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金曜日の本屋さん 秋とポタージュ の商品レビュー

3.8

42件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    10

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2024/04/20

今回のお話は個人個人の関係に書店員さん達が随分関わるのだなと、前作までとらまた違う感想を持ちました。 ちょっと私が苦手とするタイプの登場人物もいたりして、やっぱりこういう結末じゃないと納得しないのよね、なんて思ってみたり。 やっぱり人の気持ちは複雑で話せば分かるも私だったら話した...

今回のお話は個人個人の関係に書店員さん達が随分関わるのだなと、前作までとらまた違う感想を持ちました。 ちょっと私が苦手とするタイプの登場人物もいたりして、やっぱりこういう結末じゃないと納得しないのよね、なんて思ってみたり。 やっぱり人の気持ちは複雑で話せば分かるも私だったら話したくない部分に触れてこようとされるのはちょっと嫌かなと思ってみたりと、なんだか自分の感情を入れながら読んでしまいました。 本を読みながらそんな風に思えるのは久しぶりかもしれません。

Posted byブクログ

2024/01/29

「誰かが知ってる」 何度も出会っては。 こんなに恵まれているのにと妬ましく思われたとしても、望んで手に入れた訳ではないから困るな。 気持ちは皆よりも少し足りないかもしれないが、自ら飛び込んだ世界なら楽しめばいいのでは。 「書店の森」 デートと浮かれて。 好意を寄せる相手と遠出す...

「誰かが知ってる」 何度も出会っては。 こんなに恵まれているのにと妬ましく思われたとしても、望んで手に入れた訳ではないから困るな。 気持ちは皆よりも少し足りないかもしれないが、自ら飛び込んだ世界なら楽しめばいいのでは。 「書店の森」 デートと浮かれて。 好意を寄せる相手と遠出するなんてワクワクするだろうが、蓋を開けてみた結果これだと悲しいな。 初版だから価値があるのではなく、色々な想い出が詰まっているからこそ大切なものなのだろ。 「自分の歳月くらい」 昔渡した券を使い。 全て使い終えてしまい、こちらに来ることが無くなる前に少しでも母親の想いを知れて良かったな。 三次元は面倒だと分かっているのならば、自身の言動にも気を付けなければいけないだろうな。 「カイさん」 すれ違った感想は。 よく会って話しているのであれば話題は出てきやすいだろうが、間隔が空いてしまうと難しいかも。 夢を叶えたい気持ちと、これ以上離れたくない想いが鬩ぎ合う心の中は常に荒れていただろう。

Posted byブクログ

2023/12/07

今さら気がついたことだけど、装丁には登場する本が描かれていたのか。ノルウェイの森は読んだことないがよく見かける。 ハルさんは思わず画像検索した。単行本から文庫本になるときガラリとデザインが変わるものもあるからね。 今回は親子の話が多く、特に歳月の話が良かった。 お互い素直に慣れ...

今さら気がついたことだけど、装丁には登場する本が描かれていたのか。ノルウェイの森は読んだことないがよく見かける。 ハルさんは思わず画像検索した。単行本から文庫本になるときガラリとデザインが変わるものもあるからね。 今回は親子の話が多く、特に歳月の話が良かった。 お互い素直に慣れずすれ違っていた関係が、フリーパスを使って解決したし、スープのくだりの話もなるほどね、と思った。 そして徐々に縮まる倉井くんと槇乃さんの関係も気になる! 次の巻で進展があることを期待する。

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2023/06/25

本を通して日常の謎を解くハートフルミステリーですね。 「金曜の本屋さん」の三冊目です。 実は、三冊目を飛ばして、四冊目を読んでしまいました。 ですから、この本は番外編みたいな感じて読みました。 反れでも十分楽しめるのが良いですね。 四話の連作短編です。 四話の内、未読は二話の「ノ...

本を通して日常の謎を解くハートフルミステリーですね。 「金曜の本屋さん」の三冊目です。 実は、三冊目を飛ばして、四冊目を読んでしまいました。 ですから、この本は番外編みたいな感じて読みました。 反れでも十分楽しめるのが良いですね。 四話の連作短編です。 四話の内、未読は二話の「ノルウェーの森」だけでしたので、本の内容とオーバーラップしながら、楽しめました。 成長物語でもあるのですが、その辺りも噛み締めながら、 「金曜堂」の仲間と、悩みを抱えて訪れる人々の人間模様、 心に響くふれあいを感じながら読み進めました。 名取さんいつもの人間の内面を表に導く手法に、癒されながら、心地よく謎解きを見つめるように読み進めるのです。 シリーズは完了して、残念ですが、他の作品で名取さんに出会えるのが楽しみですね。

