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隷属なき道 の商品レビュー

3.9

57件のお客様レビュー

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2018/08/27

ベーシックインカムが生む、新しいうねりを教えてくれる一冊。 力強い言葉。 未来を作ろうとする真摯な姿勢に喚起される。 今、が抱える様々な問題に対する回答は、実現されればいいと思わせる 説得力がある。

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2018/08/22

内容もさることながら、文章表現が美しい。翻訳というフィルターを通しても尚それは色褪せない。世界をより良くしたいというルトガーブレグマン青年の強い意志が文面から滲み出ている。

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2018/07/28

例えば生活保護を受けるための、馬鹿みたいに煩雑な基準・手順・書類を全部なくして、全員にお金を支給すればいいじゃん、って本。 馬鹿みたいに煩雑な基準を作る人や、書類をチェックする人の無駄で不毛で膨大な労働時間が減って、かえってコストがかからなくなりますよ、とのこと。 すごく賛成。

Posted byブクログ

2018/06/19

本質を見抜く炯眼と思考の柔軟さが光ります。「GDP の大いなる詐術」は目から鱗でした。生産性の向上が労働時間の短縮を生まず、天文学的な所得格差となっています。この状況でAIを導入すれば更に悪化するという将来が許容できないというのが執筆動機でしょう。ベーシックインカムは魅力的な提案...

本質を見抜く炯眼と思考の柔軟さが光ります。「GDP の大いなる詐術」は目から鱗でした。生産性の向上が労働時間の短縮を生まず、天文学的な所得格差となっています。この状況でAIを導入すれば更に悪化するという将来が許容できないというのが執筆動機でしょう。ベーシックインカムは魅力的な提案ですが、導入に際してのシミュレーションが欲しい。国境の解放は現実性がありません。知的刺激に富む提言で、今後の活躍が楽しみなオピニオンリーダーです。なお、邦題は適切ではありません。

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2018/06/12

働かなくてよいのなら働きたくない身として、さらに世界は不平等だなと思う事多々なので気になってた本。一部の金持ちだけが牛耳る世界は嫌だし明らかに今後仕事は減ってくだろうしまぁ不安だらけの世の中だけど、まだやれることはありそうねと少し元気づけてくれる内容でした。さて、どこから手をつけ...

働かなくてよいのなら働きたくない身として、さらに世界は不平等だなと思う事多々なので気になってた本。一部の金持ちだけが牛耳る世界は嫌だし明らかに今後仕事は減ってくだろうしまぁ不安だらけの世の中だけど、まだやれることはありそうねと少し元気づけてくれる内容でした。さて、どこから手をつけたらよいか考えないとね。

Posted byブクログ

2018/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ベーシックインカムについて知りたくて読んだ。ニクソン大統領が実施を目論んでいたとは知らなかった。 私はベーシックインカムに興味があるほうだと思っている。でも、日本で導入したらどうなるのかな?よい結果になるのかな?というのは引き続き疑問で、この本で答えが出たわけではなかった。国全体が現状発展途上で貧困、という国では、効果がありそうだとは思う。 この本を読んで、なにかがクリアになったわけではなけれど、とらわれずに常に柔軟でありたいと思わされた。

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2018/05/13

これまで当たり前のように考えていたことが、そうではないかもしれない。この感覚は大事。ニュースさえもフェイクニュースが取りざたされる時代。自分の足で確かめることが大事。

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2018/04/18

目からうろこ、としか言いようがない。これまでの常識を覆す新しいアイディアに、そわそわしてしまう。少しの不安と、少しのわくわく。本当にそれは現実になるのだろうか?経済学の本を読むと、社会心理学の話が必ずついてくるね。

Posted byブクログ

2018/02/25

オランダのジャーナリストがベーシックインカムの導入を提唱しつつ、過去に存在した福祉プログラムがなぜ批判され頓挫したのか、若者が「価値あるものを作らずに金を儲ける」バンカーをめざすとはどういうことなのか、等々を語る本。 非常に読みやすく、原著が日本だったらちょっと分厚い新書で出てた...

オランダのジャーナリストがベーシックインカムの導入を提唱しつつ、過去に存在した福祉プログラムがなぜ批判され頓挫したのか、若者が「価値あるものを作らずに金を儲ける」バンカーをめざすとはどういうことなのか、等々を語る本。 非常に読みやすく、原著が日本だったらちょっと分厚い新書で出てたのでは。タイトルは高尚な感じですが、最初のオランダ語版では『ただでお金を配りましょう』だったとか。ちなみに日本語版サブタイトルの「AIとの競争に勝つ」というのは無理やりバズワードを呑み込んだなという印象で、本著第8章は「AIとの競争には勝てない」というものです(笑 過去の事例を収集し、データを集め、整理されたロジックで、左側のスタンスの人には「最もお金をかけずに効果を上げる福祉で、被支援者の自立心を妨げない」、右側のスタンスの人には「ベーシックインカムが結果的に政府の歳出削減に繋がる」となり、読んでいると「早く導入すれば良いのに」としか思えなくなる本です。 個人的には、工場などの効率化で作った時間の余裕を、医療や教育といった労働集約的な部門に活用でき、高齢者や弱者のケア、個々人に合った教育に注力できるようになるというのは夢がある話だと感じました。 とは言え、じゃあなぜ世界中にベーシックインカムがすぐ普及しないのか、とも思ってしまう訳で。 著者もその現実は理解しているものの、本著の最後に書かれたアドバイスは「同じ考えの人はたくさんいるよ!」「他人の常識に流されずに図太くなれ!」の2つで、ちょっと切ない気持ちになります。。 まぁ、あとは世論の広がりや、政策(ひょっとすると政局?)や制度への落とし込みではないかと思うので、本著の範疇ではないのかもしれませんが。 スーパー性善説な政策、面白いと思いますが、さてどうなるか。個人的にはやってみれば良いとも思うのですが。

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2017/12/31

概要: 現金給付は福祉として最も有効; 貧困は認知負荷を高め人の判断力を奪う (IQ13ポイント相当); 19世紀イギリスのBI制度は批判されたが実は成功だった ([1]ではトーンが異なる); 値段がつかない福利はGDPに数えられない(災害はGDPを増やす); ケインズは週15時...

概要: 現金給付は福祉として最も有効; 貧困は認知負荷を高め人の判断力を奪う (IQ13ポイント相当); 19世紀イギリスのBI制度は批判されたが実は成功だった ([1]ではトーンが異なる); 値段がつかない福利はGDPに数えられない(災害はGDPを増やす); ケインズは週15時間労働を予測したが現実は逆、労働時間を減らそう(しかし具体論はない); 富の創造でなく移動に人材が空費されている->高額所得者の所得税を増やせ; AIによる労働市場の二極化と格差の拡大->再配分せよ; 国境を開け 感想: 言ってることにはほぼ全て賛成だが、実現するための具体的な方策は何もなくて残念 [1] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%91%E8%B2%A7%E6%B3%95#%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E5%88%B6%E5%BA%A6

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