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R帝国 の商品レビュー

3.5

102件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    3

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2018/05/07

知人に本をいただいたので読んでみました。 さらっと読み終えられたから、私的にはシンプルな文体だと思いました。 主張が強い世界観なので好みが分かれると思うし、私は好みではないです。

Posted byブクログ

2018/05/05

近未来の小説なんだけど、書いてあることは、現代や過去のことで、一歩間違えれば、というか、すでにそうなっちゃってるんじゃないの?って思わせるところもある。 基本、全編重苦しく、夢も希望もほぼないんだけど、これを読んだ若者が、せめてスマホを電車で見るのをやめて、本を読もうとか思ってく...

近未来の小説なんだけど、書いてあることは、現代や過去のことで、一歩間違えれば、というか、すでにそうなっちゃってるんじゃないの?って思わせるところもある。 基本、全編重苦しく、夢も希望もほぼないんだけど、これを読んだ若者が、せめてスマホを電車で見るのをやめて、本を読もうとか思ってくれるといいなと思う。まぁ、いないだろうけど(笑) でもほんとに、世の中はどんどん、バカがはびこりやすい世界になってるから、バカじゃない人は損をすることが増えるだろう。でもやっぱりバカ(って頭悪いだけじゃなくね)にはなりたくないって、思う人が増えてほしいね。日本人の美徳とかいうと、またかーって感じだけど、それってやっぱり大事だと思う。そこを骨抜きにしてるのは何の力なのかってのは、考えたほうがいい。

Posted byブクログ

2018/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白い。 設定がユニーク。 国の言うことをを鵜呑みにせず、疑ってかかるべきだと言われているよう。実際にこの作品のような事が起こっているのではないかと思わされる。 最後、浮かばれない、悲しい展開。 映画化されたら面白いんじゃないかな。

Posted byブクログ

2018/04/24

面白かった。それは間違いない。 ただ、ストーリーにはそれほど面白味は感じなかったし、そこで語られる壮大な内容の割には、あまりにも直截的で安易な物言いのためにそれが矮小化されて感じてしまうのがいかにも残念。 中村さんはやはり壮大な世界の理を語るよりも、人間個人の深層へ潜航するほうが...

面白かった。それは間違いない。 ただ、ストーリーにはそれほど面白味は感じなかったし、そこで語られる壮大な内容の割には、あまりにも直截的で安易な物言いのためにそれが矮小化されて感じてしまうのがいかにも残念。 中村さんはやはり壮大な世界の理を語るよりも、人間個人の深層へ潜航するほうが向いていると思うのだ。 いや、面白かったんですけどね。

Posted byブクログ

2018/03/29

自分で考えることの大切さ。何気なく通り過ぎてしまう、日々、政治、国際情勢を捉える力。 これを鍛えないといけない。それでも大きな力に屈する事なく生きられるか。 人類史の1ページにもならない、ほんの一瞬だけのひとの人生をよいものとしたいと思う。

Posted byブクログ

2018/03/26

お願いだ。難しくても読んでくれ。考えてくれ。読みながらも読み終わってからも。お願いだから。 難しいと思う人、あなたはこの国によってこの本を理解できなく読めなく操作されてるんだよ。 絶望しかない小説だけど、これが現実なんだよ。これが日本なんだよ。これが人間なんだよ。 だからお願いだ...

お願いだ。難しくても読んでくれ。考えてくれ。読みながらも読み終わってからも。お願いだから。 難しいと思う人、あなたはこの国によってこの本を理解できなく読めなく操作されてるんだよ。 絶望しかない小説だけど、これが現実なんだよ。これが日本なんだよ。これが人間なんだよ。 だからお願いだ。チンパンジーにならないように、ささやかでも抵抗しようよ。 知らない方が楽だろう。とても怖いよ。 でも、だからこそ、読んでくれないか。

Posted byブクログ

2018/04/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。感慨深いものだと思った。 情報操作だとか、メディアだけを信じてはいけないと初めて感じたのは尖閣諸島問題があった時から。また何かしらのインタビューを政治家とかにしてもメディアは話のコアをカットして視聴者の気を引ける部分のみを放送していることがあったことを、この本を読んでて思い出した。(大学の講義) 世論が100%正しいわけではない。だってその世論は作られたもの、操作された結果かもしれないから。人と同じであるほうが楽/安心と考えるのは日本人の特徴でもあるからこそ、その情報は本当に正しいのか、(時事問題なら)他国はどう見ているのか等情報取集に興味を持つ必要がありそう。 『異文化』においても、全体だけを見るのではなく個々人を見る大切さ。環境が違えば考え方や行動は異なるけど、国全体だけをみてその人を判断してはいけないと思う。同じ人間であり、感情があり、性格があり、考えがある。未来における共存の重要性だとか、国際理解だなどをしみじみ思う時があった。 最初は「変な設定〜」と思いながら読んでたけど、最後はこの本を選んでよかったと素直に思えた。

Posted byブクログ

2018/02/28

民主国家とは名ばかりの一党独裁国家「R帝国」。隣国B国への宣戦布告も間も無く、突然Y宗国からの激しい空爆に襲われる。混乱の中、逃げ惑う市民。その中の一人である主人公矢崎は、危機的状況をY宗国の女兵士に救われるも、恐ろしい真実を知らされてしまうのだった。 大変な読書家でも知られるお...

民主国家とは名ばかりの一党独裁国家「R帝国」。隣国B国への宣戦布告も間も無く、突然Y宗国からの激しい空爆に襲われる。混乱の中、逃げ惑う市民。その中の一人である主人公矢崎は、危機的状況をY宗国の女兵士に救われるも、恐ろしい真実を知らされてしまうのだった。 大変な読書家でも知られるお笑い芸人の又吉直樹やカズレーサーが絶賛した事でも知られる、ディストピア要素の全部盛りィ!の様な作品。「抵抗」という単語が人々の記憶から消えてしまう程当たり前の様に成される情報統制や洗脳、行き届いた監視体制、市民の不満の捌け口として用意された移民、などなどなど…。 筆者はこのまま日本が右傾化していったらどうなるか…を想像しながら執筆されたそうですが、現在私が住んでいる半独裁国家で日々目の当たりにしている様な事が満載で、「あるある〜」と思いながら読んでしまいました…。「人々が欲しいのは、真実ではなく半径5メートルの幸福なのだ」という名フレーズを体現したかのようなエンディングも非常にリアルです。 著者の作品で初めて読んだ『土の中の子供』が好きではなく、他の作品を食わず嫌いしていたのですが、本作はテンポも良く、純粋に面白いです!日本の「今」と比較しながら読んでみてください。

Posted byブクログ

2018/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

個人的には、合わなかった。 何かを風刺しているようで、現代社会の危険性を暗示しているようで、大衆の性向を示唆しているようで、もの凄いどんでん返しのストーリーを描いているようだが、全体的に支離滅裂に思える。ポジティブな共感も、ネガティブな反感も感じない。なぜだろう。

Posted byブクログ

2018/02/11

近未来を描き、現代を斬る  読み方によっては現代社会小説だな。政治的な話が多くなるから、少し不得意。ダブル主人公がまだ残ってるから、続編出たらうれしいなぁ。つまり、長いけれどもスッキリとした終わり方とは思えないってことかな。

Posted byブクログ