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宮辻薬東宮 の商品レビュー

3.4

84件のお客様レビュー

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    8

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2022/06/02

図書館で借りて読んだ。 アンソロジーが好きなので。ただ、他の作者へのメッセージというか、このアンソロジーへの思いというか、そういう簡単な一言がそれぞれの物語の終わりに書いてあるのだが、本当にやめて欲しい。本心なのかもしれないけれど、痒くなるようなゴマすりおべっかの連続。これ必要...

図書館で借りて読んだ。 アンソロジーが好きなので。ただ、他の作者へのメッセージというか、このアンソロジーへの思いというか、そういう簡単な一言がそれぞれの物語の終わりに書いてあるのだが、本当にやめて欲しい。本心なのかもしれないけれど、痒くなるようなゴマすりおべっかの連続。これ必要?興ざめしてしまい、どの物語も心に残っていないので、感想が書けない。魅力的な作家ばかりなのに、残念。

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2022/02/04

ホラー系短篇のアンソロジー。最後のはわたしにはちょっとわかりにくかったけど、楽しめた1冊。あっという間に読了。

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2021/10/04
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※このレビューにはネタバレを含みます

ポップな装丁を裏切るホラーのアンソロジーです。書名は所収された著者の頭の漢字を並べたもので、巻頭は宮部氏で、書き下ろし。もう、読むしかないでしょ。 宮部みゆき「人・で・なし」 私史上最恐ホラー「残穢」を彷彿とさせる、家にまつわる話です。でも、それで終わらない。本当の恐怖は別にある。スーッと引いていくように物語は終わり、代わりに恐怖がジワジワやってくる。これよコレ!!ってかんじです。 辻村深月「ママ・はは」 「人・で・なし」のモチーフをこういう形で受け継ぐのかって、いう一編。 毒親にまつわる話。読後感も似ています。 この辺りから、このアンソロ、ただものではないかも、と思えてきました。 薬丸岳「わたし・わたし」 「ママ・はは」がこう引き継がれるのね、っていう一編。 憑依モノとでもいえばいいのでしょうか。文章が巧みで全く気づけませんでした。 惜しいのは、本来のヒロインに全く魅力がないことかな。 東山彰良「スマホ・が・ほしい」  なぜか台湾が舞台です。 宮内悠介「夢・を・殺す」  最後にきっちり先頭の宮部氏にバトンが渡りました。見事でした。 家→毒親→詐欺師の指輪→地図アプリ→バグ モチーフのリレーって斬新だと思う。それぞれのあとがきも面白かったです。 記念写真を掲載してくれていたら、200点でした。

Posted byブクログ

2021/08/22

ホラー作品のリレー形式アンソロジー。わずかな部分で他の作品との関連性がありながら、それぞれが別のひやっとする後惹く味わいを残していく、質の高い連作でした。辻村先生の作品は、宮部先生の作品をうけて、それに母と娘の関係性を織り交ぜた、辻村先生の得意分野ともいえる心理ミステリー。

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2020/12/16

宮部みゆきから辻村深月、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介と、次々にモチーフがバトンタッチされていく。 最後の宮内の作品が最初の宮部みゆきのモチーフへとつながっていくのは、さすがだと思った。

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2020/11/21

アンソロジーって、普通の読書とは違った面白さがあるんですね。 まるで…コンベンションセンターで開かれている技術系企業の見本市を、ぶらぶらと比較しながら歩き回る楽しさ。 参加企業(作家)はいずれも日本が誇る技術(才能)に溢れ、同じ精密ネジ(主題)ひとつとってもその企業(作家)の...

アンソロジーって、普通の読書とは違った面白さがあるんですね。 まるで…コンベンションセンターで開かれている技術系企業の見本市を、ぶらぶらと比較しながら歩き回る楽しさ。 参加企業(作家)はいずれも日本が誇る技術(才能)に溢れ、同じ精密ネジ(主題)ひとつとってもその企業(作家)の個性と熱意がうかがえ、優劣をつけるより差を楽しむことができる。 しかも今回のお題は、前の人の短編を読んで想像すること…楽しめました。 …集合写真はどうしたんだろう?

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2020/10/02

居酒屋で後輩への評価が先輩と一致したとき、僕は「あの話」を語りたくなった-。超人気作家5人が2年の歳月をかけて「つないだ」リレーミステリーアンソロジー。 宮部みゆき、辻村深月、薬丸岳らが「つないだ」ミステリーのアンソロジー。手練れの作家たちだけあってさすがという作品が多く、特に...

居酒屋で後輩への評価が先輩と一致したとき、僕は「あの話」を語りたくなった-。超人気作家5人が2年の歳月をかけて「つないだ」リレーミステリーアンソロジー。 宮部みゆき、辻村深月、薬丸岳らが「つないだ」ミステリーのアンソロジー。手練れの作家たちだけあってさすがという作品が多く、特に薬丸岳の珍しいホラータッチの短編は印象的だった。 (Ⅽ)

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2020/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

そっか。ループしてたんだなぁ...。 ホラーでした。 紛うことなきホラーでした。 夏目さんでホラー。台湾でホラー。 そして『だるま』に戻る。 辻村深月さんのぞわぞわ具合も秀逸でしたが やっぱり宮部みゆきさんのは格が違いました。 薬丸岳さん、東山彰良さん、宮内悠介さんのも怖かったんだけど ぞわぞわではなかったな。 なんというか最初の2編とは肌触りが違う。 この差はいったい何なのでしょうね。 書き手の性別くらいしか思い当たりませんけどね。

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2020/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大好きな作家さん勢揃い!でも、1つのまな板で評価されるのは怖い(ホラー)ですよね。宮部さんは"ようやく手に入れたマイホームが呪われるホラーで結論は?"、辻村さんは"気が違った母親にまつわるホラー、最後に一発ぶん殴られる展開"、薬丸さんは”家出少女が父親に引き渡されるまでのホラーで、えっ?少女は誰?というホラー”、東山さんは"盗んだスマホが死をお知らせするホラー"、宮内さんは"ソフト開発でのバグを直すことで、自分を見失うホラー"。わお、全部ホラーでした。宮4.5 辻4.75 薬4.75 東4.75 宮4.5

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2020/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宮部さんと辻村さんの名前があったので、手に取ったらまさかのホラー。久々にホラーを読みました。辻村さんのは読んだことがありましたが、他は初めて、ちなみに宮部さんと辻村さん以外は初読みの作家さんです。最近ミステリーもホラーも読まないからな。衝撃的なのが、最初の宮部さんの作品。家が悪さをする、までは理解できるものの、最後の結末に度肝を抜かれた。文体はとても読みやすく、さすが宮部さん。おもしろかった。☆3

Posted byブクログ