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シャーロック・ホームズ対伊藤博文 の商品レビュー

3.7

75件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

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2018/01/24

すごく良く練られたストーリーなのだと思うが、歴史的知識が乏しく、なんか聞いたことあるのが出てきた、くらいにしか思えなかった。

Posted byブクログ

2018/01/20

途中で挫折。 嫌なタイプのホームズ像(自分の気づいた事をベラベラと初対面の人に言う)が多く、ホームズ好きので、読み辛かったです。 松岡さんの作品で唯一読了出来ませんでした。

Posted byブクログ

2018/01/07

ライヘンバッハの滝の戦いから、ホームズが身を隠すために日本へ渡っていた、という話。 序盤から原典に対する現代人からの激しいツッコミのような展開でホームズを窮地においやり、そこから「シリーズ復活後の変化」まで踏まえた復活劇を描くという物凄い構成。ライヘンバッハの滝にて直接敵を葬っ...

ライヘンバッハの滝の戦いから、ホームズが身を隠すために日本へ渡っていた、という話。 序盤から原典に対する現代人からの激しいツッコミのような展開でホームズを窮地においやり、そこから「シリーズ復活後の変化」まで踏まえた復活劇を描くという物凄い構成。ライヘンバッハの滝にて直接敵を葬ったというエピソードと、ちょうどその頃法治国家として歩もうとしていた日本を象徴する事件が絡み合うという奇跡。 ミステリーとしても魅力的で、ある意味日本にとって「異国人であるホームズ」だからこそ解決できたというトリックも面白い。

Posted byブクログ

2017/12/21

「最後の事件」で宿敵・モリアーティとの闘いで、一緒にライヘンバッハの滝へ落ちたと思われたホームズが、その後、再登場するまで日本にもいて伊藤博文と親交があったという話。歴史に軽く沿っているようだがその辺を知らないわたしにはさっぱりわからなかった。あと、ホームズをよく子供のころに読ん...

「最後の事件」で宿敵・モリアーティとの闘いで、一緒にライヘンバッハの滝へ落ちたと思われたホームズが、その後、再登場するまで日本にもいて伊藤博文と親交があったという話。歴史に軽く沿っているようだがその辺を知らないわたしにはさっぱりわからなかった。あと、ホームズをよく子供のころに読んだわたしにとってはちょっとホームズが子どもっぽく違和感があったが、さすが松岡さんで最後まではらはらどきどきおもしろかった。

Posted byブクログ

2018/01/07

ホームズが死んだとされていたあいだに日本にきていたとするはなし。 伊藤博文との関わりや日本を救ったような、、 C0193

Posted byブクログ

2017/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホームズがもしも実在したら。そしてもし伊藤博文と会っていたら。 ifから始まる史実を絡めたフィクションはとても好きです。タイトルに惹かれて余分な知識を入れずに読んでみました。 ネット上のレビュー評価は高いようですが、個人的にはそこまで好きにはなれませんでした。 ホームズにも伊藤にも感情移入ができず、キャラクターに惹かれません。 もしこの作者がイギリス人であったら、またはライトノベルとして出版されていたら、素直に面白かったと思えた気がします。 松蔭先生の存在の書き込みがあっさりしており個人的にはがっかりで、先生の言葉など知っている人なら「あああれね」と思えることがさらっと書かれています。 これはホームズやその他歴史についても同じで、知っている人はにやりとできる箇所がいくつかあると思います。 ただ、歴史やホームズのマニアでなくともちょっと知っていればわかる程度で、 自分としては物足りなさを感じました。 自分の好きなホームズとはキャラが違うように感じ、生意気や無礼さが非常に目立ったのと、 推理というより超能力のような、推理に至るまでの理由が納得の行かないところもありました。 特に冒頭の第二次長州征伐の頃の長州藩の考え方についての記述が疑問です。 まるで長州藩は徹頭徹尾、本気で攘夷をするつもりだったかのようです。 日本女性が洋装でも背筋を伸ばしているのは、帯を潰さない為ではなく 帯に支えられているから背筋が伸びるからです。 洋服に慣れた現代日本人は姿勢が悪いですが、 当時であればみな姿勢は良かったでしょう。 ホームズが着物を着たことがないからこその推理ミスなのかもしれませんが。 伊藤を大事な人物と認識しているのに、必ず帰還すると断言してくれ、と約束をして共に危険な場所へ赴くのは、 本来感動するところなのだと思うのですが 自分には蛮勇に思えました。

