Aではない君と の商品レビュー
飲み屋で知り合った知らない人からの勧め 大きな仕事が決まった日の祝勝会で離婚してしばらく会えていない息子から電話が入ったが、無視をし飲み会を続けた。しかし翌日息子が電話をかけてきた時間帯にクラスメイトを殺した疑いにより逮捕されたことを知る。 そこから息子の身に何が起きたのかや、...
飲み屋で知り合った知らない人からの勧め 大きな仕事が決まった日の祝勝会で離婚してしばらく会えていない息子から電話が入ったが、無視をし飲み会を続けた。しかし翌日息子が電話をかけてきた時間帯にクラスメイトを殺した疑いにより逮捕されたことを知る。 そこから息子の身に何が起きたのかや、離婚後の自分を見直す事になり事件の真相を知る事になる。 自分にはまだ子供もいないし恋人もいない。 最近姉に子供ができ嬉しかったが、子供の将来や人生を改めて考えさせられた。 かなり漠然としたものになるが、姉の子供に何かあった場合必ず味方になろうと思った。 幸せになってほしいと願うばかりである。
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子供がいる方なら、とても考えさせられる作品 心理描写がとても繊細に書かれていて、とてものめり込むができました。 薬丸さんの他の作品も読破してみたくなりました。
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「心を殺すのは許されるのにどうしてからだを殺したらいけないの?」 「心とからだだと、どっちを殺した方が悪いの?」 心を殺されたら元の自分、元の生活には戻れない それなのに体を殺すより罪は軽い 自分の子どもが心を殺されたら相手の体を殺しに行くかもしれない 子どもに質問されたら何て答...
「心を殺すのは許されるのにどうしてからだを殺したらいけないの?」 「心とからだだと、どっちを殺した方が悪いの?」 心を殺されたら元の自分、元の生活には戻れない それなのに体を殺すより罪は軽い 自分の子どもが心を殺されたら相手の体を殺しに行くかもしれない 子どもに質問されたら何て答えればいいのかわからない
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世の中にはリアルにこういった立場の方々がいらっしゃっいます。 まるで想像できませんが、一生心から笑える事も無くなるのでしょうか? 6/4/3
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罪を犯した子も命を奪われた子も何かが違ってたらそうならなかったかもしれない。 子供の話を聞いてあげてたら、子供をとりまく環境、子供のSOSに気づいてあげてたら… 子供の気持ち、親の気持ちがよく描かれていて 辛かったけど 考えさせられる話だった。 祖父の言葉 「物事のよし悪しとは...
罪を犯した子も命を奪われた子も何かが違ってたらそうならなかったかもしれない。 子供の話を聞いてあげてたら、子供をとりまく環境、子供のSOSに気づいてあげてたら… 子供の気持ち、親の気持ちがよく描かれていて 辛かったけど 考えさせられる話だった。 祖父の言葉 「物事のよし悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのか考えるのが親だ」が重かった。
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「自分自身にも問いかけられる」 表紙買いした為当著者は初めて読む 内容は重厚感に富んでいるが何故か読み進めるのが容易うい気がする 専門的な語彙がありつつも文章力によって 読みやすいからか 題である事件についてはもちろん、 付随する人間の感情や道徳的なことについても 熟考させれ...
「自分自身にも問いかけられる」 表紙買いした為当著者は初めて読む 内容は重厚感に富んでいるが何故か読み進めるのが容易うい気がする 専門的な語彙がありつつも文章力によって 読みやすいからか 題である事件についてはもちろん、 付随する人間の感情や道徳的なことについても 熟考させれらる 「こころとからだを殺すのはどちらが悪いのか」 倫理的に当てはめてみても中々答えを出すが 自分的には難しいかもしれない
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薬丸さんの作品は初めて読んだ。 本作は非常に読み応えがあるにも関わらず、スラスラ読むことができてページを捲る手が止まらなかった。 殺人を犯してしまった14歳の少年と両親やそれを取り巻く人々の心情がとても伝わってきた。 体は殺してはダメなのに、心は殺して良いのか? たとえ親子だとし...
