わたしのげぼく の商品レビュー
猫との関係は、人によって違うかも知れないけど かすかな寝息が聞こえたり 丸まって眠る猫の 上下する胸を見るたび、何故かほっとする。 飼われているのではない。 一緒にいてやっているのだ。 と、言われてるような気がするときもある。 でも いつも自分の隣に 付かず離れずの距離で、そっ...
猫との関係は、人によって違うかも知れないけど かすかな寝息が聞こえたり 丸まって眠る猫の 上下する胸を見るたび、何故かほっとする。 飼われているのではない。 一緒にいてやっているのだ。 と、言われてるような気がするときもある。 でも いつも自分の隣に 付かず離れずの距離で、そっと寄り添ってくれる猫は 幸せ色のかたまりでしかない。 飼い主のことをげぼくと呼びつつも 深い愛情は伝わってくるし せつなさもあふれる。 そしてちょびっとの光も… 待っててくれると思うと ひとりになっても、きっと頑張れる。
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私と下僕。「わたし」はかっこよくて、かしこくて、すばやい。知的なねこには、「わたし」と言うのがふさわしいらしい。「わたし」に尽くすどんくさい人間は「げぼく」なのだ。 ねこと人間では流れる時間が違う。4歳の下僕の男の子は大人になり、18歳の賢いオス猫は、己の死期を悟る。 ...
私と下僕。「わたし」はかっこよくて、かしこくて、すばやい。知的なねこには、「わたし」と言うのがふさわしいらしい。「わたし」に尽くすどんくさい人間は「げぼく」なのだ。 ねこと人間では流れる時間が違う。4歳の下僕の男の子は大人になり、18歳の賢いオス猫は、己の死期を悟る。 最後は「わたし」の「げぼく」に対しての想いと天国からの呼びかけ。子ども向けの本でここまで書くか。そうか、絵はあとから付けたものか。文章だけなら、それもありか。アルファポリス第9回「絵本・児童書大賞」参加作に絵を付けた本。
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ペット飼ってないから、あんまり響かんかった。 ペット飼ってる人は涙無しには読めないらしいけど 私には、よくわからんかった。
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泣いた。 反省した。オレはこれまで、いつも次があるとつい思ってしまう。ダメだったら、次の機会にまた頑張ろうと、ついおもってしまう。自宅を建てる時だって、具合が悪かったらまた作ればいいやと思っていたし、大学だって、職業だって、結婚だって、人生だってそうだ、しょせん輪廻転生、そんなに...
泣いた。 反省した。オレはこれまで、いつも次があるとつい思ってしまう。ダメだったら、次の機会にまた頑張ろうと、ついおもってしまう。自宅を建てる時だって、具合が悪かったらまた作ればいいやと思っていたし、大学だって、職業だって、結婚だって、人生だってそうだ、しょせん輪廻転生、そんなにあくせくしなくても次の人生があるだろうと。 だが、これではいかん!猫を飼うとは、命を預かること、次はないのだ。命つきるまで、下僕であらねばならないのだ。代替手段はないのだ。 もしかしてこれが一期一会ということなのか。還暦過ぎて、この本に教えられた。何と覚悟のない生き方をしてきたことか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小さな子猫が4歳の男の子の家に引き取られてからの18年の物語 絵本だから短い!大事なことだけを抽出した作品 でも、語られていない余白部分にはたくさんの思い出がある。猫さんとの出会いと別れを経験したことのある方なら共感できる一冊。
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18年も一緒にいる大切な猫に先立たれたら、自分がぶっ壊れそうでこわい。猫と一緒にいきるの、無理って思っちゃう。 でも、猫は好き。
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ずっと読みたくてやっと本屋さんで見つけたので、読めました。 うちには、2匹猫がいてそのうちの1匹は『わたし』と同じ、黒白のハチワレなので余計に感情移入してしまいました。 まだ1歳のハチワレなので、もっと一緒にいられると思っていますが、その時は必ず来るわけで想像するだけで悲しくて寂...
ずっと読みたくてやっと本屋さんで見つけたので、読めました。 うちには、2匹猫がいてそのうちの1匹は『わたし』と同じ、黒白のハチワレなので余計に感情移入してしまいました。 まだ1歳のハチワレなので、もっと一緒にいられると思っていますが、その時は必ず来るわけで想像するだけで悲しくて寂しいです。 最後の『わたし』の、ゆっくりでいいのフレーズは優しくて泣けます。
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猫は、自分の為になることだけで行動していることを、どこかの本で読んだことがあるが、時折、本当にそうなのだろうか? と思う時がある。公園で、じっと見つめられたときなど。 猫を飼っている人にとっては、おそらくこれまでの思い出が蘇るような作りに、共感できると思います。あいにく私は野良...
猫は、自分の為になることだけで行動していることを、どこかの本で読んだことがあるが、時折、本当にそうなのだろうか? と思う時がある。公園で、じっと見つめられたときなど。 猫を飼っている人にとっては、おそらくこれまでの思い出が蘇るような作りに、共感できると思います。あいにく私は野良派なのでね(決して、ペット禁止の賃貸に住んでいるからではない・・多分)。 でも、最後になって認めるところ、可愛いな。
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あぁそうなのよ、気がつくと猫に奉仕している私達。猫の視線で面白おかしく、また切なく読みました。いつか訪れる別れが悲しい…。2006年に子供が夏休みに学校で拾ってきたキジトラ猫のミイ。15年一緒に暮らして我が家のリビングのソファに今日も我が物顔で寛いでます。いっぱい幸せ貰ったなぁ。
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最近旅立った愛うさぎも、私の事こんな風に思ってたのかなあって…ペットを飼ってる人ならなんか分かるはず。そしてそれも愛おしくなるはず。 生意気そうな猫の絵も可愛く見えてきます。 何回読んでも泣けます。
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