こいしいたべもの の商品レビュー
エッセイ『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を以前読んでとても良かったので、こちらのエッセイも読んでみることにしました。いろいろな食べ物、味にまつわる家族や大切な友人知人との思い出の数々が優しく丁寧で奥の深い語り口調の文章と味わい深いイラストで綴られていて良かった...
エッセイ『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を以前読んでとても良かったので、こちらのエッセイも読んでみることにしました。いろいろな食べ物、味にまつわる家族や大切な友人知人との思い出の数々が優しく丁寧で奥の深い語り口調の文章と味わい深いイラストで綴られていて良かったです。味や香りと共に蘇る思い出というのは確かにありますね。今は亡き人の思い出となると胸がきゅっとなり懐かしさや切なさも湧いてきます。人は生きるために色々な食べ物を口にしていきますが、食べ物そのものとともに一緒にその場を生きてきた人の愛情とか思いやりとかそんな暖かい気持ちも一緒に食べて生きていくのだろうな、と感じました。
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「いとしいたべもの」に引き続き、とても素敵な本だった。とにかく読んでいてよだれが出てきてしまうような、そんな食べ物の描写がたくさん。今回は食べ物よりも森下さんの思い出によりフォーカスを当てているような感じがして、作者の人となりをエッセイを読みながら感じるのが好きな自分にとってぴっ...
「いとしいたべもの」に引き続き、とても素敵な本だった。とにかく読んでいてよだれが出てきてしまうような、そんな食べ物の描写がたくさん。今回は食べ物よりも森下さんの思い出によりフォーカスを当てているような感じがして、作者の人となりをエッセイを読みながら感じるのが好きな自分にとってぴったりの本だった。おすすめ。
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少し前の世代のお話ではあるが、どれもきらきらとしていて美味しそう。これぞ平和というのは大切な人と食卓を囲んでいる時。その儚さに、現代になってより気づかされた。前作に続きイラストもとても良い。ほっこりしたい時におすすめの一冊。
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いとしいたべものに続き読了。 食べ物の味だけでなく見た目や食感、香りなどの表現が素敵で、読んでるとお腹がすいてくる。 食べ物の数だけ思い出があるなぁ、、としみじみ思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
同じシリーズの後編、書店で見つけた。これもまた沢山ありふれた心温まる食べ物エッセイ集の中で、特にあの食べ物の魅力にはかなわない。それは… 感想は別の所に書いているので、気になった方はご自由にお読みください。 この下の概要のリンクをクリック ↓↓↓ https://twitter.com/futonneko_/status/1426190157447847938?s=20
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食べ物にまつわる思い出のエッセイ。 「いとしいたべもの」が子供時代お母さんが作ってくれたおいしかったご飯のお話が中心で、コミカルな内容中心だったのにくらべて、本作「こいしいたべもの」は割と現在に近い作者が物思うたべものにまつわるお話中心で、じんわり切ないお話が多いように思いました...
食べ物にまつわる思い出のエッセイ。 「いとしいたべもの」が子供時代お母さんが作ってくれたおいしかったご飯のお話が中心で、コミカルな内容中心だったのにくらべて、本作「こいしいたべもの」は割と現在に近い作者が物思うたべものにまつわるお話中心で、じんわり切ないお話が多いように思いました。 家族のことが大好きで、家族に大事にされてきた人の、大切な思い出が垣間見れて、幸せな気分を味わえます。
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「潮干狩りでアースする」の空腹の表現が好きです。 「カレーライス、混ぜる派?混ぜない派?」 は凄く共感して読みました。 私は優しい娘にはなれないと思います。恥ずかしいけど。
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2021.04.19 前作の「こいしいたべもの」がとても飯テロだったのでワクワクしながら図書館にリクエストして借りたけど、前よりも食べ物への熱量を感じられずさらーっと読み終わってしまった。 でも森下さんの文章はやっぱりとても好き。
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大好きなお菓子は、箱や包装紙までいとしい。私は、鳩サブレはいつも、顔から食べるか尾っぽから食べるかという話題で、家族や友達とわいわい食べた。おいしいものにまつわる思い出は、笑顔いっぱいの家族だったり、思春期の心のすり傷が疼くようなものだったりする。たべものにまつわるお父さまとの思...
大好きなお菓子は、箱や包装紙までいとしい。私は、鳩サブレはいつも、顔から食べるか尾っぽから食べるかという話題で、家族や友達とわいわい食べた。おいしいものにまつわる思い出は、笑顔いっぱいの家族だったり、思春期の心のすり傷が疼くようなものだったりする。たべものにまつわるお父さまとの思い出は、もうあの笑顔には会えない空虚さが伝わる。今ある幸せな一瞬一瞬を大切にして覚えていたい。 「いとしいたべもの」「こいしいたべもの」を読んで、この著者に、美味しいよ!と勧められたら、食べたくて我慢できなくなると思った。イラストも大好き。
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食べ物から紡ぎだされる懐かしい記憶の数々。 切ないけど、心があたたまる、そしてお腹が空く一冊。 短編で読みやすく、休日出先でも移動の合間にさくっと読める。
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