睡眠と寝るというのもまた違うということなんだろうなぁ。いろいろ奥が深い。 にしても、睡眠の研究だけに限らないけど、動物実験では人間はいろいろ酷いことするんだなと。長時間睡眠させないようにした犬の脳脊髄液を別の犬に投与すると、投与された犬が眠るって、いろいろ衝撃的。でもそれって、実験に使われて疲れたから眠っただけなような気もしなくはない。 なお、本来なら眠るとノンレム睡眠になるそうなのだけど、長いこと寝ていない場合などはレム睡眠から始まることもあるらしい。そういう場合、まだ前頭前野が活動している状態で夢を見ることになるからすごい鮮明なのだとか。そういえば、うちの妹はやけに夢の内容をよく覚えている時があるのだけど(実際に体験したのではないかと思うぐらい具体的な話をする。夢だけあって支離滅裂なところはあるけど)、あれってノンレム睡眠の最中に目覚めてるのだろうか。自分は見たことは覚えていても、すごいあやふやな記憶しかないことが多いのだけれども。 それにしても、相変わらずアメリカの軍事研究には驚かされる。軍人を寝ないでかつ、睡眠不足によるミスを少なくなるような研究が行われてるのだとか。まあでも、そういう研究がすすんでいけば、仕事中に目覚めさせる製品とかもでる可能性あるわけだから、プラスに働けばいいんだけどね(最近、ブラックブラック噛んでも眠いままということがよくある)。 第7章では睡眠に関する日常の疑問についていろいろ書かれてあったのだけど、その中では夢遊病についての話が面白かった。夢遊病は深いノンレム睡眠のときに起こる行動らしいので、夢遊病とついているけど実は夢は見ていないらしい。あれは本当に不思議だと思う。ちなみに、夢遊病というと自分は『さようなら、ドラえもん』のジャイアンを思い出すのだけど、初めて見た時はわけが分からなかった。 なお、夢遊病と似ているけど、ノンレム睡眠ではなくレム睡眠時に起こる現象は「レム睡眠行動障害」というらしい。普通、レム睡眠時は運動系への出力は眼球など一部をのぞいてされないようになっているそうなのだけど、そのメカニズムがうまく働かないようになっている現象らしい。なので、夢の中の出来事を実際に行動してしまうこともあるのだとか。こっちのほうが夢遊病という名前にしたほうがあってるような気がするのだけど、いまさらか。 いろいろ書いてあったけど、睡眠についてはまだまだ分かってないことも多いようなので、どんどん科学的に明らかになってくれたらいいと思う。

Posted byブクログ