宮辻薬東宮 の商品レビュー
宮部みゆきさんを筆頭に、名だたる作家さんがバトン形式で物語を綴っていく。宮部さん、辻村さんの作品が好きな私は、期待に胸膨らませて読みました。 うーむ、期待が大きすぎたのかしら?お話は上手に繋がっているのだろうけど、繋がりを意識しすぎたぶん、面白味にかけると感じました。それぞれの作...
宮部みゆきさんを筆頭に、名だたる作家さんがバトン形式で物語を綴っていく。宮部さん、辻村さんの作品が好きな私は、期待に胸膨らませて読みました。 うーむ、期待が大きすぎたのかしら?お話は上手に繋がっているのだろうけど、繋がりを意識しすぎたぶん、面白味にかけると感じました。それぞれの作家さんの個性が薄まったよう。
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宮部みゆき・辻村深月・薬丸岳・東山彰良・宮内悠介による、ホラー小説アンソロジー。リレー小説でもあるそうなんですが…あんまりリレー感はなかったですね。ていうか、宮部作品の後味の悪さったら(笑)それぞれにホラー感はありましたが、最後のプログラマーのお話はどこがホラーなのかまるで理解で...
宮部みゆき・辻村深月・薬丸岳・東山彰良・宮内悠介による、ホラー小説アンソロジー。リレー小説でもあるそうなんですが…あんまりリレー感はなかったですね。ていうか、宮部作品の後味の悪さったら(笑)それぞれにホラー感はありましたが、最後のプログラマーのお話はどこがホラーなのかまるで理解できず…☆3.5
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5人の作家によるバトン渡し的な短編集。 宮部みゆき氏、東山彰良氏以外は初読み作家なので、期待しつつ読了。 それぞれ個性ある作家の物語が読めるので、 お得な感じでもあるけれど好き嫌いも出てくる。 若干ミステリー感もある初読み薬丸岳氏の「わたし・わたし」が 死んでもなお恨み晴らすとい...
5人の作家によるバトン渡し的な短編集。 宮部みゆき氏、東山彰良氏以外は初読み作家なので、期待しつつ読了。 それぞれ個性ある作家の物語が読めるので、 お得な感じでもあるけれど好き嫌いも出てくる。 若干ミステリー感もある初読み薬丸岳氏の「わたし・わたし」が 死んでもなお恨み晴らすという正統派ホラーが愉しめました。 宮部みゆき氏の最後にうすら寒い余韻を残すところも 流石の終わり方で好きです。
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宮部みゆき、辻村深月、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介。 5人によるアンソロジー。 ライトホラーって感じでした。 ホラーは苦手ですが、okの範囲でした。 力量のある作家の方々のアンソロジーなので、それぞれに読みごたえがありました…ミステリーで読みたかったです。
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有名作家5人によるリレー形式の短編集。リレーなんだけど話は別々で、ただモチーフは同じ的な。そしてホラー。この季節にはいいかもしれない。あと、5作目の最後のシーンが1作目の最初のシーンにつながったときは、違う物語も同じこの日本で同じように同時進行してるんだなと当たり前のことを感じて...
有名作家5人によるリレー形式の短編集。リレーなんだけど話は別々で、ただモチーフは同じ的な。そしてホラー。この季節にはいいかもしれない。あと、5作目の最後のシーンが1作目の最初のシーンにつながったときは、違う物語も同じこの日本で同じように同時進行してるんだなと当たり前のことを感じてしみじみと。世の中は数えきれないドラマが今この時も同時に進行してるってことだよね!
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ホラーのアンソロジー ホラーって不思議な展開すぎてあまり好きではないんだよね。怖いからというより、微かでもありえるかなぁ?って、思えれば良いんだけど、それがないんだもの。 ということなので、最後までは読みきれなかったよ。不思議なお話ってことて軽く読める雑誌感覚かな。
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宮部みゆき、辻村深月、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介。今をときめく豪華作家陣によるリレーアンソロジー…だったのか。いや、作家陣はわかっていたけどリレーものだったとは。 読み終えてから表紙を見ると、タイトルの文字にそれぞれの作品の内容を示すモチーフが仕掛けられていることに気が付く。 ...