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2023/06/21

『金曜日の本屋さん』シリーズ第三弾。 今回は主人公倉井史弥の父の昔話も出てきて一途で控えめな愛のお話しもありました。 そして史弥の就活問題も重みを増してきます。 シリーズも次で終わりなのでこの後が楽しみです。

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2023/01/19

大きな事件もなく淡々と進む日常の一コマ。今回は今一つ感情移入できず、なんとなく義務的に読んでしまいました。面白さを感じる部分はありましたが、次に進むべきか悩みます。もうちょっと倉井くんの成長物語になっていれば良いのにと思ってしまう。

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2022/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「本」を介在した友達、父娘・・・。人と人の触れ合いをテーマにした物語。名取佐和子「秋とポタージュ」、金曜日の本屋さんシリーズ№3、2017.8発行。

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2022/11/26

シリーズ第3弾。 小さな駅ナカ書店「金曜堂」で働く仲間たち。読みたい本を求めてそこへ訪れる、様々な事情や想いを抱く人たち。本を通して人との出会いや繋がりが描かれる。 魅力的な登場人物たちは変わらず。倉井くんの恋の行方も気になりつつ読み進めた。読後は心がポカポカして胸がいっぱいに。...

シリーズ第3弾。 小さな駅ナカ書店「金曜堂」で働く仲間たち。読みたい本を求めてそこへ訪れる、様々な事情や想いを抱く人たち。本を通して人との出会いや繋がりが描かれる。 魅力的な登場人物たちは変わらず。倉井くんの恋の行方も気になりつつ読み進めた。読後は心がポカポカして胸がいっぱいに。 心の内に秘めた想い。すれ違った関係を修復するかのように、本が代弁してくれる。様々な家族のあり方、生き方を肯定してくれる。本の持つ力ってすごい。 私にとっては「金曜日の本屋さん」が特別な本。きっと、読み返すたびに、ここで出会った人たちのことを思い出すから。本について語り合える仲間がいるって幸せだなぁって思わせてくれた。この気持ちはずっと大切にしたいです。

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2021/12/11

東京とうどん県を3往復。 疲れた…脳が心が身体が癒しを求めてる… そうだ、ヤスコさんに教えてもらった 金曜日の本屋さんを読んで癒されよう! 名取佐和子さんの『金曜日の本屋さん』 全部で4巻。前回1巻を読んで大好きになり 続きで2巻を買ったと思ったら3巻だった…。 どうりで知らな...

東京とうどん県を3往復。 疲れた…脳が心が身体が癒しを求めてる… そうだ、ヤスコさんに教えてもらった 金曜日の本屋さんを読んで癒されよう! 名取佐和子さんの『金曜日の本屋さん』 全部で4巻。前回1巻を読んで大好きになり 続きで2巻を買ったと思ったら3巻だった…。 どうりで知らない話の流れがあると思った。 それでも充分に癒されたぁ! 登場人物のしぐさや言葉、 悩んでいる人への心の寄り添い方。 作者の名取さんの優しさや本を大切にする気持ちが ほんわか伝わってくる。 全部好きだけど 2話と3話と4話が特に好き。 2話は 知海書房の本店の店長、ニ茅さんと 病床に伏す社長(主人公の父)のお話。 二茅さんの心に秘めた思いと、 2人の絆、信頼関係。 結婚せずに仕事一筋の二茅さんの人生と、 心の真っ直ぐさがとても美しい。 3、4話は家族のお話。 家族には色々な形があっていい! 色々な生き方があっていいんだよなって この二つのお話を読んでいて思う。 大切なことは一つ一つゆっくりでも 後回しでもいいから、その時々に出てくる 課題に向き合って挑戦してみることなんだなぁと…。 話が進むに連れて 主人公(知海書房)の1人息子倉井くんが 本や登場人物に出会い、疑問に思い 自問自答し、仲間に気付かされながら 成長していく姿にも目が離せない。 金曜日の本屋さん、充分に癒されました‼︎ 2巻探しにいこっ!

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2021/09/09

シリーズ3作目。 本に出てくるご飯を食べさせてくれる本屋さんの中の喫茶店なんて最高! そんなお店が近くにあったらいいな。 ネットで本が買える時代、リアル書店が生き残っていくのは難しいとは思うけど、リアル書店ならではの企画や、リアル書店でないと出会えない本ってやっぱりあると思うから...

シリーズ3作目。 本に出てくるご飯を食べさせてくれる本屋さんの中の喫茶店なんて最高! そんなお店が近くにあったらいいな。 ネットで本が買える時代、リアル書店が生き残っていくのは難しいとは思うけど、リアル書店ならではの企画や、リアル書店でないと出会えない本ってやっぱりあると思うから、お気に入りの本屋さんは存続して欲しい。 電子書籍ではなくやっぱり紙の本が好きだから。 本そのものが好きだから。 紙の本だからこそ愛着が湧くし、愛読書だと言えるのだと思うから。

Posted byブクログ