Posted byブクログ

2020/06/20

虚実混ぜ合わせた設定は緻密で面白い。史実の大津事件を巡る“真相”には驚かされるが、必要以上の日本人&明治維新礼賛はちょっと引っ掛かった。

Posted byブクログ

2017/12/02

私は歴女でヴィクトリア朝イングランドが専門で、幕末・明治史が趣味だがシャーロキアンではない。 そんな私でも普通に歴史ミステリーとして充分楽しめた。 ホームズが大津事件の解決に一役買っていた、という解釈は面白い。 しかし、ホームズシリーズを熟読していれば、「おお!」となる表現もち...

私は歴女でヴィクトリア朝イングランドが専門で、幕末・明治史が趣味だがシャーロキアンではない。 そんな私でも普通に歴史ミステリーとして充分楽しめた。 ホームズが大津事件の解決に一役買っていた、という解釈は面白い。 しかし、ホームズシリーズを熟読していれば、「おお!」となる表現もちらほら。 ホームズ好きの人はぜひ読んだ方がいいと思う。

Posted byブクログ

2017/11/26

「最後の事件」で宿敵・モリアーティとの闘いで、一緒にライヘンバッハの滝へ落ちたと思われ、その後、「空き家の冒険」で再登場するまで、チベットなどを放浪していたとされているが、その時に日本にもいたと言う設定で書かれた作品。 この作品の前に歴史物を手掛けた作者が、「万能鑑定士Qシリーズ...

「最後の事件」で宿敵・モリアーティとの闘いで、一緒にライヘンバッハの滝へ落ちたと思われ、その後、「空き家の冒険」で再登場するまで、チベットなどを放浪していたとされているが、その時に日本にもいたと言う設定で書かれた作品。 この作品の前に歴史物を手掛けた作者が、「万能鑑定士Qシリーズ」で描いて来たロジカルシンキングを用いて、歴史事件を解明していく訳だが、よく言えば、今までの作品のいいところどり。悪く言えば、二番煎じのようで、何とも微妙な作品。このような中途半端な感じならば、「水鏡推理」や「特等添乗員α」シリーズの続編を書いて欲しい。内容は軽いのに、中途半端な史実が邪魔。

Posted byブクログ

2017/11/23

ライヘンバッハの滝に消えてから復活するまでのあいだ、チベットや東洋を旅していたとされるホームズだが、実はその間に日本へ来て伊藤博文とともに歴史的事件を解決していた…という話。 この手の歴史上の有名人を組み合わせたフィクションは出オチで終わることもあるのであまり期待していなかったの...

ライヘンバッハの滝に消えてから復活するまでのあいだ、チベットや東洋を旅していたとされるホームズだが、実はその間に日本へ来て伊藤博文とともに歴史的事件を解決していた…という話。 この手の歴史上の有名人を組み合わせたフィクションは出オチで終わることもあるのであまり期待していなかったのだが、これは実に面白かった。 兄にコンプレックスを持ち、モリアーティに対する正当防衛が認められなければ犯罪者になるかもと悩むホームズと、女癖の悪い伊藤博文。どちらも超人的なヒーローではないが魅力的な人物造型だし、当時の日本と西洋からお互いを見た目線、歴史上の事件の新解釈などストーリーも奇抜で後半は一気読みだった。ホームズ聖典のネタも散りばめられていて楽しい。 この著者の作品はラノベ的なのを1冊読んだだけだったが、他もいろいろ読んでみたい。

Posted byブクログ