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あきない世傳 金と銀(四) の商品レビュー

4.2

141件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    22

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2018/01/25

+++ 江戸時代中期、長く続いた不況を脱し、景気にも明るい兆しが見え始めた。大坂天満の呉服商、五鈴屋でも、五代目店主の惣次とその女房幸が、力を合わせて順調に商いを広げていた。だが、徐々に幸の商才を疎むようになった惣次は、ある事件をきっかけに著しく誇りを傷つけられ、店主の地位を放り...

+++ 江戸時代中期、長く続いた不況を脱し、景気にも明るい兆しが見え始めた。大坂天満の呉服商、五鈴屋でも、五代目店主の惣次とその女房幸が、力を合わせて順調に商いを広げていた。だが、徐々に幸の商才を疎むようになった惣次は、ある事件をきっかけに著しく誇りを傷つけられ、店主の地位を放り出して姿を消す。二度と戻らない、という惣次の決意を知ったお家さんの富久は、意外な決断を下す。果たしてその決断は五鈴屋を、そして幸を、どのような運命へと誘うのか。大人気シリーズ第四弾! +++ あとからあとから厄介事が持ち上がる五鈴屋であるが、今回は、惣次が失踪したり、お家さんが亡くなったりと、別れが多い。だが、三男・智蔵が戻って五鈴屋を継ぐことになり、幸の運命もまたまた大きく変わることになる。初めからこうなることになっていたのだとも思えるが、これまでのあれこれがなければ、こうなることもなかったのだろう。壁が立ちはだかる度に、妙案を思いつく幸であり、それがことごとく当たってきたが、最後の最後にまたしても難題が。ただ、今回の難題は、五鈴屋にとっていいことになりそうな予感もあるので、次作が愉しみである。長く続いてほしいシリーズである。

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2018/01/04

やっとこの時がきたな、という気分。ああ、やっと、という気分。 いよいよ幸の『ご寮さん』が本格始動ですね。このシリーズ、どこまで続けるのかな。いきなり「○年後」とかで終わらないでほしい… 2017/12/2

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2017/12/19

次から次へとあれよあれよと急展開して、シリーズも早4作目。 五代目店主となった惣次の女房となった幸は、今度こそ力を合わせ商いを広げていこうと意気込んでいたが、その幸の商才を徐々に疎ましく思うようになった惣次は、ある事件でプライドを傷つけられ店を放り出し、姿を消してしまう。 なんと...

次から次へとあれよあれよと急展開して、シリーズも早4作目。 五代目店主となった惣次の女房となった幸は、今度こそ力を合わせ商いを広げていこうと意気込んでいたが、その幸の商才を徐々に疎ましく思うようになった惣次は、ある事件でプライドを傷つけられ店を放り出し、姿を消してしまう。 なんと隠居をするという惣次に見切りをつけ、富久の下した決断、そして驚きのなりゆき.・・・ またしてもまたしても、これでもかとばかりの展開に次ぐ展開。 もうちょっとなが~く引き延ばしても・・・ 今回もあっという間に読了。 自作が楽しみです。

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2017/12/13

やっぱりそうくるしかないよね。満を持しての三男智蔵さん。 内助の功も良いが、幸は表舞台で気張って欲しい。 あんまり波乱や不幸が襲いかかって来ないようにとは祈っているけど次はどんな流れが押し寄せてくるやら。 治兵衛さんがまた泣かせる。 朝ドラの影響で富久の言葉が京香様で再生され、幸...

やっぱりそうくるしかないよね。満を持しての三男智蔵さん。 内助の功も良いが、幸は表舞台で気張って欲しい。 あんまり波乱や不幸が襲いかかって来ないようにとは祈っているけど次はどんな流れが押し寄せてくるやら。 治兵衛さんがまた泣かせる。 朝ドラの影響で富久の言葉が京香様で再生され、幸がてんで再生されてしまって大阪の商人言葉がすんなり響く。

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2017/12/07

第4弾。 四代目には新婚早々に死に別れ、五代目は出奔と、荒波ばかりだった幸の生活もやっと落ち着き、いよいよ本領発揮とばかりの活躍に安心していたら、ラストの展開にやられた。 次が待ち遠しい。

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2017/12/05

シリーズ第四弾。今まで通り、裏のあらすじも、中の目次も見ずに読み始める。じゃないと楽しみが減るー。 幸の聡い人柄、微笑ましい風景、商人の人情は相変わらずでほっこりする。そしてまたすごい展開に、次が早く読みたい! みおつくしシリーズは美味しいが食べたくなったけど、こちらは着物を...

シリーズ第四弾。今まで通り、裏のあらすじも、中の目次も見ずに読み始める。じゃないと楽しみが減るー。 幸の聡い人柄、微笑ましい風景、商人の人情は相変わらずでほっこりする。そしてまたすごい展開に、次が早く読みたい! みおつくしシリーズは美味しいが食べたくなったけど、こちらは着物を着て出かけたくなる。

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2017/11/07

貫流……最終章で「商いは、川の流れ」のようだと読者は教えられる。それは信用と誠実という水を集めて大河になることなのだろう。幸の身の上は、連れ添い共に商売するはずだった五代目から、六代目を襲名する智蔵へと激流のごとく流れていく。次々に商売の才覚を現す幸の姿は、読んでいて我が事のよう...

貫流……最終章で「商いは、川の流れ」のようだと読者は教えられる。それは信用と誠実という水を集めて大河になることなのだろう。幸の身の上は、連れ添い共に商売するはずだった五代目から、六代目を襲名する智蔵へと激流のごとく流れていく。次々に商売の才覚を現す幸の姿は、読んでいて我が事のように嬉しくなる。さて、恩義を受けた桔梗屋を救うべく立ち上がった幸。次巻も激流の予感!

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2017/11/03

文句なしに面白いのだけど、幸さんが案外強欲なのでちょっと引いてしまいます。どん欲さと商売上手は兼ねないとうまくいかないんだろうか。

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2017/11/02

1巻目からの予想通り心やさしい三男と一緒になりました。 意外性は皆無ですが様式美といえなくもない展開ではありますかね。そして今巻もとにかく幸のひらめき商才無双です。もはやそのひらめきが見どころなのか、その後にしっかりとやってくる「困難」が見どころなのか。 読んでいてひらめきでもっ...

1巻目からの予想通り心やさしい三男と一緒になりました。 意外性は皆無ですが様式美といえなくもない展開ではありますかね。そして今巻もとにかく幸のひらめき商才無双です。もはやそのひらめきが見どころなのか、その後にしっかりとやってくる「困難」が見どころなのか。 読んでいてひらめきでもってどうにか乗り越えても「きっとまた困難が来るんだろうな」と思ってしまうし、困難に見舞われても「きっとまたひらめきでもってなんとかなるんだろうか」と思ってしまいます。 思うに前シリーズのみをつくしと比べるとコミカルな部分がほとんどないため物語に起伏が感じにくくワンパターンに思えてしまうのだろうか?と。。

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2017/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ第四弾。 惣次が五鈴屋を出て行ってしまい、ついに智蔵が六代目に・・・。そして、幸がその伴侶となります。 智ぼんさんは優しい人なので、幸もここぞとばかりに商才を発揮しまくっています。(傘や風呂敷の“五鈴屋グッズ”は私も欲しいです・・笑) ラストの幸の決断は、またもや波乱必至ですが、どのように乗り越えていくのか、楽しみです。

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