わたしのげぼく の商品レビュー
わたし、猫。げぼく、飼い主。 名前がないところが硬派で、すっきりしているのだが、名前が気になる。絵も文章にぴったりで、二人の間の強い絆(愛)が心に迫る。
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どこでこんないい話に変わった?夏目漱石のネコよりも小憎らしい猫が主人公だ。かっこよくて、かしこくて、すばやいのをじまんしており、飼い主の小さな男のこを彼と呼ぶ。彼は毎日私のトイレを掃除した。かれはまいにち、わたしのあたまをなでた。かれはまいにち、わたしとねこじゃらしであそんだ。か...
どこでこんないい話に変わった?夏目漱石のネコよりも小憎らしい猫が主人公だ。かっこよくて、かしこくて、すばやいのをじまんしており、飼い主の小さな男のこを彼と呼ぶ。彼は毎日私のトイレを掃除した。かれはまいにち、わたしのあたまをなでた。かれはまいにち、わたしとねこじゃらしであそんだ。かれ、という言い方はよそよそしいな。言い直そう。彼は、わたしのげぼくである。ナッッッッオマッッげぼくのおもちゃを壊しても、げぼくがとろくてどんくさいからだと言い訳する。しかし、連日のように涙に明け暮れてたなばたにあたらしいおもちゃおくださいと書く始末。そんなげぼくに申し訳なく思っている。やがて時は経ち猫は年をとり、げぼくもおおきくなる。ねこはすばやいので、年を取るのも早い。彼は、死んでしまうのだ...げぼくは、どんくさくてのろりとしているから、焦らなくていい。自分のペースでやっていいのさと諭すネコが最高にカッコイイ。
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油断した。 まさか、こんな2〜3分で読めるような絵本で。 この感じ、 「いけちゃんとぼく」を読んだ時に似てる。
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とにかく泣けます 号泣します きっと どこのお宅の猫も{わたし」のように 「げぼく」のことを どんくさくも 愛しいやつだと 思ってくれているのでしょうね
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猫ってこうだよね、そうだよね。 読み終わったあと涙が止まらない本です。 私の猫も、待っていてくれるかな。
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猫、動物を飼ったことのある人なら、号泣の内容。 一緒にいる時間は、限りがあります。 これを読んでうちの2にゃんに、今日も一生懸命じゃらしで遊ぼうと決意しましたw
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ヒトの目には自分本位にうつり、 気まぐれにみえる猫は、ヒトを下僕と呼びながら 上に立つ者としての鷹揚さも備えている。 確かに甘えるとき以外の猫はそうかもしれない。 この物語では下僕を「どんくさい」と評しているが 猫が生を駆け抜ける時間の速さを思えば 猫がエサをねだる時の必死さも...
ヒトの目には自分本位にうつり、 気まぐれにみえる猫は、ヒトを下僕と呼びながら 上に立つ者としての鷹揚さも備えている。 確かに甘えるとき以外の猫はそうかもしれない。 この物語では下僕を「どんくさい」と評しているが 猫が生を駆け抜ける時間の速さを思えば 猫がエサをねだる時の必死さも ヒトにとっては数時間でも猫にとっては ヒトの1日にもあたる時間であり 留守番の数時間も数日にも値する不在 ネコにとってはもどかしいほどの 時間感覚のズレなのかもしれない。 ネコと過ごした時間の大切さ、 残された時間の貴重さをかみしめながら、 これからもネコに仕える下僕でありたい。
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げぼくが4歳の時に貰われてきて、そのげぼくの成長を温かく見守る『わたし』なるオス猫。 口は悪いけどとても優しいオス猫。 立ち読みしながらホロっとしました。
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飼い主の少年をげぼくなんて言いながら、愛情たっぷりの 「わたし」に、ついうるる。 優しさにあふれて、心が温かくなる。 大好き。
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上野そら・作、くまくら珠美・絵「わたしのげぼく」、2017.7発行。4歳の少年とオス猫の出会い、それぞれの成長、時間軸の速い猫、悲しい別れ・・・、そんな人間と猫の関係を猫の視線で描いた作品です。しんみりします。
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