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もうひとつのワンダー の商品レビュー

4.5

54件のお客様レビュー

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2019/02/12

ワンダーを読み終わったら是非こっちも読んでほしい。残された気がかりな事を全て補完してくれました。 どんな子もそれぞれ一生懸命生きてて、愛しい存在。作者の全ての存在に対する大きな愛と優しい眼差しを感じました。

Posted byブクログ

2019/01/12

2018/12/26 詳細は、こちらをご覧ください。 『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1207.html   友人お薦めの映画「ワンダー 君は太陽」を見て感動。 原作を読むことを勧め...

2018/12/26 詳細は、こちらをご覧ください。 『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1207.html   友人お薦めの映画「ワンダー 君は太陽」を見て感動。 原作を読むことを勧められました。 次に読むように勧められたのが、本書。 ワンダーでは、親子とも悪い印象のまま退場したジュリアン。 いじめっ子の独りよがりな気持ちと 子供第一で周りが見えなくなる親。 どこにもいそうで、誰でもが 悪い奴になる可能性が描かれています。 おばあちゃんの波乱万丈の人生が、家族の心を変えていくのが読んでうれしい。 幼なじみのクリストファーは、優しく感受性が豊かで、オギーに対するじぶんの気持ちの変化に戸惑っています。 オギーはいろんな人にこれからも出会って 様々な影響が広がっていくことでしょう。 シャーロットは、映画では最初にでてくるだけ。本書で優等生のいい子だとわかりました。 10代の女の子たちのちょっと複雑な世界が描かれていて、彼女たちなりの真摯な生き方が胸を打ちます。 クラスの生徒との人間関係にはすごく気を使っていて、ちょっとしたことにも傷つきそうになるけれど、それを修復しようと行動するのにも好感を持ちました。 また、シャーロットは、自分がすごく努力していることには自信を持っています。 冬季オリンピックのインタビューで、フィギュアスケート女子のロシアの選手が「練習あるのみ」といっていたのを思い出しました。 目標をもって努力! ダンスシーンの映像を見たかったな! 爽やかな感動の本でした。

Posted byブクログ

2018/12/12

もとの「ワンダー」も良かったし、映画も良かった そのあとこの本を読むと、友情ということについて、作者はよくこれだけ抽斗があるなと思う。 特にジュリアンのおばあさんの話は、泣けます。

Posted byブクログ

2018/12/07

ジュリアンが、嫌いじゃ無くなった。サマーが、誰に対しても優しくて天使みたいだと思った。シャーロットに、とても共感できた。

Posted byブクログ

2020/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

必ず「ワンダー」の後に読んでほしい。この本は、「ワンダー」で構築された世界に、奥行きと彩りを与えるものだと思うから。 もちろん「ワンダー」単体でも、完璧じゃないからこその素晴らしい世界が出来上がっているし、キャラクターそれぞれがカラフルで眩しい良書です。 でも、この「もうひとつのワンダー」は、そのそれぞれの色彩に深い色が一滴ずつ落とされて陰影が生まれ、平面だった絵に奥行きを持たせていくんです。 それぞれ別の人間の視点で世界を捉える形式の「ワンダー」に相応しいスピンオフだと思います。 おそらく「ワンダー」で、みんなが気になっていたジュリアン。「ワンダー」の最後で披露された彼の格言も含め、いろんな彼の要素が詰め込まれた影の主人公として「もうひとつのワンダー」を彩っています。 多くを語られていなかったクリストファー、シャーロット、ヒメナにサマー、他のキャラクター達も本当に味わい深い視点を見せてくれました。 こう見ると、絵本の「みんなワンダー」はもう少しどうにかならなかっただろうかと、少し思ってしまいます。

Posted byブクログ

2018/12/01

この続編があるのを知ってもういちど最初のワンダーから読み直した。すばらしい、この作品が加わったことで全体の深みがぐっと増した。ふたつで一つの作品とみるべき。登場人物それぞれのの一人称語りという手法がまさにぴったり。いじめ問題のニュースなどに接する際など私は無意識に悪者を選別し加害...

