金曜日の本屋さん 秋とポタージュ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一作目からずっと、物語には真っ直ぐに 通った線路があります。 ただその線路はまだ、どこに続くのか わかりません。 でも物語は少しずつ、その 見えない線路に沿って動いています。 途中で何度も何度も駅にとまります。 とまるたびに、そこから乗り込む 自分の行き先を決めかねている人たちを、 ちゃんとその人がおりるべき駅に 連れて行ってあげます。 そんな日常を繰り返しながら、 少しずつ線路はその形を顕してゆきます。 この列車に乗るための切符は 金曜堂がお勧めする、その人が「読みたい」本。 本人が「読みたい」などと思っていなくても 金曜堂に来て、南店長やオーナーのヤスさん、 栖川さん、バイトの倉井くんと話しているうちに ちゃんと「読みたい」と思えるようになるんですね。 今回もまた「読みたい」本ができました。 太宰治の「誰も知らぬ」は、その存在すら 知りませんでしたが、買おうと思います。 線路はつづくよ、どこまでも。 いえ、続いてほしいな、どこまでも。
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前作はイマイチだったけど、今回はとても良かった。 太宰さん何気に素敵。 ずっと積読中の「ハルさん」も読んでみよう
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前回の夏に山場を迎えた感じだったから、これで終わりでも良いな(^^)と勝手に思っていたんだけれど、秋が出て「あっ!そういえば倉井くんの家業や恋の事が残っていた!(゜゜;)」と思い出す(^^;)今回も読みたくなる本がたくさん登場!そして「カイさん」を読んで、単行本だけじゃなく文庫本...
前回の夏に山場を迎えた感じだったから、これで終わりでも良いな(^^)と勝手に思っていたんだけれど、秋が出て「あっ!そういえば倉井くんの家業や恋の事が残っていた!(゜゜;)」と思い出す(^^;)今回も読みたくなる本がたくさん登場!そして「カイさん」を読んで、単行本だけじゃなく文庫本も読まなきゃ!と思った(^^)文庫版のあとがきや解説を読むのも楽しいもんね♪
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現在刊行している本屋さんシリーズものは数多いが、その中でも一番好きなシリーズ。今作も( ̄▽ ̄)b グッ! あらすじ(背表紙より) 小さな駅ナカ書店“金曜堂”。名物店長の南、金髪のオーナー・ヤスさん、喫茶担当イケメン栖川、そして年上の南に想いを寄せる学生アルバイト・倉井の四人が働く...
現在刊行している本屋さんシリーズものは数多いが、その中でも一番好きなシリーズ。今作も( ̄▽ ̄)b グッ! あらすじ(背表紙より) 小さな駅ナカ書店“金曜堂”。名物店長の南、金髪のオーナー・ヤスさん、喫茶担当イケメン栖川、そして年上の南に想いを寄せる学生アルバイト・倉井の四人が働く店には、様々な想いを抱き「いまの自分にぴったりの一冊」を求める客が訪れる。ある日、倉井に大学内で話しかけてきた女子学生たちが、ひょんなことから一日だけ“金曜堂”を手伝うことに。けれども、同じ同好会だというふたりの仲は、どう見てもぎくしゃくしていて…。温かな感動を呼ぶ人と本との出会いの物語、シリーズ第三弾。
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