持続可能な資本主義 の商品レビュー
これも研修の課題図書。 なかなか斬新な本だった。 投資信託会社の話。 実話も実話、鎌倉投信という会社が実行していることが書かれている。 内容は、 鎌倉投信が認める会社でポートフォリオを組む 「結い2101」という投資信託商品について。 結い2101に選ばれている会社は、 従...
これも研修の課題図書。 なかなか斬新な本だった。 投資信託会社の話。 実話も実話、鎌倉投信という会社が実行していることが書かれている。 内容は、 鎌倉投信が認める会社でポートフォリオを組む 「結い2101」という投資信託商品について。 結い2101に選ばれている会社は、 従来、投資に値すると思われる指標では選ばず、 独自の基準で「いい会社」を選ぶ。 いい会社の基準は、 社風、企業文化、社員力、社員のモチベーション、 経営者の資質、社内外に築かれた信頼、理念に対する共感。 これを、データではなく、 その会社に訪れて、話を聞いて、「いい会社」を決める。 今の資本主義は、全てがお金基準。 特に、投資に対するリターンがお金であることが問題だと、本書。 このリターンの効率が、会社の価値そのものとなっているのが問題。 ROE、短期間の損益(フロー)。 これだけを基準にする社会は限界にきている。 そこで鎌倉投信は、リターンを、 資産の形成✖️社会の形成✖️心の形成 と、定義づける。 そして、このリターンは数値化できないので、主観で判断する 金融に詳しくないお父さんでも、この投信は破天荒であることは分かる。 でも、成り立っていて、今のところうまくいっている。 鎌倉投信が大事にしている考えが、 昔の近江商人がいった「三方よし」だ。 つまり、「売り手よし、買い手よし、世間よし」だ。 ここで気をつけないといけないのが、 企業が事業と関係なくおこなうCSRではないとういうこと。 正しい三方よしは、 事業そのものが社会のためになっているCSVだ。 もう一つ、勉強になったのが、 金融レバレッジならぬ信頼レバレッジだ。 金融の世界では、お金を担保に、もともとのお金以上のお金を調達する。 これを、社会に良いことをしている会社同士の信頼で、 互いに、より大きな関係性を築く。信頼も連鎖して大きくなるのだ。 お父さんをお金がたまったら、結い2101を買おうかなぁ、、、 お父さんの本の買い方) 港区図書館 読め、もしくは、読むな)読め 君が・・・歳のころに) 投資を始めるときに
Posted by
説教くさくない、すごく腹落ちして希望を持てる本だった。 良い会社がたくさん紹介されているし、その会社の理念からくる行い、社としての割り切りは人間や社会としての豊かさを感じるし、そこに信頼をもって投資する鎌倉投信が人気になるわけもわかる。 「コスト」として捉える投資でなく、付加価...
説教くさくない、すごく腹落ちして希望を持てる本だった。 良い会社がたくさん紹介されているし、その会社の理念からくる行い、社としての割り切りは人間や社会としての豊かさを感じるし、そこに信頼をもって投資する鎌倉投信が人気になるわけもわかる。 「コスト」として捉える投資でなく、付加価値の分配。いい言葉だ。 ヤマト、サイボウズ、エフピコの社長たちの言葉も胸を打つものがあった。 そして"鎌倉投信で働くいまの方が、私は幸せです。"といえる著者に大切なものを教えてもらった。
Posted by
タイトルに惹かれて読んでみた。利益利潤追求の大量生産・大量消費な世の中に疲れを感じる中で、ひとつの道筋を感じさせてくれる。いろんな局面で不均衡が生じやすい社会の中で、八方よしであるためには、強い信念が必要であろう。八方からくるさまざまな話に流されるもダメ。ただ反骨するもダメ。信念...
タイトルに惹かれて読んでみた。利益利潤追求の大量生産・大量消費な世の中に疲れを感じる中で、ひとつの道筋を感じさせてくれる。いろんな局面で不均衡が生じやすい社会の中で、八方よしであるためには、強い信念が必要であろう。八方からくるさまざまな話に流されるもダメ。ただ反骨するもダメ。信念に基づいてどう動くか。企業体となるとそうそうできない態度であろう。でも日本という国はそのリーディングができるポテンシャルを持った国なのかもしれない。
Posted by
わかりやすく平易に今の資本主義に対する限界論と今後の金融が果たすべきことを伝えてくれる。 日本ならではのスタンスで、サステナビリティの自然な未来を示唆してくれる一冊。
Posted by
近藤哲朗著「ビジネスモデル2.0図鑑」に紹介されていて。いい本だ。でも本当にいい会社はあるんだろうか。うちもいい会社になってやっていけるんだろうか。どうしても懐疑的になってしまうビジネス経験14年のわたし。
Posted by
「良い会社」の判断基準が書かれている本。 いまの自分の知りたいことにかなりフィットした本だった。タイトルに資本主義という言葉が書いてあるが、斎藤幸平さんのようなガチガチの資本論が書かれている本ではない。むしろ、ニュースで耳にするような社会問題に対して「良い会社」がどのように取り...
