にじいろガーデン の商品レビュー
大好きな小川糸先生の作品。現代に生きるみんなに届いてほしいと思える作品。 レスビアン夫婦のつらさや幸せを、いろんな視点から見ることができる素晴らしさ。 愛の形っていろんな形があっていいよね。花は自分で色を決められないって言葉、好きです。 好きになった人が好きでいいじゃん。自然にな...
大好きな小川糸先生の作品。現代に生きるみんなに届いてほしいと思える作品。 レスビアン夫婦のつらさや幸せを、いろんな視点から見ることができる素晴らしさ。 愛の形っていろんな形があっていいよね。花は自分で色を決められないって言葉、好きです。 好きになった人が好きでいいじゃん。自然になるようになるよね。
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卵巣がん再発手術の入院中に読了。たまたまだが、自分の病気、ハワイの挙式(弟の)と、共通点があり、読み進める。千代子の死は美しくて、死ぬのは怖くなくなる。反対に、生きることのなんと辛いことよ。千代子が話す花の色の話。色は自分で決められない。決められた色で精一杯咲くしかない。周りと比...
卵巣がん再発手術の入院中に読了。たまたまだが、自分の病気、ハワイの挙式(弟の)と、共通点があり、読み進める。千代子の死は美しくて、死ぬのは怖くなくなる。反対に、生きることのなんと辛いことよ。千代子が話す花の色の話。色は自分で決められない。決められた色で精一杯咲くしかない。周りと比べても羨んでも意味が無い。泉が最後に話す、みんなが生まれ持つ粘土の器、私はどんな形にできるだろう? そして、最後はやっぱり食べ物(カレー)で泉と宝は前を進むんだなー
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今まで読んだ小川糸さんの作品が好きだったので裏表紙の説明書きをみて読むことにしました。 料理の描写や優しい雰囲気は作者らしさが出ていましたが、テーマがこれまで読んだものとは異なるので少し意表を突かれました。 泉と千代子も辛い思いをしたと思いますが、辛い思いを2人で共有し、理解して...
今まで読んだ小川糸さんの作品が好きだったので裏表紙の説明書きをみて読むことにしました。 料理の描写や優しい雰囲気は作者らしさが出ていましたが、テーマがこれまで読んだものとは異なるので少し意表を突かれました。 泉と千代子も辛い思いをしたと思いますが、辛い思いを2人で共有し、理解してくれる家族がいたことは救われる部分かと思います。 それに対し、優しすぎる草介の千代子への思いは誰にも告げることができず、辛かったと思います。
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今の時代にピッタリな本かも。 この物語のように優しい人たちが周りに溢れていたらいいな。 家族って血が繋がってなくても家族で淹れるんだなぁとしみじみ感じた。 最後は泣いてしまいました。 みんなに幸あれ。
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作者の名前で購入。タイトルの「にじいろ」とはレズビアンを示すそうで、最初の方は話しに付いて行けなかった。 夫婦関係に悩む主婦の泉とレズビアンであることに悩む女子高生の千代子が出会って、駈け落ちと称して一緒に住み始める。泉には6歳の男の子がいて、3人暮らしだったのが、千代子の妊娠が...
作者の名前で購入。タイトルの「にじいろ」とはレズビアンを示すそうで、最初の方は話しに付いて行けなかった。 夫婦関係に悩む主婦の泉とレズビアンであることに悩む女子高生の千代子が出会って、駈け落ちと称して一緒に住み始める。泉には6歳の男の子がいて、3人暮らしだったのが、千代子の妊娠が発覚する。揉めに揉めての赤ちゃんの宝を含めた4人暮らしとなる。 レズビアンであることで色々な障害を乗り越えて行く4人。周囲の理解が徐々にできた頃に不幸が押し寄せる。不幸と幸福が交互に入れ替わる目まぐるしい展開。先に亡くなる千代子。幸せを噛み締めながら生活を続ける3人。 その上に更なる不幸が。怒涛の終盤。涙腺が崩壊してしまう。 3人に幸せは戻ってくるのか、続きが気になってフラストレーションが溜まってしまう終わり方。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本を読んで、恥ずかしながら「虹」の意味することを初めて知った。個人的には、「LGBTのみならず、誰でも受け入れる」という広い意味で捉えている。各章の語り部からすると、主人公は4人ということになるのだろうか。当初は世間から奇異の目もあっただろうが、とても長い時間をかけて社会に溶け込み、周囲の理解を得ていく過程が描かれている。これは数か月、数年間ではなく、本当に長い年月である。愛する家族との絆があってこそ、4人が「自分の大切なことに素直である」という芯を強く持って「家族」を続けたのだろう。 強さの証として、度々登場する「うちのニーニーは、世界優しさ選手権で上位に入る」という言葉が印象的であった。ニーニーの「その後」は描かれずに小説は終わってしまうのだが、どうか、ニーニーが幸せな人生を送って欲しいと願っている。
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レズビアンカップルのお話。今まで読んだことなかったというか、カップルといえば男女だったので、時代が追いついてきたと感じた。 最初はびっくりしたが、好きな人との話なので普通に読めた。 家族を大切に。今一緒にいられること、日常を大切に過ごしたいと感じた。
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性的マイノリティや、社会的弱者の人の悩みや葛藤に寄り添える作品でした。 普通の幸せが送りたくても送れない人が、今の日本ではいる事の悲しさ。 もう少し柔軟な社会になるといいなと願います。 読了後も、4人家族が心の中で生き続けていて、激しくも温かい物語でした。
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レズビアンカップルというより、好きになったのがたまたま同性だっただけの、幸せな家族のお話。 そこにある幸せを一つずつ積み重ねて、家族を形づくり、素敵な生活を送ることの大切さに気付かされる。 最後だけはもうちょっと優しくしてーっていうのが本心だけど、それでも少し先の希望をもって生き...
レズビアンカップルというより、好きになったのがたまたま同性だっただけの、幸せな家族のお話。 そこにある幸せを一つずつ積み重ねて、家族を形づくり、素敵な生活を送ることの大切さに気付かされる。 最後だけはもうちょっと優しくしてーっていうのが本心だけど、それでも少し先の希望をもって生きていくこの物語にはきっと必要な展開だったのかな〜
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ふとしたことからレズビアンのカップルとなり、2人の子育てに邁進する母2人。2人の出会いから母2人、子2人の家族になり、子どもたちもそれぞれ大きくなるまでを四者の視点で時系列的に描いた作品。家族内外で様々な困難もあるが、前向きな姿勢で立ち向かっていく姿が印象的。文体が日記調のため...
ふとしたことからレズビアンのカップルとなり、2人の子育てに邁進する母2人。2人の出会いから母2人、子2人の家族になり、子どもたちもそれぞれ大きくなるまでを四者の視点で時系列的に描いた作品。家族内外で様々な困難もあるが、前向きな姿勢で立ち向かっていく姿が印象的。文体が日記調のため、臨場感よりも少し遠巻きに家族を眺めている印象を受けた。 今から約10年前に書かれた作品だが、LGBTQ+への世の中の理解度はどのくらい変わったのかと考えてしまう。
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