金曜日の本屋さん 秋とポタージュ の商品レビュー
金曜日の本屋さんシリーズ。 自分の読んだ本が出てくると嬉しい。笑 特に今回はハルさんが出て来て。しかもひとり親の話。 しんみりとして読んでしまった。 家族のかたちはそれぞれ、っていうことを、金曜堂にいる皆がちょっとずつ家族に問題を抱えているからこそ、より深く実感ができる。そして、...
金曜日の本屋さんシリーズ。 自分の読んだ本が出てくると嬉しい。笑 特に今回はハルさんが出て来て。しかもひとり親の話。 しんみりとして読んでしまった。 家族のかたちはそれぞれ、っていうことを、金曜堂にいる皆がちょっとずつ家族に問題を抱えているからこそ、より深く実感ができる。そして、金曜堂自体も、家族みたいなものなんだよ、って私は感じた。とっても好きなお話でした。がんばれぼっちゃんバイト!
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槇乃さんの辛い思い出は癒えたのだろうか。少なくとも明るく振る舞う様子に、とりあえずほっとしました。倉井くんの存在も少しは役にたっているようで? 今回は仕切り直して、書店にくるお客さんのお話再び。 一冊の本に関して、二人の友達が違う感想を持って、それで理解が深まったり。 知海堂の創...
槇乃さんの辛い思い出は癒えたのだろうか。少なくとも明るく振る舞う様子に、とりあえずほっとしました。倉井くんの存在も少しは役にたっているようで? 今回は仕切り直して、書店にくるお客さんのお話再び。 一冊の本に関して、二人の友達が違う感想を持って、それで理解が深まったり。 知海堂の創世記のエピソードだったり。 離婚した父親と娘の気持ちのすれ違いだったり。 どれも本に関してちょっぴりミステリがあって、面白く読めました。 まだ続きそうなこのシリーズ、楽しみです。
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夏編が、むむむ?ってかんじだったから、今回は少しドキドキしながら買ったけど、とても面白かった。わたしは村上春樹作品が好きで、もちろんノルウェイの森もだいすきなので、表紙のかんじ最高だった!いい装丁をありがとうございますっ!
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「金曜日の本屋さん」シリーズ、第三弾。 僕・倉井史弥、20歳。 小さな駅ナカ書店「金曜堂」でアルバイトをしている。 長年知っていても人は見かけどおりではなく、長く一緒に働いてきた人や、家族でさえも、心の底には言えない思いを秘めていたり、言えないこと、分ってもらえないことに苦しん...
「金曜日の本屋さん」シリーズ、第三弾。 僕・倉井史弥、20歳。 小さな駅ナカ書店「金曜堂」でアルバイトをしている。 長年知っていても人は見かけどおりではなく、長く一緒に働いてきた人や、家族でさえも、心の底には言えない思いを秘めていたり、言えないこと、分ってもらえないことに苦しんでいたりする… 今回はそんなお話が多かった気がします。 第1話 誰かが知ってる 山賀さんみたいに、ガンガン、自分の主張を押してきてはばからない人って苦手だな… 『女生徒』は読みましたが、その話が入っている短編集ではなかったです。今度読んでみたい。 第2話 書店の森。 史弥の父の会社「知海書房」で長年働く、二茅(にがや)さん。 彼女はかつて個人書店の娘だった。 因縁か、思い出か…『ノルウェイの森』 この話が一番好きです。 第3話 自分の歳月くらい わかりやすいオタクぶりの描写がおもしろすぎて。 誰も、面倒くさい3次元にうんざりしながら…それでも生きているのです。 良い話。 第4話 カイさん 両親の離婚と、娘の将来。 家族それぞれの行く先。 他の家族を見て、史弥は何度も母が変わった生い立ちと、自分の家族の姿に思いをはせる。 「金曜堂」で働くようになる前は、ずっと目を背けてきたことだ。 倉井くんは「知海書房」を…… 私も気になります。
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金曜日の本屋さんシリーズの最新刊 駅ナカにある小さな本屋の「金曜堂」の店長とその友人たち、そしてアルバイトとして加わった主人公の4人が、 『読みたい本がみつかる本屋』として店を訪ねてくるお客さんのその時々に寄り添う本を見つけ出す。 今回はちょっと出張もあるけど、それも含めて少しず...