この続編があるのを知ってもういちど最初のワンダーから読み直した。すばらしい、この作品が加わったことで全体の深みがぐっと増した。ふたつで一つの作品とみるべき。登場人物それぞれのの一人称語りという手法がまさにぴったり。いじめ問題のニュースなどに接する際など私は無意識に悪者を選別し加害者側を憎むことで自分自身を納得させているんだということに今回気づかされた。だから続編の最初の章にいじめた側のジュリアンを持ってきたことはとても意味があると思う。第三章シャーロットでは女子の学校内でのスクールカースト的な微妙な関係がうまく描かれているし、ダンスのアタナビ先生ややジョディ・ゴードン(アコーディオンひきのおじいさん)のエピソードもよかった。この作品は道徳のテキストではなくあくまでも文学作品、児童文学では特に救い希望のもてる展開は大歓迎だ。魅力的な大人の存在も大きい。よかった。

Posted byブクログ

2018/10/12

謝っても許さない。と、思うのは相手の謝罪に心がこもっていないとき。許せるのは、相手が本当に事態を受け止めて反省している時だと思う。 前作の中で、今回の主人公のジュリアンは、何が悪いのか心の底ではわかっていなかった。自分にとって不愉快なものを排除して何がわるいのか。という気持ちだ...

謝っても許さない。と、思うのは相手の謝罪に心がこもっていないとき。許せるのは、相手が本当に事態を受け止めて反省している時だと思う。 前作の中で、今回の主人公のジュリアンは、何が悪いのか心の底ではわかっていなかった。自分にとって不愉快なものを排除して何がわるいのか。という気持ちだったし、他の子が自分の気持ちを理解しないことにもいらだっていた。 けれども、本作で、おばあちゃんがユダヤ人として迫害を受けた時に助けてくれた少年の話を聞いて、自分が何をしていたのかに気づき、反省する。 自分の身に置き換えて考えてみる、相手の立場に立って考えることができるのが、大人であり、人間である。 自分以外の立場や相手の立場から物事を見てみるという当たり前だけど、興奮状態ではなかなかできないことを、物語を通して伝えてくれる良い作品。 オーガストならきっとジュリアンを許してくれるのではないだろうか。

Posted byブクログ

2018/10/02

本編ではあまり触れられなかったり、心情が描かれていなかったキャラクターについて焦点があてられていて、合わせて読めてとても良かった。

Posted byブクログ

2020/03/13

ついにワンダーが、映画化❗️ジュリアンのおばあちゃんの話が印象的。私も、たとえ本気でなくても、障害をもった人とか普通と少し違う人を絶対にからかってはいけないと思った。そして、私たち一般人がそのような人と、どのように付き合っていかなくてはならないのか、一人一人考えていかなくてはいけ...

ついにワンダーが、映画化❗️ジュリアンのおばあちゃんの話が印象的。私も、たとえ本気でなくても、障害をもった人とか普通と少し違う人を絶対にからかってはいけないと思った。そして、私たち一般人がそのような人と、どのように付き合っていかなくてはならないのか、一人一人考えていかなくてはいけないと考えさせられた。ワンダーを読んだ後でも、読む前でも楽しめる。 普通ってなんなんだろう、と考えさせられた。 ワンダーよりも面白いかも、、、

Posted byブクログ

2018/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こちらの方が本編より好き、と感じたのはいじめっ子のまま終わった彼の物語が印象的だったからだろう。 (彼の母親の決断も) 変わるチャンスが与えられても、変われない人もいるわけだから。 戦争ネタはやはり辛い。。。 共感性羞恥心、が恐らく強い自分は手術シーンや事故映像が凄く苦手。 分かっていても、口蓋手術を控えた子の顔を直視できない可能性がある。 それでも、その対応は間違っている場合 精一杯頑張っても 無視 という対等しかとれないだろうから。。。 ジュリアン クリストファー シャーロット それぞれ、子供時代ならではの問題が不自然でなく、描かれている。 彼らも問題に対し、自分なりに考えて行動している。 何か問題が起こったら、共感は出来なくとも 子ども達の見解をきく姿勢はもちたい、と思った。 大人目線の章だと、また違った物語となるのだろう。 人それぞれ考え方は違う、というのが強く印象に残った作品だった。 格言の本も読んでみたい。

Posted byブクログ