もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら の商品レビュー
イマイチよくわからい内容だった。 無論内容自体はカップ焼きそばの作り方なのだろうがそれを書いたらという文豪たちの文体が頭にないのにどう解釈しろというのだろうか。 かろうじてわかる人たちもいるがその人を模倣しているとはっきり読み取れないのが残念。
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前書きには,「この本には『カップ焼きそばの作り方について』が書かれている。それ以上でもそれ以下でもない」とある。 それが,様々な文豪の文体で書かれているのである。この前書きすら,村上春樹の文体で書かれている。 ただただカップ焼きそばを作るだけなのに。村上春樹が書いたら。太...
前書きには,「この本には『カップ焼きそばの作り方について』が書かれている。それ以上でもそれ以下でもない」とある。 それが,様々な文豪の文体で書かれているのである。この前書きすら,村上春樹の文体で書かれている。 ただただカップ焼きそばを作るだけなのに。村上春樹が書いたら。太宰治が書いたら。川端康成が書いたら。夏目漱石が書いたら。 もう,なんとも可笑しい。可笑しみがある。こんな文体で書きそうだなあと思える。 文体模写をされた文豪たちは,百にも及ぶ。太宰治,志賀直哉,芥川龍之介など,紛うことなき文豪から,ヒカキン,西野亮廣,ラッパーの詩集など,文豪とは言い難い人,迷惑メール,インスタグラムなど,そもそも文学とは言えないのではないかというものなど,数多の文体で,カップ焼きそばの作り方が書かれている。 オイラの心に響いてしまったのは,文豪とは言い難い方のヒカキンと,西野亮廣であった。ハハハ。めっちゃ言いそうなんだもん。 読んだらカップ焼きそばが食べたくなった。そして,又吉直樹風の「火ップやきそ花」に出てくる神谷が言っていた,かやくは麺の下に入れるを励行した。これだとかやくが蓋につかない。いいことを知った。ありがたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
レーモンクノー『文体練習』から思いついたのかどうなのか カップ焼きそばを文豪たち(だけではないけど)が書いたら どうなるか、を実践した本。内容は少し読むと飽きてしまう ところもあるけれど、右ページ「星野源」左ページ「ドストエフスキー」 右「小林よしのり」左「フィッツジェラルド」などなど ページの組み合わせがなかなか面白かった
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色んな文豪が「っぽい」言い方をしていて、なんか面白い。 けど、10個ぐらいぱらぱら読むぐらいで十分で、一冊読み切れなかった。
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テレビで紹介されてたので手に取りました。 ああ、確かにあの人っぽいなぁ~ で、終わり。何も残りません。
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ビニール包装を破いて、お湯を沸かし、蓋をはがしてソースとかやくの小袋を取り出す。かやくを麺の上にのせ、お湯を注ぎ、5分待った後、湯切りして、麺にソースを絡ませ、食す。 それだけのことなのに、どうにもこうにも面白くて、一生懸命で馬鹿らしい。
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レイモン・クノーの『文体練習』を面白く読んだ人にとって、さらに輪をかけて楽しめる一冊。 誰もが知っている「カップ焼きそばの作り方」について、ここまで多種多様な文体が展開されるなんて、すばらしいの一言です。 この単純作業が大御所作家の流麗な表現に生まれ変わるというすごさ。 なぜに...
レイモン・クノーの『文体練習』を面白く読んだ人にとって、さらに輪をかけて楽しめる一冊。 誰もが知っている「カップ焼きそばの作り方」について、ここまで多種多様な文体が展開されるなんて、すばらしいの一言です。 この単純作業が大御所作家の流麗な表現に生まれ変わるというすごさ。 なぜにカップ焼きそばなんでしょう?という疑問はありますが、文体練習、文体模写が好きでたまらない人たちが集まって作った一冊という感じ。 また、文学者だけにとどまらず、幅広い文体を集めているのがこの本の魅力。 前書きにあるように「近代から現代までの国内作家、代表的な海外の作家、歌手やエッセイスト、それと特徴的な文体の雑誌」を収録しています。 目次を読むjだけでも、おもしろいものばかり。 ・カラマーゾフの湯切り ・麺の細道 ・限りなく透明に近いお湯 ・仮面の焼きそば ・伊豆の焼きそば ・羅蕎麦門 もうなんでもありですね! スーザン・ソンタグまでが登場します。特徴が無いようで、やはりしっかりと文体と口調をつかんでいるところに、センスを感じます。 ヴィジュアル系の歌の歌詞や、迷惑メールの文にもなっていて、笑えました。 著名な文筆家は特徴的な文体を持っているもの。それを応用した愉快な一冊です。 くだらなさと真剣さをベースに、発想力と実行力で作り上げた本。一読の価値ありです。
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ずっと読みたかった本。ちょっとした思いつきを呟いたらあっという間に評判になって本になるなんて時代の寵児のようなお話。 全てフェイクなのに本人が書いたように感じるのは筆者も読んでる大勢も、本人の文体を同じように受け止めているからなのかな。他人が書いているのに本人っぽく感じるのがすご...
ずっと読みたかった本。ちょっとした思いつきを呟いたらあっという間に評判になって本になるなんて時代の寵児のようなお話。 全てフェイクなのに本人が書いたように感じるのは筆者も読んでる大勢も、本人の文体を同じように受け止めているからなのかな。他人が書いているのに本人っぽく感じるのがすごく不思議で面白かった。
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「カップ焼きそばの作り方」という一つの内容だけで、こんなにいろんな書き方・視点があるなんて素直に面白い。文章の書き方も、その作家の特徴を捉えていると思った。読んでて思わず電車で笑った。
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今までに読んだ本の記憶が私にあったら、もっと著書を楽しめたんだろうな、と思う。残念だ。 続編の「青のりMAX」も借りた。 モノマネのイラストも面白い。
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