1,800円以上の注文で送料無料

満願 の商品レビュー

4

686件のお客様レビュー

  1. 5つ

    182

  2. 4つ

    294

  3. 3つ

    156

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2017/08/15

いままでの米澤穂信さんの最後の一行どんでん返し短編作品の集大成というかんじ。以前の「儚い羊たちの祝宴」に磨きがかかり、現実味もまし、よりヒヤリとさせられる作品ばかり。柘榴と万灯が好き。久しぶりにドキドキしながら一気に読みました。

Posted byブクログ

2017/08/15

最後にヒヤリと残る物語が多い。 短編集は長編よりも話に深みを出しにくい印象があり、もともとそれほど好きではないのですが、この本はどのストーリーも面白く読むことができました。 一冊読み終えたとき、タイトルには納得。

Posted byブクログ

2017/08/14

単行本が発売された2014年末、主要な3つのミステリーのランキングで首位を独占したこの作品。帰省した実家と帰りの新幹線の中で読了。 確かにどの話もかっちり纏まっているとは思うが、語られている題材や全体的な暗さ、古めかしさがあまり好きになれなかった。

Posted byブクログ

2017/08/13

2017.08.13 出張で何度も飛行機に乗るので、暇つぶしとして久しぶりに本を購入。以前図書館で借りたものの、読みきれずに返してしまったもの。 私の大好物のミステリーホラーの要素もあり、どの話もスリルがあって大変読み応えがありました。 一番ハラハラし、どんでん返しを感じた...

2017.08.13 出張で何度も飛行機に乗るので、暇つぶしとして久しぶりに本を購入。以前図書館で借りたものの、読みきれずに返してしまったもの。 私の大好物のミステリーホラーの要素もあり、どの話もスリルがあって大変読み応えがありました。 一番ハラハラし、どんでん返しを感じたのは「万灯」。やっぱり人殺しミステリは面白い! このような米澤節がうなる暗い淡々としたミステリーをもっと読みたいです。 今月末また飛行機に何度も乗る予定があるのでまた本を買ってみようかな。

Posted byブクログ

2017/08/13

夏にぴったりな短編集でした。 米澤さんはボトルネックが合わなくてそれしか読んだことがなかったのですが、今作はとても評判がいいようなので気になって読んでみました。 どのお話も読みやすくて、ちょっとゾッとする部分もあって面白かったです。 それぞれ違う色を持っていてすごいなと思いました...

夏にぴったりな短編集でした。 米澤さんはボトルネックが合わなくてそれしか読んだことがなかったのですが、今作はとても評判がいいようなので気になって読んでみました。 どのお話も読みやすくて、ちょっとゾッとする部分もあって面白かったです。 それぞれ違う色を持っていてすごいなと思いました。 個人的には柘榴の官能的な熱さと関守の背筋に汗が走る感じが夏にぴったりでお気に入りです。

Posted byブクログ

2017/08/12

好きな作家だし、ミステリ分野の賞を複数受賞した作品だし、先に読んだ”王とサーカス”が素晴らしかったから、嫌が応にも本作への期待は高まる。反面、個人的にあまり得意じゃない本格もので、内容が浅く感じられがちな短編集で、”大丈夫かな?”って思える要素もあり。結果、それぞれ趣を異にする短...

好きな作家だし、ミステリ分野の賞を複数受賞した作品だし、先に読んだ”王とサーカス”が素晴らしかったから、嫌が応にも本作への期待は高まる。反面、個人的にあまり得意じゃない本格もので、内容が浅く感じられがちな短編集で、”大丈夫かな?”って思える要素もあり。結果、それぞれ趣を異にする短編だけど、そのどれもが高品質なので驚き。特に気に入ったというか心に残ったのは、峠茶屋での怪奇譚。”この小さい婆さん、きっとこの世の者ではないんやわ”ってずっと思ってました。いやいや、面白かったです。

Posted byブクログ

2017/08/12

テーマに統一性はない短編集。 スッキリしない終わり方が多く、若干モヤモヤする。でもこれがミステリー短編だよなと納得。 中学生姉妹の話がよかった。 でも前評判がよすぎて期待感が高くなってしまったかも。

Posted byブクログ

2017/08/11

古い時代の哀切な空気がなんとも味わい深い 日常の中に秘された数々の隠し事がささやかに、しめやかに明かされる短篇が六つ。 昭和の本格派の味わいを継承するような米澤さんの手腕にうっとりと酔い痴れる。 まるでこの時世まで語り継がれてきたような存在感のある新しい悲劇。

Posted byブクログ

2017/08/11

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、全六篇を収録。...

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。

Posted byブクログ

2017/08/09

第27回山本周五郎賞受賞作。 『〝連作〟短編集ではなく、純粋な短編集を……』ということで、各短編に繋がりは無いのだが、根底にあるものは共通しているように思う。面白かった。

Posted byブクログ