薬丸さんの作品は初めて読んだ。 本作は非常に読み応えがあるにも関わらず、スラスラ読むことができてページを捲る手が止まらなかった。 殺人を犯してしまった14歳の少年と両親やそれを取り巻く人々の心情がとても伝わってきた。 体は殺してはダメなのに、心は殺して良いのか? たとえ親子だとしても、コミュニケーションを取らなければ気持ちはわからないこと。 でも心の奥底で親を頼りたい、嫌われたくない、という気持ちもあるのだろう。 子供がいない大人はいるが、親がいない人はいない。と後書に書いてあった。 関係性に甘えず、一人一人に向き合いながら、コミュニケーションし続けることから始めてみよう。
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読み応えがとてもある作品。 少年犯罪に向き合い続けた薬丸岳さんだからこそ、 こんなにも渾身の一冊が書けたのだと思う。 心と体、どちらを殺した方が悪いのかーー。 真の更生とはなにかーー。 親として犯罪を犯した子どもとどう向き合うのかーー。 タイトル「Aではない君と」にあるように...
読み応えがとてもある作品。 少年犯罪に向き合い続けた薬丸岳さんだからこそ、 こんなにも渾身の一冊が書けたのだと思う。 心と体、どちらを殺した方が悪いのかーー。 真の更生とはなにかーー。 親として犯罪を犯した子どもとどう向き合うのかーー。 タイトル「Aではない君と」にあるように、 吉永は少年犯罪者としてではなく、1人の人間・息子として翼から目を逸らさず、辛い事実も受け止め寄り添い続けていくという、決心や覚悟が見て取れた結末だった。 私はまだ子どもがいないけれど、 家族で物理的に距離が近いからと言って、 心の距離が近いわけではない。 物理的に近いからこそ、その環境に甘んじて、 本当に大事な存在の心の暗闇を見ることを妥協しないようにしていかなければならないと強く思った。 個人的には、 心と体のどちらを殺した方が悪いのか、の吉永の答えに納得した部分もある。 ただやはり被害者・加害者にとって不幸な出来事であったことには変わらず、 不幸な出来事に至るまでの経緯で、しっかり家族や友人が異変に気付いてあげていたら、違う結末が待っていたのかと思うとやるせない。 この作品は、読んで終わり! という安直なもの終わらせるのでなく、解説にもあるように、 子を持つ親はもちろん、少年にもぜひ読んでいただきたい作品。 そして、真の更生や、犯罪を犯した者との向き合い方を考え続けて、自分なりの答えを見つけなければならない作品。 このように少年犯罪という一つのテーマをつきつめて 読者に問題提起させる薬丸岳さんはすごい方だと改めて思った。 自分に子どもができたら読ませて感想を言い合いたいな。
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自分にも子供がある。家族がある。その立場から様々な事を考えさせられる。 私は本当に家族を子供を信じ、愛しているのだろうか。上辺だけでは無いのだろうか。不安になる。何が正解なのか判断がつかない。悩ましい。
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前から読んでみたかった作者であり題名から少年犯罪が題材と推測していた。終止重たい雰囲気で物語は進んでいく。私は結婚していて子供はいないが主人公である父親の目線で読んでしまう。向き合えていなかった自分を責めながら心を開いてくれない息子に問いかける主人公にひきこまれます。薬丸岳さんの...
前から読んでみたかった作者であり題名から少年犯罪が題材と推測していた。終止重たい雰囲気で物語は進んでいく。私は結婚していて子供はいないが主人公である父親の目線で読んでしまう。向き合えていなかった自分を責めながら心を開いてくれない息子に問いかける主人公にひきこまれます。薬丸岳さんの他の作品も読んでみたくなりました。
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