金曜日の本屋さんシリーズの最新刊 駅ナカにある小さな本屋の「金曜堂」の店長とその友人たち、そしてアルバイトとして加わった主人公の4人が、 『読みたい本がみつかる本屋』として店を訪ねてくるお客さんのその時々に寄り添う本を見つけ出す。 今回はちょっと出張もあるけど、それも含めて少しずつ物語も進んで行ってるなって思わせます。
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がんばる力。 まっすぐに向き合う力。 決めつけないでいて、 それでもひたむきに 取り組もうとする意志。
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※このレビューにはネタバレを含みます
本を介した人と人との心の交流。 どのお話も人間愛にあふれていて、あったかくて、優しくて、包まれるような柔らかさが心地良いです。 一人一人が傷や思いを抱えながら、時にはぶつかりながら、袋小路に迷い込んだりする。そこで、本が新しい考え方を示してくれ、その出会いが互いを認め合うきっかけをくれる。本を読みとくって素敵だなあと心から思えました。 金曜堂の店員さんたちの人間関係も、あったかなやり取りも、ずっと見ていたいです。 どこへ向かうか見届けたいけど、終わってほしくないシリーズだなと思います。
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シリーズ三作目。前作に引き続き、今回もまた季節外れのタイトル。 最早お馴染みの作りとテイストの話だが、今回は4つのお話の内、家族、と言うか親子に関する話が3つ。 史弥の複雑な家庭環境を背景に、彼の父や母に対する心情がお話の背景になっているのだけど、そういうことを飛び越して、なかな...
シリーズ三作目。前作に引き続き、今回もまた季節外れのタイトル。 最早お馴染みの作りとテイストの話だが、今回は4つのお話の内、家族、と言うか親子に関する話が3つ。 史弥の複雑な家庭環境を背景に、彼の父や母に対する心情がお話の背景になっているのだけど、そういうことを飛び越して、なかなか本質的に親と子の関係を考えさせられる話であった。 私には2話目と4話目が、心というより、身に沁みた。 『はじめから親として生まれてきた人間なんてひとりもいないのだ』と言われて、確かにそうだが、そしたら、子どもが出来て30年になるが、ちゃんとした親になれたかな? 元より皆が幸せになれるよう念じながら歳月を暮してきたと思うのだけど、いまだに、今更ながらに、これで良かったのかと自問する。
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※このレビューにはネタバレを含みます
一作目からずっと、物語には真っ直ぐに 通った線路があります。 ただその線路はまだ、どこに続くのか わかりません。 でも物語は少しずつ、その 見えない線路に沿って動いています。 途中で何度も何度も駅にとまります。 とまるたびに、そこから乗り込む 自分の行き先を決めかねている人たちを、 ちゃんとその人がおりるべき駅に 連れて行ってあげます。 そんな日常を繰り返しながら、 少しずつ線路はその形を顕してゆきます。 この列車に乗るための切符は 金曜堂がお勧めする、その人が「読みたい」本。 本人が「読みたい」などと思っていなくても 金曜堂に来て、南店長やオーナーのヤスさん、 栖川さん、バイトの倉井くんと話しているうちに ちゃんと「読みたい」と思えるようになるんですね。 今回もまた「読みたい」本ができました。 太宰治の「誰も知らぬ」は、その存在すら 知りませんでしたが、買おうと思います。 線路はつづくよ、どこまでも。 いえ、続いてほしいな、どこまでも。
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前作はイマイチだったけど、今回はとても良かった。 太宰さん何気に素敵。 ずっと積読中の「ハルさん」も読んでみよう
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