宮部みゆき、辻村深月、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介。今をときめく豪華作家陣によるリレーアンソロジー…だったのか。いや、作家陣はわかっていたけどリレーものだったとは。 読み終えてから表紙を見ると、タイトルの文字にそれぞれの作品の内容を示すモチーフが仕掛けられていることに気が付く。 宮部みゆき「人・で・なし」 会社を辞めていった新人…「あいつは人でなしだったな」、居酒屋で先輩と話しながら、主人公はかつて住んでいた「あの家」でのことを話し出す…。 辻村深月「ママ・はは」 母親と写った成人式の日の写真。「この着物、実は着てないんだよね」その言葉の意味は…。 薬丸岳「わたし・わたし」 振り込め詐欺をしていた、と話す彼にもらった指輪。警察に質問されながら、「わたし」が話し出した過去は…。 東山彰良「スマホが・ほ・し・い」 スマホが欲しい。物乞いの老婆から奪ったスマホに表示されるマップとバルーンが示すものは…。 宮内悠介「夢・を・殺す」 ソフトウェア開発会社を起業したが、仕事は思うようにならず、バグ取りに追われる日々。かつてゲームを作った楽しい日々も、今は…。 「夢・を・殺す」が一番好きかな。リレーのバトンが最初に戻っていくところににやりとした。 果たして、記念写真は撮ったのだろうか?
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思っていたのとはちょっと違ってた。 辻村深月の作品が、宮部みゆきを踏襲しつつ、オリジナルでぞっとする感じで、この本のコンセプトとして最良だった。 東山彰良で、コンセプトががらっと変わってしまったな。 宮内悠介に至っては、もうホラーですらないと思うなあ。 とはいえ、それぞれに個性が...
思っていたのとはちょっと違ってた。 辻村深月の作品が、宮部みゆきを踏襲しつつ、オリジナルでぞっとする感じで、この本のコンセプトとして最良だった。 東山彰良で、コンセプトががらっと変わってしまったな。 宮内悠介に至っては、もうホラーですらないと思うなあ。 とはいえ、それぞれに個性があり、ぐるっと回る世界観ということで、それなりに面白いアンソロジーだった。
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宮部みゆきの短編を皮切りに、次の作者がそれを読んで次を書く。続き物ではなく、テーマを踏襲していくアンソロジー。 ホラーではあるが、ゾンビや怪物が出てくるわけではなく、日常の人間が怖い。怖くて面白かった。 読み終わって表紙を見返したら、タイトルの文字に内容を表すデザインが施されて...
宮部みゆきの短編を皮切りに、次の作者がそれを読んで次を書く。続き物ではなく、テーマを踏襲していくアンソロジー。 ホラーではあるが、ゾンビや怪物が出てくるわけではなく、日常の人間が怖い。怖くて面白かった。 読み終わって表紙を見返したら、タイトルの文字に内容を表すデザインが施されているのに気がついた。 以下は読書メモ: 人・で・なし 宮部みゆき 最後がとてつもなく怖い。真相はけっきょく何も語られない。霊ももののけも悪人も出てこないのだが、ゾクリと怖い。 ママ・はは 辻村深月 こうあって欲しかった、という願望に合わせて写真が変わっていき、現実も変わっていった。母はいつのまにかママになっていた。これも怖い。 わたし・わたし 薬丸岳 ちょっと話がよくわからないのだが。リングを介して記憶が移ったということ? 私はすでに殺されていた。 スマホが・ほ・し・い 東山彰良 老婆から奪った壊れたスマホが突然鳴り、地図に場所と時間を示す。スマホを異常に欲しがると、スマホに魅入られるのか… 夢・を・殺す 宮内悠介 ソフトの中の幽霊バグ。人の中の人でないもの。信頼と怖れの三角関係。 最後に一遍目の宮部作品の最初の場面につながったのにはほーと唸ってしまった。
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宮部さんが素晴らしすぎる。まさかの展開が続いて濃い短編だった。もし写真を撮っていなければ素敵な我が家になったのだろうか…。気になっていた表紙のデザインは読後に意味がわかってすっきり。
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