「良い会社」の判断基準が書かれている本。 いまの自分の知りたいことにかなりフィットした本だった。タイトルに資本主義という言葉が書いてあるが、斎藤幸平さんのようなガチガチの資本論が書かれている本ではない。むしろ、ニュースで耳にするような社会問題に対して「良い会社」がどのように取り組んでいるか、いくつか例が紹介されており読みやすかった。 投資信託の会社なのに、数字は参考程度というスタンスがかなりかっこいい。「鎌倉投信から融資を受けている会社は良い会社」という評価が他の金融機関に広まっているところもさらにかっこいい。 鎌倉投信という会社の新井さん(もう退職され別の会社を立てたらしい)の著書なので、かなりポジショントークが含まれていると思うが、私にとってはタイムリーに欲しかった情報だったのでとてもためになった。 これから資本主義は崩壊していく。これは間違いないと思う。成長し続けない資本主義経済を、企業が、社会がどう創り上げていくか。そのプラットフォームの上で私たち個人が考ええて生活していかないといけないと思う(個人個人がちゃんと考えられるようにならないと取り残されてどんどん格差が広がっていくんじゃないかな) 私は20年来、投資をしてきた。初めはもちろん利益を追求していたのだが、年齢を重ねるにつれて社会や地球環境に良いことをしたい、そのために投資したいと考えるようになった。ただ具体的にどのようすれば良いか、どこに投資すれば良いかわからないままでいた。自分で企業を調べるには時間が無いし限界がある。 たまたま手に取ったこの本に、私の答えの一部が書かれていた。鎌倉投信さんの「結い」に投資するのも良いなと素直に思った。 あと、私はまだまだ勉強が足りないなと思った。
Posted by
リターン=お金だけでは限界がある資本主義に対して、多くのリターンを求めすぎず、いい会社に投資することでより多くの人が幸福になる資本主義の提案。 鎌倉投資の投資信託「結い2010」はとても素敵な取り組みだと思う。やってみたいと思った。 資本主義を変えるのは、一人一人の身の振り方だと...
リターン=お金だけでは限界がある資本主義に対して、多くのリターンを求めすぎず、いい会社に投資することでより多くの人が幸福になる資本主義の提案。 鎌倉投資の投資信託「結い2010」はとても素敵な取り組みだと思う。やってみたいと思った。 資本主義を変えるのは、一人一人の身の振り方だと思えた。
Posted by
## 感想 色んなものの有限性を気にしないで済んだ時代に通用した手法が、今の制限だらけの世で通じるわけがないんだな、ということを改めて意識した。 夢ケーキの話は印象に残った。社会の問題を自分たちの問題として引き受けられるか。 漠然と抱いていた、終わりなき利益追求への違和感を言語化...
## 感想 色んなものの有限性を気にしないで済んだ時代に通用した手法が、今の制限だらけの世で通じるわけがないんだな、ということを改めて意識した。 夢ケーキの話は印象に残った。社会の問題を自分たちの問題として引き受けられるか。 漠然と抱いていた、終わりなき利益追求への違和感を言語化してもらえた感覚。 関係者への支払いをコストとして捉えずに、相手との共通の価値を作っていく。心穏やかに生きるために、良いヒントをもらえた。 NPOに対する誤解 ## 残ったフレーズ - 見えざる資産 - 顔の見える関係を取り戻す - リターン=金の価値観においては、キリがなく、金を増やすこと自体が目的になる - ROEのみで会社を判断するのは、偏差値のみで人を判断するのと同じ - ホスピタリティは標準化するとただのサービスになる - 八方よしの企業 - 社員 - 取引先・債権者 - 株主 - 顧客 - 地域 - 社会(地球・環境) - 国 - 経営者 - 人件費は「コスト」ではなく「利益の分配先」 - 極端な価格選好は分断を招く - お金がリターンである限り、配当がどれだけ多くても株主と企業は利益相反 - 経営者は企業の理念を形にし、共通価値が生み出せるように導く役割でしかない
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
二宮尊徳の「三方良し」を投資家目線で現代の日本企業をジャッジしてファンドビジネスするなら「八方良し」を目指す形となった、という内容。 実際に「鎌倉投信」を運営しているのでその信頼度はリアルタイムに結果に出るのでそちらでその都度確認するとして、そのジャッジの方法が「見えざる資産(社風、企業文化、社員力、社員のモチベーション、経営者の資質、社内外に気づかれた信頼、理念に対する共感など)」を「主観」によって独断で決めているというところ。 あと、フローの増加(短期売上)を四半期で追求する企業が増えるほどに社会基盤の破壊行為が横行し、究極的には戦争ビジネスに行き着くという考えに共感する。 破壊と再生のプロセスはストックで見ればプラマイゼロであっても、フローでは再生された分だけ増加する。しかもゼロからであれば伸び率の初速がハンパないわけだ。 そこで著者はこの短期志向へ向かいがちな資本主義に「長期的な最適化(社会基盤を毀損しない)」を念頭に置く「時間軸」を重視するよう主張している。 この辺りの主張は経済学者の宇沢弘文さんの「社会的共通資本」を連想した。SDGsが叫ばれる昨今、この問題意識はとても重要だ。 <八方良し> ①社員良し ②取引先・債権者良し ③株主良し ④顧客良し ⑤地域良し ⑥社会良し ⑦国良し ⑧経営者良し
Posted by
たぶん、社会に出てもう少し成長してから読んだら もっと現実的で大事になるとおもう〜。 だけと、いい言葉たちに出会った!
Posted by
- 1
- 2
